KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

6連騰でメジャーSQ値回復!

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日経平均は本日続伸。前日のNYがトルコのクーデターお構いなく小じっかりで、ドル円も無事106円台で返ってきたことから、朝方から買いが先行。なお本 日より日経平均先物のスタートが8時45分となり、話題のマザーズ先物も始まったことから、日本株の出だしが幾分わかりやすくはなりました。

ただ買いが一巡すると間もなく利食い売りに押される展開。先週がBrexit翌週に続く一週間日経平均全勝週だったことから、高値警戒感も出て来ました。それでも中国株が落ち着いたスタートを見せると、その後は次第に買い戻しの動きが強まりました。

後場もそのまま騰勢を強め、引けにかけては16700円乗せ。6月メジャーSQ値を上回って終わりました。売買高は20億株台、売買代金は3兆円弱でしたが、任天堂(7974)だけで7000億円の売買代金をこなしているため、それを差し引くとやや閑散でした。


投資判断は「やや売り」。いやー、しかし世界の株価はとにかく強いです。トルコでクーデター(未遂)が起ころうが、フランスでテロと言って良い暴走が起き ようが、アメリカで警官が殺されようが、株価には一切お構いなしの状況。引き続き世界は混沌としており、まったくきな臭い時代ですね。まあ元々世界がまと まったことなんて1秒たりとも無いのですが。

ここにきてどうもISがまた注目を集め始めています。最近やられて大人しくなったかと思いきや、人の心までは壊滅させることができず、各々の国でISに共 感する若者がテロに走っています。どうも外観がイスラム教っぽい「いかにも」な者が犯行に及ぶだけではなく、国内で普通に生活している若者が染まっている 可能性があります。

そう考えると、そもそもトランプ氏が唱えるような「イスラム教徒の入国を禁止にする」という短絡的な手法でテロが収まるわけではなさそうです。そのうち日 本でも日本人が行うかも知れません。そもそも20年前にオウムがやったわけですけれど、なまじ平和ボケして平穏な生活に有り難みを感じない人間が刺激を求 めて染まりやすそうな感じがします。個人的な体験談を言えば、一度生死に関わるようなきつい体験をすれば、そんなような気は起こらないですけどね。

それはともかく、熊本に大地震が発生しようが、イギリスがEUから離れようが、株価はあっさり元の水準を回復してしまいます。当人達にしてみれば「俺たち がこんなに困って苦しんでいるのに、株価にはほとんど影響しないのか」ということですが、それが株式市場の強さであり、裏腹に併せ持つ非情さなのかも知れ ません。

そんなわけで今やイギリスのEU離脱話は、下手すると無かったことにすらされかねない状況になっています。元々国民投票自体に法的拘束力も無いので、ある 種壮大なアンケートに過ぎないと言っても過言ではありません。その結果に対してEU側は「イギリスさん、何とか残ってくださいよ~」と言うかと思いきや、 むしろ「さっさと荷物をまとめて出て行け!」という感じになっています。

この展開に関しては個人的にはビックリでした。西洋の方はやっぱりさばさばしているんですねぇ。イギリスは英語を公用語から除外されたり、大英帝国の復権どころか惨めな感じに成り下がりつつあります。

しかしデジャブでしょうか、同じようなことが丁度1年前にもありました。そう、ギリシャ国民投票ですね。債務削減拒否派が国民投票の結果勝利したものの、結局債務削減案をチプラス首相が飲んで、財務大臣のバルファキスさんが辞任しました。皆さん覚えておいででしょうか?

あの時と今とで実は妙な共通点があります。あの国民投票も丁度一年前の今頃である7/5に行われ、あの時も事前に「緊縮財政に対する賛成が多いだろう」と の予想からブックメーカーが受付を拒否。安心しきったところの結果が逆に反対多数で、翌週真っ先に影響を受ける日本はショックの急落となりました(チャー トを見て貰えばわかりますが、月曜の時点では3%弱の下落率で済みましたが、その後前週末に比べて7%弱までの下落がありました)。

ところが、すったもんだの末に結局債務削減案を飲むことに。それで日経平均は6連騰。そして時計の針を現在に戻してみると、Brexitショックから明 け、翌週の日経平均はその時以来の6連騰。奇妙な共通点があると思いませんか?当時と今と株価の位置は高値圏と安値圏で全く対極ではありますが。

もう少し見ると、昨年のその6連騰後一旦下押しましたが、7/28~8/11までは、連騰記録とは言わないまでも、再度高値トライに向かう底堅い動きがありました。それが先週からの戻り局面に類似するとも考えられます。

ただ残念なことに、当時も6連騰の末国民投票前の水準は回復できたものの、その少し前に付けた高値は抜けきることができませんでした。高値圏は維持したも のの煮え切らない間に、8月に別方向から矢が飛んで来てチャイナショックが起きました。そこを出発点にして、その後オイルショックがあったりマイナス金利 導入があったりして現在に至り、株価は長期下落トレンドとなっています。

