KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日本株の夜明け近し

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足下の反発局面は投資のチャンス!
天与の買い場を逃さないようにしましょう。

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日経平均は続伸。前日のNYはIMFの財源拡大に対する期待や住宅関連の指標好調、GSの予想を上回る決算などの好材料を受けて堅調。朝方安かった流れを断ち切って、ほぼ高値引けとなりました。

それを受けた日経平均も買いが先行。寄り前の外資系証券の注文動向は今年に入って株数ベースの売り越しがずっと続いていますが、金額ベースでは買い越しも交えていたりします。いずれにせよ投資主体別売買動向では外国人も買い越していることから、これをもって外国人が売っているという判断は尚早でしょう。

そんなわけで寄り付きから買われると、本日も上げ幅は一時100円超に。その後も高値圏での横ばいとなり、値持ちの良い一日でした。出来高は連日の20億株、売買代金は1兆円超え。約一ヶ月ぶりに8600円を回復して引けました。

投資判断は「強気の買い」。ようやく日本市場も目覚めたという感じで、強気強気と押してきた私の説も報われつつあります。まだ買い戻しが主体とはいえ、低位株以外にも買いが入ってきて全面高になってきたことから、需給は急速に改善しつつあります。売買単価も一気に500円台を回復。

相場が盛り上がるのは良いことです。盛り上がってこないと外国人投資家や大口投資家が入り込む余地がありませんし、彼らが入り込んでこないと長期上昇トレンドも見込めません。仕手株、低位建設株の上昇は確かに派手ですが、それだけでは個人投資家のスタンスにも偏りが出てきます。

短期資金、長期資金、色々なお金が入り込んできて、初めて成熟した市場が出来上がります。目先はやはり決算が一つのターニングポイントになりそうです。決算で現実的な数字を見せつけられると、低位株ブームも萎むでしょう。

とりあえず低位株ブームはもう一週間ほど余韻が残りそうですが、そろそろ真っ当な株に戻るタイミングが近づいていると考えて、真っ当な銘柄の下調べをしておくべき段階だと思います。

現状を打破するためには、売買代金が連日で膨らむことと、100円以上の上昇を連日で繰り返すことの二つが必要だと思います。今まで夜間の先物の方が流動性があって「日中取引なんて第二部」と揶揄された東京市場の復活の時だと思います。

ここまで「どうせ東証が完全に海外の写真相場だからテクニカルは無視して良い」としていましたが、商いが戻ってきたのであれば再度テクニカル的な見解も見ていくべきでしょう。

そうして考えると、日経平均は10/31の上昇はエラーとして捉えて、8/16,9/1,10/17,12/7,1/4の高値を結ぶ上値抵抗線と、一方で下方には11/25,12/19,12/29,1/6の安値を結ぶ下値支持線があり、ここ半年近くこの三角持ち合いの中での推移が続いていました。

1/16には下放れの危機もありましたが、今日の上昇で一転上値ブレイクとなってきたことが、非常に心強い形です。TOPIXの方も大体同じような形になっており、約半年の鬱憤を晴らすかなり強い上昇トレンドになりそうです。

従って、上昇トレンドはここから始まると言えましょう。ただし私はガンガン大幅高を連発して上がっていくような相場になるとまでは思っていません。一進一退を繰り返し、少しずつ上がっていく相場になると思っています。なので恐らく乗り遅れることはありませんが、その分銘柄選別を一段と強くして、効率よく稼ぐことが求められる相場になるでしょう。


新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。引き続きネット関連株に弱いものが目立ち、ネット関連株の多いマザーズは売られる形となりました。この辺り業績云々は関係の無いトレンドで銘柄選別が行われており、復興株が主流の今はネット株はトレンドでは無いということのようです。


ポートフォリオ銘柄】
ソネットエンタテインメント(3789)は続落。上述のようにネット関連株が売られる中で同社も例外では無く。また特にDeNA(2432)やエムスリー(2413)といった同社保有株も昨年好調の反動からそれぞれ安値を更新する中で、上がる要素が見あたりません。

ちょっとまだ底打ちが確認できるまでは反発が難しそうな場面です。とりあえず丁度一週間後に控えた決算が一つのポイントになるかも知れません。業績は本業やエムスリーを中心に衰えを知らないので、もう一つ何らかのプラスアルファの材料が欲しいところ。

みずほFG(8411)は反発。GSの決算が予想を上回ったことで、本日は金融株に買いが入る展開。それで一気に110円の上値を抜いてくるか・・・と思ったのですが、さすがにまだ突破は無理だったようです。それでもここから流動性が増すにつれて、少しずつ上値の板を削っていく形になると思います。金融株の復活無くして相場の復活無し。


【注目銘柄】
日本証券金融(8511)は続伸。こちらは今週有料メルマガで取り上げた銘柄です。当初大証金(8512)の方にしようと思ったのですが、比較してみると日証金の方がよさそうだったので日証金に書き直したら、昨日大証金が10%超の大幅高。しまった!と思いましたが、何とか本日日証金も連れ高となって、ヤレヤレという感じでした。

折角なので、以下に取り上げ根拠を記します。

「△日本証券金融(8511) 東証1部 売買単位100株
367円 出来高198300株

1/16買値 362円以下
2/3までの売値目標 400円
損切り340円割れ

証券金融会社。足下では株式市場の低迷により、融資・貸株の残高が伸び悩み。加えて金利の低下も追い打ちとなり、今期は減収減益を避けられない見通し。下期も欧州危機の影響を受けて市場環境が一段と低迷しており、月間貸借取引の利用額は上半期よりも更に2割減となっている模様。主力の証券金融業務の事業環境は一段の厳しさを増している状態。

