KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は金曜続伸。前日のNYは2万ドルを超えたNYダウは勢いが勝って最高値更新となったものの、新築住宅販売が予想を大きく下回る-10.4%だったことなどもありS&Pなどは反落。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ19500円手前では伸び悩み、上値の重い展開となりました。中国市場がお休みでリスク要因がしばらく無いものの、上値追いには繋がらず。チャート的には「三空」となったことで、短期過熱感も強まりました。

後場には瞬間安を見せて窓を埋めると、引けにかけて買い戻しの動き。高値圏で引けました。ただ値幅も実質的には60円程度と小動きで、売買高は19億株台、売買代金は2.4兆円台と落ち着きました。


投資判断は「中立」に。ドル建て日経平均が170ドルを超えてきた、しかも17年ぶりの高値と言われると、ちょっと一旦売りポジションは縮小した方が良いように思えます。なのでビビって投資判断を一旦判断保留の中立に戻しました。大局観としては引き続き弱気見通しを変えるつもりはありませんけれど、下がるにしても私のような弱気派をまず一掃してからでないと下がらないのでしょうね。もう少し時間が必要なのでしょう。

金曜のNYは10-12月GDP速報値が予想より若干悪かったことや、主要企業の決算が悪かったことで上値が重く。一方NASDAQは最高値更新となりました。それを受けてドル円は115円を回復し、日経平均先物は19430円となっています。

市場はとにかくトランプ氏の一挙手一投足に翻弄されています。これからは大統領としての実行力を伴ってくるので、余計発言が注目され、一層相場の攪乱要因にはなってきます。まあ今後4年間、ずっとこの不安感はついて回ってくるのでこれから慣れていかないといけませんが、今はまだ就任直後で一般教書演説などもなされておらず、未知の不安要素が大きい段階です。

確かにトランプ氏は周囲をゴールドマンサックス関係者で固めたため、市場に対する急激な攪乱要因は起こさないように影響を計算してくるかも知れません。ダウ2万ドル乗せが彼らの力押しだったら相当の凄腕ではあります。ただゴールドマンサックス出身だからといって市場を十分理解しているわけではなく、特に原油価格見通しに対する曲がり屋ぶりは有名です。

また、あのソロス氏ですら今回大損をしたわけですから、市場というモンスターをコントロールできると考えるのは人間の傲慢さでしょう。恐らくAI(人工知能)が発達しても、コントロールは無理ではないかと思っています。

何にせよ、今後トランプ氏という未知の人物が世界のリーダーとなる不安感が、個別企業の決算に楽観の余地を与えません。アメリカ企業の決算も大体出揃ってきましたが、金融株を筆頭に良い決算のものが出てきたものの、一段と株価が上がるような感じにはなっていません(ただ金融株の場合は、決算云々よりも金融規制のドットフランク法廃止実現が遠のいたことによるショックの方が大きい)。

唯一と言って良い程評価できるのは、トランプ大統領はアメリカ企業であってもアメリカに雇用を生み出さない企業には公平に手厳しいこと。結局Amazonも10万人の雇用をアメリカで創出する、ということでトランプ大統領と仲直りしました。

ただAmazonは10万人の雇用を作るかも知れませんが、その結果ウォルマートなどのスーパー、Macy'sなどの百貨店、そして無数の個人商店の雇用が奪われるという事実は敢えて無視しているのでしょうか?

為替に関しては、実情を言えばアメリカの方が金利が高いわけですし、また強いドルを選択しないと、膨大な外貨負債が更に膨らむ形になります。そう考えると、余計レーガン政権時のプラザ合意のようなドル切り下げは起こり辛い環境にあると言えます(実際、レーガン大統領の時は債務が少なかったですが、今はレーガノミクスのレガシーとして双子の赤字が残っている)。

ですから、トランプ氏の任期4年のスパンで見た場合、一段と円高が進むかどうかは今のところ言えませんけれど、短期的には11月以降の急速な円安の反動、また就任最初のパフォーマンスとして更にドル高が進むのは看過できない(選挙後から今まではオバマ大統領の任期だったが、ここからは誰にも言い訳できないトランプ氏本人の時代)でしょうから、目先は円高圧力の方が政治的に強まりやすいとは思われます。

話題としては今年に入ってアチコチで囁かれているのが日銀のETF買い入れ減額説。いずれ出口に関しては検討される時期は来るでしょうけれど「日銀が既にETFの2/3を買い占めている」となると、いきなり止めるのは無いにしても、以前の額に減額される、ということはそろそろ考えておかないといけない時期でもあります。まあ今のところ早くても4月の日銀金融政策決定会合までは維持される見込みのようですが。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-01-19/OK05OQ6TTDS201


新興市場は「やや売り」。金曜は両指数共に軟調。為替が円安に振れてきたことで、資金が東証1部に移りました。マザーズにも1000ポイント達成感が出た格好。ただ金曜IPOのシャノン(3976)は買い気配で値付かず。JASDAQの値上がり率ランキングなどは、値動きの軽い銘柄中心に大幅高が目立ちます。


ポートフォリオ銘柄】
DMS(9782)は続伸で年初来高値更新。金曜の引け後に3Q決算を発表。売上の対通期進捗率は73.8%ということで、例年4Qにそこそこ季節性要因があって増加しますから、予定通りの着地とは言えそうです。ただ2Q発表時に上方修正をしたことで投資家の期待値も上がっていたと見られますから、投資家の印象としてはイマイチかも知れません。

いずれにせよ引き続き主力のダイレクトメール部門が新物流施設効果もあって着実に伸びており、引き続きラクーン(3031)などとの越境EC分野での成長性に期待します。元々PBRが圧倒的な割安のバリュー株ですから、そんなに高成長でなくとも株価は十分伸びていくだろうと思います。


売りポートフォリオ大東建託(1878)は続伸。金曜昼に決算を発表。着地は先般報じられた内容に沿った好決算ではありました。ただ受注は月次よりも若干悪くなっていました。とりあえず金曜は、先般業績観測が報じられた際に下がった分、取り戻した感じで上昇で反応しました。

チャート的には25日と26日で見事な「陰の陽はらみ」となっており、金曜に上昇したことで、一旦相場底打ちのサインとはなっています。それでも200日線は終値ベースで越えられず、また75日線と25日線のデッドクロスが来週にも実現しそうですから、引き続き基調は弱いと見ています。


木曜寄り付きから売りポートフォリオ入れとなった三井物産(8031)は反落。全般的に商社株を始めとして大型株に資金が入っているので、タイミング的には失敗したかも知れないですね。ただ足元で原油はやはり上値が重く、ニッケル価格も下落が目立ちますから、この辺り次第に上値の重さが意識されてくるだろうと思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。