KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

180円弱の配当落ちを埋められるか

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日経平均は本日反落。前日のNYは長期金利の低下が一服したことで金融株がしっかり。また原油ベネズエラ原油の供給に対する懸念から買われ、エネルギー関連株が強含んだこともあり、3指数そろって堅調でした。一方、特許侵害により一部iPhone輸入禁止が伝わったAppleが売られ、サウスウエスト航空緊急着陸を受けてボーイングも時間外で売られる展開に。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。配当落ち分180円程度の下落があり、朝方は再投資の買いも入ってきたものの、一巡すると再度売りに押される展開に。中国株がしっかりしたスタートになったものの、本日の安値水準での攻防になっています。売買高は11時15分時点で5億株弱と低調。


投資判断は「やや売り」。今回のFOMCの結果は、つい昨年末までの強気姿勢とは非常に対照的な状況です。やはり昨年11月以降、世の中の状況が激変し、それをFRBも見過ごすわけにはいかなかったのだということを改めて認識させられます。ただアメリカ株の方はFOMCを受けて総じて買われる展開になっています。

また、FOMCばかりではなく「トランプ大統領が(現在かけている10%の)関税解除の議論はしていない」と発言したことも相場の重石になりました。ただ既に6月に日本で行われるG20辺りまで米中首脳会談は行われないとされており、であればまだ時間的余裕があると市場は楽観視していることで、大きな売り材料にはなっていません。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO4274167021032019000000/

しかし先般から繰り返しているように、私は米中通商協議が無事双方で折り合いをつけて妥結できるとは考えていません。アメリカは中国に「知的財産権の侵害」「自国産業への不平等な補助金」「技術移転の強要」の修正を求めていますが、どんなプレッシャーを受けようが中国がそれを飲むはずがありません。飲んでしまうと中国は永劫的にアメリカにマウントポジションを取られたままになるので。

ですから、イギリスのBrexit同様、時間をかければ解決するという問題ではないでしょう。そういう意味では、共に結論を先送りしていく「やるやる詐欺」的な感じで進んでいくのが市場的には一番良いのかも知れません。

そのBrexitに関しては「合意無き離脱」となっても誰も得が無いので、なんだかんだで延期延期で進んでいくと見られています。こちらは延期を続けている間に、ひょっとしたら再度国民投票を実施して離脱撤回があるかも・・・という期待感もあり、まだ米中貿易戦争よりも延ばし甲斐があるのかも知れません。

アメリカの個別株に言及すると、最近はTeslaがグイグイ売られ年初来安値更新波動となっています。この辺りは先般中国のTeslaと言われるBYDが3ヶ月操業停止と伝わった時にもTeslaも厳しいと言及しましたが、耐久財受注なども急速に悪化するような経済指標の中で、EVのようなまだ黎明期の高級品を買ってみよう、というのは物好きな富裕層に限られているからなのでしょう。直接消費者向け相手の商売は世界的に厳しい感じを受けます。

Appleは突然iPadの新製品を発表してきました。ただ最近思うのはAppleの新製品は外見からパッと見新製品とわからないので「見栄消費」が期待できないのではないかということ。つまり折角高いお金を出して新製品を買っても、さりげなく自慢することができないので「買い甲斐が無い」ということです。

例えばiPhoneXが出た時はボタンが無くなったiPhoneということでパッと見たら変化に気づけます。実際、最初は不振が伝わったものの、結果的にはかなり売れました。ところが昨年発売したiPhoneXSやXRは、サイズが微妙に違うけれどもiPhoneXとの違いがパッ見わかりませんね。性能も劇的に向上したわけでもなく、その辺りが弱いのではないかと思います。今回のiPad新製品も同様な感じがします。

まあiPadの場合は売れ行きはあまりAppleの株価を左右しませんから、先日発表された動画配信などの新サービスに投資家の関心は向かっています。ただ、Appleが本当に今後安定的なサブスクリプションモデル(月額課金)に主軸を置いていく場合、経営の安定力は増しますが、収益のブレが小さくなって株価的にはダイナミズムが無くなるために、上値は重くなるのでしょうね。自社株買い期待感に繋がり出したらまた上がるのでしょうが。

Facebookに関しては、足元もNZのテロの銃撃映像が拡散されたことで、著名人がSNSに嫌気をさして止めるなど影響が出ています。そういった影響は限定的かも知れませんけれど、個人情報取扱の各国規制もありますし、直接的な需給への影響としては昨年から始まっているESG投資からの除外という動きにも更に拍車がかかるような感じもあります。とばっちり的な事件ではありますが、そういう投稿を阻止する人員増強やAI開発が求められ、コスト要因に繋がりそうです。

そういった感じで足元出遅れ感の戻りが意識されてきたFANG系の株ですが、何となく微妙な感じになってきています。

国内に関しては先般より東証のプレミアム市場創設という話が出て来ています。合わせて報道ベースでは1部上場基準に時価総額基準を設け、今の最低20億円→250億円という話も出て来ています。実現には時間をかなりかけるようなので急激な変化は期待し辛いのですが、当落選上に近い銘柄には株主還元などによる価格上昇圧力期待感も出て来ています。

一方、単に時価総額を上げるだけならば、例えば第三者割当増資などで株数を増やしてしまうというパターンもあります。ですからこの辺りは表裏一体。必ずしも株高要因になるとは考えない方が良いでしょう。個人的にはこの辺りを材料にするのはもう少し先の話ではないかと思っています。


新興市場も「やや売り」。本日は高安マチマチ。アンジェス(4563)遺伝子治療用製品の国内初承認と疑義注記の解消というダブルの好材料が出てバイオ株の火付け役に。サンバイオ(4592)やエーザイ(4523)が転けても、こういう銘柄が出てくるとバイオ株は俄然勢い付きます。特に本日の権利落ち日を過ぎたことで、権利取りの動きが無くなり改めて新興市場に資金が向きやすいという面もあります。


ポートフォリオ銘柄】
トランザクション(7818)は続伸。何とか月曜の下げ分を取り戻す動きになっています。ただここから特に浮上していくような材料性も見当たらないので、明日の寄り付きで大人しく損切りとします。


ヤマダ電機(9831)は反落。優待魅力の高い銘柄なので昨日までは権利取りの動きも出やすかったのですが、本日でお役御免に。今回はPayPayキャンペーン効果もほとんど見られませんし、こちらも明日の寄り付きで小幅利食いで終了とします。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は3月の成績発表です。残念ながら成績は悪そうですが、またきちんと清算して来月に向かいたいと思います。お楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。