ただ一方で債券取引が活発化しており、また信託銀行業務が順調に伸びていることで、株式市況の落ち込み分を何とか補っている格好。株価はその辺りを織り込んで低迷を続けているが、黒字や配当はきちんと確保しており、09年3月の大赤字を出した際の安値水準300円に接近すると下げ渋りの動き。昨年12月以降は340円を下値に切り返しの動きが見られ、最悪期は株価に織り込んだ印象。株式市況がここから戻ってくると想定し、底放れのタイミングを狙いたい。

テクニカル的にはMACDパラボリックといったトレンド系シグナルが上昇トレンドを示しており、昨年11月下旬からの緩やかな戻り相場が継続している格好。一目均衡表では雲上限に一度跳ね返されて下抜けとなったものの、13日に再度雲入りを果たしたことで上値追いの動きは途切れていない様子。遅行線も実線に沿った動きで下抜けには至っていない。ストキャスも割安圏にきている。

需給面では1/6に昨年3月以来の出来高72万株をマークし、短期的には上値にしこりを作った格好。その後3連陰線で下落してきたものの、以後の出来高の累計で83万株以上出来ていることから、ひとまずは売り一巡感が出ていると受け取れる。信用買い残は差し引き70万株以上残っているものの、それでも昨年10月以降減少傾向にあり、売り圧力は次第に減少していっている印象。

予想PERは13.7倍で大証金(8512)の9.6倍に比べると割高である。一方で東証と大証(8697)が合併する見通しであることから、同社も大証金との合併が思惑視されている。その場合、同社のPBR0.3倍に対し、大証金のPBR0.4倍となっていることから、同社の株主にプレミアの付く合併になるものと思われる。仕事が無くなってしまう恐れの強い大証金の方が分が悪いため、大証金が悪い条件を飲まされる可能性も高い。

75日線にも上値を抑えられる格好で、1/6の寄値・終値である370円にはしこりがあることからもう一押しあるものと思われので、一度押したところを狙いたい。目標株価は10/28の戻り高値水準である400円で。その辺りまでくると200日線も接近してくることから、一旦上値が重くなると思われる。損切りは340円割れまで引っ張りたいが、そこまで我慢できない場合は適宜行うこと」

本日の上昇で昨年10月以来の高値を付けてきました。ここから証券市場の戻りを想定すると、まだまだ業績回復期待が高まる余地がありそうです。今後の値動きに注目でしょう。


ネットワンシステムズ(7518)は大幅続落。こちらは前場の値動きを見てお昼に有料メルマガで売り銘柄として取り上げました。その後後場急落となって見込みは当たっていたのですが、設定した売値にわずかに届かずにそのまま一本調子の下げとなってしまいました。あとわずか500円だったのですが勢いが急でした。

折角書いたので、取り上げ根拠などをここにも掲載して有効利用します。

「▼ネットワンシステムズ(7518) 東証1部 売買単位1株
196100円 出来高4522株(前引け)

1/19売値 196000円以上
1/30までの買い戻し目標 180000円
損切り 203500円超え

ネットワーク構築の製品販売やコンサル。LTE投資に対する通信会社の設備投資増などを背景に、昨年は順調に業績を積み上げ、今期は大幅増収増益の見込み。受注残高も積み上がっていることから、会社計画達成の見込みも高い。中間決算時に業績見通しの上方修正も出すと、一時年初来高値を付けた。

ただ株価は既にそれらを織り込む形で上昇しており、昨年は年間の上昇率が75%と高い。結果、上値を追い切れずに再度決算前の水準にまで株価は戻ってきている。足下ではグリー(3632)、DeNA(2432)、サンリオ(8136)、MonotaRO(3064)といった「前年強含んだ銘柄」に対するポートフォリオ入れ替えの動きが強まっており、同社も前場段階で値下がり率上位にランクイン。地合の強さに逆行している。

テクニカル的には25日、75日線を下抜け、一旦底を割った形に。MACDパラボリックといったトレンド系シグナルは暗転し、一目均衡表では雲のねじれ部分を下抜け。遅行線も現段階では雲を下抜いており、下落トレンド継続の流れ。昨年9月以降の上値21万円を抜けられなかった失望感で、目先処分売り圧力が強まる可能性が高そう。

需給面では長期的には状態が良いものの、20万円を割り込んでしまうと9月以降の価格帯出来高のほとんどが上値に回ってしまい、上値を抑える要因に。信用買い残は差し引き3600株で日々の出来高に比べればまだ大したことのない水準ではあるものの、08年の大底から昨年9月までの上昇相場ではずっと売り長の状態が続いていただけに、買い長反転は歴史的なトレンド転換点を示唆するものと考えられる。

予想PERは13.9倍で情報通信業の平均16.0倍に比べれば割安。一方PBRは1.5倍で、同0.9倍に比べると割高である。

目標株価は昨年9/26安値及び200日線が位置する180000円に。イメージとしては本日後場に一気に下に抜けきれない場合は遅行線や実線の兼ね合いから190000円辺りでもみ合う可能性が高いものの、最終的にはやがて下落していくものと思われる。決算が30日に控えているため、投資期間は30日まで。損切りは5日線や75日線を上回る203500円超えで」


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。