そもそも夏場というのは株価があまりパッとしないアノマリーがある月でもあります。7月の勝率は9月、5月に次いで悪い月。また7-9月という4半期ベー スで考えると、戦後からの統計で唯一負け越している期間でもあります。まさに「Sell in May」という感じではありますね。

はい、今回の「アノマリー研究所」のコーナーは、少し気が早いですが「日経平均が7連騰したらどうなるか」について考察してみたいと思います。Brexit翌週に続いて、足元では6連騰となりました。薄商いの中売り方の買い戻しが続けば、株価には底堅さが出てきます。

で、もし明日も上がって7連騰になるとどうなるか。過去10年で7連騰以上となったのは11回ありました。7連騰後を検証してみると・・・

06年3/24~4/3(7連騰)・・・4/7まで上昇するも、6/15の安値まで18%下落
08年12/25~09年1/7(7連騰)・・・3/10まで25%下落
09年7/14~7/28(9連騰)・・・8月いっぱい高値圏をキープでセーフ
11年6/28~7/6(7連騰)・・・7/8まで上昇するも、8/9の安値まで15%超下落
12年10/15~10/23(7連騰)・・・その後もみ合い11/13安値まで5%超下落したところで野田首相の解散宣言→アベノミクススタートでセーフ
13年2/28~3/11(8連騰)・・・その後高値圏でもみ合い4/2安値まで7%近く下落したところで黒田バズーカ第一弾発射でセーフ
13年10/8~10/17(7連騰)・・・10/23まで上がった後に11/7安値まで5%程度下落でセーフ
13年12/17~12/30(9連騰)・・・2/4まで14%超下落
14年8/11~8/25(9連騰)・・・その後は大して下がらず上昇してセーフ
14年11/28~12/8(7連騰)・・・翌1/16安値まで8%下落
15年5/15~6/1(12連騰)・・・その後は大して下がらずセーフ(ただしそこから上述のギリシャ国民投票などで暴落の入り口に)

※目視で確認したので、もし抜けているというところがありましたらご指摘ください。

これらを総括して得た結論としては「7連騰後は間もなくピークアウトとなり、その後1ヶ月超の期間をかけて結構きつめの調整局面に入りやすい。逆に8連騰 以上になると、勢いがあるということでその後もしっかりしていることが多い」ということになります。7連騰もするとエネルギーを使い果たしてしまう、しか し8連騰以上するようなら勢いがあるのでまだ続くという感じでしょうか。

ですから、もし相場の持続性を期待するのであれば、明日くらいは一服しておいた方が無難なような感じがします。


新興市場は「売り」。本日より散々取り上げられてきたマザース先物が開始されました。が、初日の取引高は2847枚ということで、元々盛り上がるとは思っ ていませんでしたけれど、予想を上回る閑散っぷりですね。うーん、よっぽどそーせいG(4565)単体の方が盛り上がっているのですが・・・。

ともあれLINE(3938)上場と合わせてこれでマザーズを買い上がってきた材料が出尽くしたため、当面は加熱分を解消する動きになると思います。今短 期筋にはわざわざマザーズ銘柄を買わなくても任天堂というオモチャがありますからね。秋頃まで新興市場はちょっと手がけ辛そうです。


ポートフォリオ銘柄】
日本プロロジスリート投資法人(3283)は続落。本日はREIT指数がしっ かりしていましたが、同REITは弱い動きとなりました。今週の日経ヴェリタスの一面記事は「億ションしか売れない」でしたが、中価格帯のマンションが売 れずに、大金持ちの節税目的の億ションばかり売れ、最近では地方でも億ションの売買が成立するようになってきたのだとか。

加えてオフィスビル空室率も好不調の分かれ目となる5%を割り込んではいるものの、賃料の伸びが鈍ってきており、全般的に警戒感が強まっています。キャッ プレート(取得コストと賃料から算出される利回り)も分母の取得コストが増加基調にあることから低下傾向。マイナス金利のご時世で利回りを求める投資家の 資金流入は続いているものの、需給ギャップが強まっているということです。

ただ唯一の光明がこの物流系REITという論調で、EC取引などの拡大で高機能の大型物流施設は引く手あまた。この辺りは当方の見解と一致ですね。一般的 に物流系REIT減価償却費の一定割合も分配金として出してくることで利回りが高く、格付けも高い銘柄ばかりなので日銀の買いも期待できます。

ちなみに他のジャンルとしてホテル系REITは為替が円安反転してくるまで様子見。ヘルスケア系は時価総額が小さい銘柄が多いので、受け皿としては弱いという感じでした。


本日寄り付きから買いポートフォリオ入れとなったあさひ(3333)は反発。足元では円安傾向となっていますが、同社が扱う自転車のほとんどは中国か台湾からの輸入であり、足元でドンドン安くなる元安がコスト減に繋がります。しかしこれで「ポケモン自転車」でも販売してくれれば、恐らく今の地合でストップ高なのでしょうけれど・・・。


売りポートフォリオ大東建託(1878)は続落。最高値目前にして弱い動きが出ています。まあ今の地合の本流銘柄ではないですから、推進力は弱いですね。これで「ポケモン賃貸」でも出されると売り方死亡・・・ってしつこいですね。


・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。