KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

文明の衝突の帰結

私の新婚生活もはや4ヶ月目に突入しました。その間色々とバタバタしましたが、最近になってようやく少し落ち着いて生活できているという感じです(;^_^A

結婚というのは異文化の融合であると言われます。その融合に至るまでには様々な文明の衝突が起こるわけでして・・・( ̄Д ̄;;

その最初の衝突とも言うべきか、はたまた違うのかは皆さんの判断に任せますが、とにかく嫁にやり玉に挙げられるのは私の加齢臭です(-。−;)(加齢臭に関しては既に2006年11/22のブログの時点で発生(T_T))

嫁「枕臭いから捨てるよ(-。−;)」
私「えっ、ワシの低反発枕気に入ってるのにー(T△T)」
世の男性の加齢臭が最も強く表れる部分である枕。2年近く私に使用されて十二分にそれが染みこんだ枕は、私の頭にジャストフィットするお気に入りの一品。頑なに抵抗した結果、何とか捨てられずに済みましたが、毎朝使用後に窓際に一つポツンと置かれて日干しの刑に晒されています。あぁ、何て可哀想な枕・・・(T△T)←嫁にそれを言うと「干してあげてんのに!\(*`∧´)/」と怒られます

寝る時にゴロンと転がって隣の嫁の布団に行こうものなら
「あぁー!(××)」
と無茶苦茶嫌がられます(T△T)余りにも嫌がるものだから嫌がらせで嫁の枕に頭を乗せると
「いやー!!(××)」
と激しく嫌がられます(T_T)

加えて最近は「足も臭い!」と柑橘系の臭いのするスプレーまで常備されている始末(-。−;)加齢臭の原因の大きなところはストレスと言われていますが、仕事でストレスを溜めて帰ってきて邪険にされる、これは世の旦那さんの宿命なのでしょうか(T△T)あぁ無情・・・

さて、邪険にされたくない日経平均は金曜大反発。前日のNYは日米欧の中央銀行が一致団結して金融市場に資金供給をするというスクランブル対策実施を好感して大幅上昇。前日に大きく下落した反動もあって日経平均も朝方から買いが先行。世界同時株高となる中で主力株に大幅高する銘柄が続出し、終日高値圏をキープして引けました。

投資判断は「中立」。昨晩のNYもアメリカ政府のなりふり構わぬ金融支援策を好感し大幅続伸。来週の相場に向けて大きく期待感が高まっています。月曜はとりあえず12000円を回復する事はほぼ確実でしょうが、市場のボラティリティが非常に高まっているため、来週一週間を通してだと、一貫して上げるというより乱高下の展開になると思います。上げては下げ、下げては上げを繰り返す形になるのではないでしょうか。火曜に休みを挟んでいるところもポイントですね。

それにしてもアメリカで全銘柄空売り規制や(ただし現物株券の担保のない空売りに限るため日本の空売り規制よりは緩く、ある意味自然な規制)、不良債権処理機関の構想など、いよいよ住専問題当時の日本とそっくりな状況になってきました。

リーマンを捨ててAIGを救ったアメリカは「ダブルスタンダード(2つの基準、つまり救済の方針がしっかりしておらず公平ではない)」と揶揄されているのですが、私はダブルスタンダードの何が悪いと思っています。両方とも救済できれば良いにこした事がないのは当然です。しかしながらアメリカ政府にだって無限にお金がわき出てくる打ち出の小槌がある訳ではありません。ましてやこの2社さえ救えば全て丸く収まるなら良いのですが、現実的には他にも危ない企業がゴロゴロしており、また住宅系金融公社2社を救った後にあれもこれもとはいかないでしょう。

そうなってくると取捨選択が必要になってくるわけです。AIGはリーマンの債権に対する保証であるCDSも請け負っており、AIGを救う事→リーマン破綻による他の企業へのダメージを軽減という構図になります。そもそもあまり無制限に救うのは市場原理として良くはありません。失敗した企業は市場から淘汰されるべきです。といっても全てが機械的に淘汰されると経済社会は復興不可能な焼け野原となり、健全な企業までも巻き込んでしまいます。ですからその辺りのバランス感覚が必要で、単にスタンダードという単一の基準で推し量るべきものではありません。連鎖を考えて枠組みに囚われず柔軟に対応する、そういう姿勢が必要なわけですから。

