KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

[[今週のお題]]

↑かつてJT(2914)が上場して下落した際(当時高校生)に「私はコレで株を止めました」というネタで読売新聞のUSO放送というコーナーに載った事があります。ちょっと自慢(^^)

それはそれとして実は私、先日二年半勤めた会社をマジで辞めました。父の身体の事もあって東京の証券会社を辞めて富山に戻ってきたのですが、転勤ができないとなると大手企業ではダメ。それで全然経歴と異なる地元の小さな会計事務所に勤務していたのですが、小さな会社になるとどうしても経営者の意向が強くなります。最初は上手いことやっていたのですが、とある事をきっかけに私と所長との確執が深まってきました。

というのは、私が事務所に入って間もなく
「てけてけ君は証券アナリストとファイナンシャルプランナーを持っているんだって?ならうちの事務所でお客さん向けに資産運用業務をやってもらおうと思っているんだけど」
と持ちかけられて
「はい、是非やらせてください!(^^)」
と二つ返事で引き受け・・・ようとしたのですが。
「その代わり条件がある。君自身の株取引を止めなさい」
と言われました。

「え、顧客との利益相反の恐れがあるからですか?(・・;)別に資産運用って言っても投信中心のアドバイス限定になるんだったら、個別株なんて影響してこないし・・・」
「いや、利益相反とかそういう問題じゃなくて。アメリカでは銀行マンは一切株禁止だから。うちはアメリカ式でいきたい」
「え、だってうち銀行でも何でもないでしょう?別に株券なんて顧客と相対で取引するわけじゃないんだし、利益相反でも無いんなら構わないんじゃないですか?」
「ダメダメ」
「だって所長株持ってるでしょ?この前優待狙いでJAL買おうとか言ってたし(-。−;)だったら隗より始めないと」
「ワシのは君とは違う!研究のためだよ」
「・・・ではお引き受けできません」

勿論雇われの身ですから、従業員が経営者の意向に沿わないといけないのはわかります。ですが理由のはっきりわからないのに、従業員の財産権を奪い取るような業務命令には納得いかなかったんですね。利益相反ではない、アメリカ式でいきたい、一方自身は株を止めないで「研究」だなんて見え見えの言い訳をする・・・というわけのわからん回答では、到底納得がいきませんでした┐( ̄ヘ ̄)┌皆さんだったらこのロジック理解できます?

というのが入社してから半年位の出来事。そこから所長の私に対する態度は明らかに一変。外部者に私の事を紹介する時も「てけてけ君は入ってきたばかりなのに私に反抗するんだよ」と言う始末。まあ事実ですけどね。そこから私の我慢我慢が続いたのでした。(つづく)

さて、我慢我慢の日経平均は本日続落。前日のNYダウは先週金曜に先んじて下落していた反動もあって、世界の株式市場安の中で何とか前日終値近辺で粘っていましたが、引けにかけて急落。アップルがiPhone4を発表した事により材料出尽くしから下落。その流れでハイテク株中心に売られた模様。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。前日既に今年最大の下落幅を記録したにも関わらず、まだ売られる展開となりました。ただシカゴ先物よりは下げ渋った形で始まると、徐々に下値では買いが入りアジア市場が始まるとプラス転換。直近安値で何とか踏みとどまった事も相場の下支えとなりました。

しかし簡単に上げないのが今の相場のいやらしさ。買いが止んでしまうと相場の様子見ムードが上値を抑え、引けにかけて一時マイナス圏の場面も。結局は小幅高で引けました。

投資判断は「買い」。本日は週末のSQを睨んで9500円を挟んだ値動きでしたが、前回もお伝えしたように、今週は売買見送りが正解でしょう。上がるにしても下がるにしてもSQを通過してからトレンドを判断するので十分だと思います。

菅政権樹立という変化はあるものの、結局日本一国で何とかできるような状況にはありません。長い目で見れば政権安定は重要ですが、目先の株式市場にとっては国内要因よりも遠くの小国の小さな債権不安の方が余程大きく影響してきています。大きく揺らいでいるヤジロベエにささやかな風が吹き込んだだけでも、普段以上にぐらついて見ている方がビビる、といったイメージでしょうか。そんな世界規模の綱渡りが続いています。

こんな状況下ではテクニカル的な話はあまり役に立たないと思います。目先はSQの需給と外部要因。この二つで大勢が決まってしまいます。株価的には割安ですから買いの水準にあり、損失も覚悟しつつ割り切って買いに向かう環境だとは思っていますが、普通に考えれば様子見が正解でしょうね。ちょっと明確な答えは現時点では出せそうにありません。

新興市場は「強気の買い」。本日はヘラクレス指数のみマイナス。グリー(3632)が抜けてしまったマザーズ市場は、残された主力株のミクシィ(2121)やサイバーエージェント(4751)といったネット関連株が堅調だったため、上昇も目立ちました。東証1部銘柄が動き辛い時には新興市場と仕手株の出番。1部銘柄以上に売られ過ぎた新興市場株には、引き続き投資妙味があると思います。

ソフトバンク(9984)は反発。前述のようにiPhone4発表がなされ、日本の方は素直に好感した買いが入りました。昨日携帯電話純増数首位も発表され、引き続き順調な伸びが確認された事も支援材料。為替が落ち着かないところの内需系物色代表銘柄としての側面も見逃せません。本日発表の信用倍率も若干改善。

ところで今度のiPhoneは事前にある程度情報が漏れていた事もあって、インパクト自体は薄かったですね。端末が薄くなったのと電池が長持ちというところくらいしか実用性は向上していません。個人的には今持っている3Gで十分です。iPodの時もそうでしたが、初代が一番衝撃的で、その後は特段大きな変化が無いんですよね。まあ毎年のように衝撃的な変化を求めるのは酷ですけど、個人的にはちょっとガッカリでした。

メディカルシステムネットワーク(4350)は大幅続落。本日よりめでたく東証1部に鞍替えとなりましたが、材料出尽くし及び公募の受渡もあって大幅安のスタートとなりました。同日上場となったグリーの方が目立ちましたし、やはり前に売っておくべきでしたね。公募価格681円は割り込んでいないですが、上値は相当重いと見ます。売り一巡後の戻り待ちの売りを検討中。

みずほFG(8411)は続落。アメリカ金融株はGSもバンカメも政府に睨まれて売られており、良いところがありません。日本の金融機関にも連れ売りが出ている格好。公募の発行条件などが決まれば同社ももう少しアク抜け感が出てくるでしょうが、その資金吸収力自体も相場全体を悩ます一因とも言えます。本日発表の信用倍率では、空売りが大きく減少してまた需給が悪化。需給の厳しさが頭を悩ますところ。

ACCESS(4813)は 本日引け後に第一四半期決算を発表。好決算の内容で、前期比黒字転換を無事達成。通期見通しの実現可能性も高まる好発進でした。下落トレンドの中で堪え忍んだ甲斐があるというものです。明日の相場環境が閑散であれば、同社の好決算はより光るでしょう。新興市場高のきっかけを作りにも発展しそう。

昨日の寄り付きより買いポートフォリオ入れとなったローソンエンターメディア(2416)は続落。流動性は極端に薄いですが、それだけに全体市場の影響も薄いです。テクニカル的な爆発力、割安感に期待。一方で増資リスクも否定できませんが、親会社に頼って吸収してもらう・・・という選択肢も残ります。気長に爆発を待ちましょう。

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