KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ちちとして その2

父の話の続きです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20120116.html

父の受診の結果は特に異常なし。医者曰く「なかなか自分の身体が良くならないから、一種の鬱状態にあるのではないか」とのことでした。確かになまじ頭がしっかりしているので、毎日ベッドの上で寝て、テレビをボーッと見て、ご飯を食べて・・・の何の変化もない退屈な生活では嫌になるでしょう。

そしていくら辛いリハビリを重ねても、一向によくならない手足。気持ちが塞ぎ込んでやる気が無くなってしまうのも致し方ありません。

とりあえず脳に異常は無いと聞いて私と母はホッとしたものの、母が言うように「頭が原因なら何とか治療法もあるのでは」との期待が剥落してしまった分、ちょっとガッカリした気持ちにもなりました。それでもまあ頭が大丈夫なことに越したことはありません。

そんなこんなで年末を迎え、今年も何とか家での年越しを終えて4日にまた施設に戻っていきました。毎回施設に戻る前に「家どうだった?施設の方が良い?」と聞くと「施設の方が良いわ」と応えるうちの父。家で過ごすとどうしても母の手を患わせて迷惑をかけるので、気兼ねをせずに割り切れる第三者の施設の方が楽だと言うのです。

今回も一応「やっぱり施設の方が良い?」と聞くと「家の方が良いわ」と言うので、「おっ、やっぱり家が恋しいんだな」と母と私は思っていました。

ところが先週私が施設に着くなり、母が私を人気の無い面談室に連れて行きました。何だ?何だ?また良くない話か?との嫌な予感がしました。

面談室で母と私だけになると、母が「お父さん、同じ部屋の人に嫌がらせされている」というのです。どうも向かいのベッドの父より5,6歳年上の元気なおじいさんに、歯ブラシを捨てられたり電気髭剃りの充電コードを隠されたりされているようなのでした。(つづく)