全く個人的な感情論で言えば先日も書いたような理由でリーマンざまーみろと思っています。鉄鋼の偉い人も言っていましたが「調子の良い時は社員に数億円も払っていて、悪くなって税金で救済してくださいなんて虫が良すぎる」との意見には私も賛成です。ここにアメリカ流の極資本主義精神のまずさがあると思いますが、今まではそれで上手く回ってたわけで、世界中が反感を持ちながらも憧れていたのも事実。それをもって「ほら、欠陥があるって言ってたじゃん」なんておこがましく言うつもりは全くありません。

とにもかくにも目先は超悲観的な部分が払拭されて強気に動きそうですが、やがてその救済の規模が本当に実現可能なレベルなのかというコンセンサスが冷静さを取り戻した市場の主流になってきて、結果株価は停滞すると思われます。ここで言う停滞とは強気・弱気が入り交じって結果横ばいという意味合いだと捉えてください。アメリカ経済は大統領が替わって安定するまで「失われた3年」と後に言われる程度の時間を必要とすると思います。ここで日米欧が協調できたのは立派でした。ただそれを持ってすぐ反転、好景気とは当然ながらいかないでしょうね。

新興市場は「強気の買い」。金曜は3指数共に上昇。最近は株価の下落に伴う割安感からTOBが盛んになってきていますが、そういう場面になってくるといよいよ新興市場の時代到来だと思います。個人的には「ここが大底だった」宣言をしても良いと思っていますが、今まで何度となくダマされてきていますから、市場のボリュームがもっと膨らんできて数値的に説得力が出てくるまでは見守る事にします。

ソネットエンタテイメント(3789)は反発。ソニー(6758)がモルガンやGSの投資判断引き下げ等によりPBR1倍割れという歴史的な安値水準まで落ち込んだ事により、ソニーグループ全体の株価に軟調な面が出ていました。一方で子会社DeNA(2432)の運営するモバゲーは健全サイト認定され、海外サイトの運営もスタートし反発材料が調ってきています。もう悪材料は十分織り込んだので後は反発あるのみ。

ソフトバンク(9984)も反発。前日には1502円の安値をつけ心理的節目にほぼ到達。これ以上の下値はほとんどないと思われます。iPhoneの販売が伸び悩み、基本使用料の下限引き下げなど販売戦略の青写真が思うように進捗していませんが、その辺りも十分に織り込んだ株価水準になっています。ちなみに個人的にはiPhoneはソフトも充実してきて遊べる端末になってきておりオススメできるラインになってきました。

ダイハツ(7262)も反発。ただし反発力は小さく。三菱自動車が軽ワゴン「トッポ」を復活させる等、熱くなってきた軽自動車市場。ライバルも続々軽自動車市場に攻勢をかけてきており、最大手の同社も安穏としておれません。ただ先日読んだ日経ビジネスに書いてあったのですが資源高で潤っているインドネシアの中間層に自動車が売れるようになり、世界同時不況の中でウハウハな市場の様子。特に恩恵を受ける会社としてインドネシアで軽を販売している同社が紹介されていました。世界人口第四位のインドネシア市場は意外な穴場になりそうです。

みずほFG(8411)も反発でストップ高。場中に自社株償却を発表し一段高となりました。外部環境に振られてチャート形状は非常にいびつな形となっていますが世界金融不安の中で最も立ち直りの早いのは日本の金融機関だと思われます。業績が良くなるわけではありませんが、相対的に買われる金融株に成り得るでしょう。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→818円 目標6000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→255700円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 10月5日より 2400円→1604円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 10月15日より 117000円→97800円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→1241円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433000円→447000円 目標70万円

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→10160円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→224円 目標400円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→490000円 目標55万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。