KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

沖縄はおっきーなー!わー!!その8

レンタカーの返却手続を無事済ませると、次なる目的地石垣島に向けて那覇空港から飛び立ちます。

とりあえず飛行機の時間までもう数十分あったので、土産物なんぞを早々に物色する事にしました。今回の旅行にあたって周りから餞別をたくさんいただいてしまったので、大量の土産を仕入れなければなりませんから、今買わなくてもある程度目星はつけておかねばなりません。

それにしてもさすがは那覇空港。沖縄の土産が基本的にはほとんど取り揃えてあります。中でも目を引くのは何と言っても免税店でしょう。ブランドものが多数取り揃えてあり、市価と比べて2割、3割引きとなっていました。

姉から「免税店で何でも良いからブランドもの買ってきて(^^)」と言われていましたが、何でも良いからって言われても、好みも色々あるでしょうからホンマに何でも良いわけはないでしょうに(-。−;)散々悩んだ挙げ句、時間もないので結局保留にしておきました。

ところで私は前日東京出発前に週刊ビックコミックスピリッツを買いそびれたため、沖縄で買おうと思った・・・のですが、東京では月曜発売のスピリッツも沖縄では火曜発売とのことでした。ご丁寧に「沖縄では発売日が遅れます」と張り紙までしてありました(-。−;)

なので沖縄では今日が発売日・・・のはずですが、まだ空港の売店には並んでいません(-。−;)「今日発売日だけど、入ってくるのは昼過ぎかねぇ」と言われ、結局買えませんでした(T△T)仕方ない、石垣島で買うか・・・しかしこの考えが甘かったのはまた後日のお話。

そんなわけで正味24時間もいなかった那覇本島でした。我々を乗せた飛行機は石垣島へテイクオフ。ここから先は私も未知の土地でした。(つづく)

さて、未知の世界に入り込んだ日経平均は金曜反発。前日のNYダウが8000ドルを割り込んだところから怒濤の切り返しを見せて乱高下。史上3番目の上げ幅を記録しました。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。しかし5日線・25日線、またSQ値8628円が控えて8600円後半からは上値が重くなり失速。翌日に控えるG20金融サミットを前にポジションを取り辛く、結局は8500円すら維持できない水準で引けました。

投資判断は「中立」。現在行われている金融サミットですが、先進国と新興国の利害が対立する以上は、具体的な進展は無いと見られています。それが翌週の失望を生むのか、アク抜け感が台頭するのかは実際に結論が出てみない事にはわかりません。ただ個人的にはこれで目先の主要イベントは全て通過したために、これ以上状況が悪化する事はないと見ています。

それにしても最近よく思うのが、甚だ言い辛い事ながらも「金持ちを金持ちのままにしておく方が景気は良い」という事。つまり全員平等を目指すと結局は貧乏人が余計に貧乏になってしまうという現実です。この論理、実は昔にも言及した事がありますが、IPOブーム時が正にそうでした(2006年6/23のブログ参照)。

それはやはり今の信用収縮の話に繋がります。「金は金を呼ぶ」というのは体感的なところから派生した言葉だと思うのですが、実は信用経済社会を一言で言い表す言葉でもあります。例えば世界に存在する紙幣の量は概ね一定です。そうしなければインフレが起こるので、世界各国の中央銀行はしっかり監視して、その量を調節しています。

ところが「資産として持ち得るお金の量」は一定ではありません。何故なら基本的な信用創造の概念によって、銀行に預けたお金は回り回って何十倍にも膨れあがるからです(信用創造の意味がわからない方は、そのまま「信用創造」で検索すると色んなところに説明が書いてあるので参照ください。ここでは長くなるので割愛します)。この結果余ったお金は最も信用力のあると思われる金持ちに集まってくる。金持ちには普段の生活に必要な固定費以外に、無駄な支出をする余裕が生まれる。その無駄遣いがお金を回してきたわけです。

皆生活するために必要な固定費に毎月一定額費やし、残ったお金の一定額は貯蓄に回します。するとお金は滞留してしまう。一方で金持ちが金持ちでなくなると信用が収縮し、流通するお金の量自体も減ってきてしまうわけです。

この話を国レベルにまで引き上げるとお金持ち=アメリカ、貧乏人=新興国という図式が当てはまります。今回の金融恐慌はその図式の崩壊であって、じゃあこれでアメリカドルが主軸じゃなくなった、アメリカの独占がなくなって、その分の富が世界中に分配されて世界が一斉に豊かになる・・・かというと、そんな事はありません。信用収縮によって反比例的に減った貨幣の流通が、世界中を貧乏にするのです(勿論各国に程度の差はありますが)。

日経平均はテクニカル的には現在が正念場です。差し当たって金曜のNYダウが消費低迷を嫌気して反落してしまった事から来週はやや弱気なスタートとなりそうなところです。先週中頃までは公的資金と見られる買いが下値には入ってきて、後場から始まるアジア株の堅調さと共に朝方売られても後場切り返す底堅い動きが続いていたのですが、木曜辺りからその動きも途絶えがち。そもそも木曜は8月以降の直近15週のうち、上昇した日がわずか2回しかない鬼門となっていますが。

長期的に見るとNYダウはまだ10月の安値を割り込んでおらず、もっと言えば2002年の安値も割り込んでいないため、長期上昇トレンド継続に望みがあります。それに対して日経平均は2003年の安値を割り込んでしまって、非常に苦しい形になっています。救いは円高で完全な日本売りとはなっていないと見られるところですが、これもドル安・ユーロ安と相対的に海外通貨が弱いだけの裏返しでもあります。

売買代金・売買高がもっと膨らんで来ないと相場反転もないのですが、金曜はSQにも関わらずかろうじての20億株台でした。確かに金融サミット前の様子見ムードが高まった事は否定できませんが、今週はボラティリティの高さの割にはほとんど20億株前後で動いていました。こんなにも割安と考えられているにも関わらず、買うに買えない投資家心理を表していたようです。

新興市場は「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。マザーズ指数がこの相場環境下でもマイナスとなって、今までの新興市場上昇機運は消失してしまっています。大型株市場がモタモタしている間に投資家の注目を集めるべきなのですが、主力どころの楽天(4755)やサイバーエージェント(4751)が弱いだけに、資金がなかなか集まって来ません。

ソネットエンタテイメント(3789)は続伸。じわりじわりと値を戻してきています。もし来週も堅調に上昇して22万円を付ける事ができれば、実に5月からの下落相場で上値抵抗線となっていた部分を上抜け、三角持ち合い上放れが達成される事になります(そもそも5月からの下落が三角持ち合い下放れより発生した)。ここが正念場ですが、信用倍率で見る需給バランスも改善されてきているために、期待が一層膨らむところです。

ソフトバンク(9984)は続落。朝方は全体相場の流れに乗って反発したものの、後場から突然の失速。引き続き弱気派が主流を占めています。ところが貸借倍率を見ると空売りが急増しており再度逆日歩点灯の予感。売買高が増えて需給が急激に改善しているため、密かに2005年の大相場を期待できる雰囲気が高まってきています。

みずほFG(8411)も続落。こちらも寄り高後は失速で、G20金融サミットの結果待ちの姿勢が鮮明に出た格好。金曜引け後には三井住友(8316)の決算が出ましたが、特段サプライズはなかった模様。着々とメガバンクの決算が出そろってきました。来週には本丸三菱UFJ(8306)も控えており、邦銀はここから仕切直しといった雰囲気が強いですね。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→657円 目標6000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→218900円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1192円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→100000円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→875円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433000円→242900円 目標70万円

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→8200円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→141円 目標400円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→277000円 目標55万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。