KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

私はコレで会社を辞めました その2

所長自身は暇な事務所でしたので、年に何度も個別面談が行われました。他の人達は日々の反省やら今後について話す最中、私の面談は終始「株を止めなさい」「株をやるならうちの事務所は辞めてもらう」という話ばかり┐( ̄ヘ ̄)┌

私には私の言い分があります。そもそもこの事務所に入る時の面接で「前職で証券マンだったんなら、自分で株取引やってるの?」と聞かれ「はい、やってます」とちゃんと答えて入所したのです。その時に「株をやっているならうちではダメだ」とも何とも言われなかったのに、その後たまたま所長が受けた外部の資産運用セミナーで資産運用の需要に触発された事により、事務所で事業を始めようと思い出した頃から変な考えが浮かんできたようでした。

そんな状態ですから所長と日頃の仕事で顔を合わせるのも嫌。最初は自分の意見を持って、教えられる事は素直に聞いて、しっかり反論する事は反論し、前向きな姿勢で仕事に打ち込んでいたのですが、次第に「どうせ何を言っても無駄なんだ」と考え、何を言われても「はい。はい。」とだけ答えて受け流すようになってきました。「従業員の意見を聞いてモチベーションを上げる」という大義名分で行われた面談によっては誰も救われませんでした。

自分でもそれではいかんなーと思っていたのですが、話を聞いてくれる相手ならお互いの意見を少しずつすりあわせていくということも考えられるけれど、そうでないならば焼け石に水。意味がありません┐( ̄ヘ ̄)┌「3年だけ頑張って、それで変わらないようなら辞めよう」と思って過ごしていました。

面談が苦痛でしたが先輩諸氏も「そんなの聞き流しておけばいいよ」と言ってくれていたので、面談の時は「はぁ」とだけ答えて、引き続きだましだまし過ごしていました。しかし昨年の年末の面談で遂に上司を交えた三者面談が実施。上司は中立的な立場で黙っておられましたが、所長はいよいよヒートアップ。「来年には結論を出してもらう」という事に。

一方でまた毎度のパターンだろうな、と思って多少甘く見ていたのですが、今年に入って先輩から「てけてけ君、今度ばかりは所長本気だよ。幹部のみの会議で株をやっている従業員は辞めてもらうって言ってた。てけてけ君名指しだったよ」と。それを聞いた時に「あぁ、もういよいよ潮時だな」と感じました。(つづく)

※ピンポーン。宣伝のお時間です。

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さて、潮時な日経平均は本日反発。前日のNYダウは原油流出事故に絡んでPBの株価が下落した事によりエネルギー株全般軟調な展開となった事を受けて下落。それを受けた日経平均でしたが朝方は買いが先行。一時マイナス圏に沈む場面もありましたが、前日既に安かった反動やSQに向けて9500円というラインが意識されて徐々に値を戻す格好。市場出来高は16億株と非常に薄商いでしたがそのままジリ高となり、9500円を上回って引けました。

投資判断は「買い」。差し当たって明日のメジャーSQを睨んで動きが取り辛い週でしたが、来週からは方向性がはっきりしてくると思います。それもこれも明日のSQ値の決まり次第。下値で決まれば下支えとなりますし、上値で決まれば上値抵抗線になります。というわけで、今晩のNY市場はあまり上がり過ぎない方がかえって良いのかも知れません。

ただ参院選も近くワールドカップも始まりますから、どちらにせよ商いは引き続き薄いままでしょう。来週月曜には四季報が発売されますから、個別企業の好業績期待銘柄が狙い撃ちされる状況となりそうです。

一方でいい加減海外マーケットも落ち着いてくると思われます。様々な不安に怯える世界の投資家ですが、次は原油流出が困った材料として取り上げられています。段々と悪材料視する内容が小さくなってきたと思いませんか?ギリシャ・スペインからスタートしてハンガリーというユーロですら無い国の不安が取り上げられ、個別企業の事故までスケールダウンしてきました。

要するにもう弱気派のネタが尽きかけているのです。そろそろ陰の極、そう見ても良いのではないでしょうか。逃避先資金として取り上げられる金の価格が最高値を更新して、大きく反落してきた部分もそれらを示唆しています。資金は次第にリスク資産に戻ってくるでしょう。

ですから基本スタンスはやはり「買い」。ですが、完全な強気になれないのはトレンドや需給動向。日米共に直近安値を割り込んでしまっているので、トレンド的には底打ちとは言えません。

材料面では上記のように落ち着きをみせつつありますから、歯車が逆に回り出せばあっと言う間に持たざるリスクが取り沙汰される事態になるでしょう。ここからの下げ余地よりは上昇余地の方が大きいと見て、打診買いを細かく続けていくのが有効な作戦ではないかと思います。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に上昇。雰囲気としては少しずつ値動きの軽い銘柄が跋扈し始めてきた印象を受けます。値上がり率上位は大体決まった銘柄達。そういう時にはそれらに市場が牽引され、他の銘柄にも流れが広がっていきます。なので出遅れ新興市場銘柄を狙っていく作戦が良いと思われます。

ソフトバンク(9984)は続伸。先んじて上昇していた分、本日は全体相場の割には弱い展開でしたが、それでも5日線で反発し底堅さを見せました。2300円というラインが目先の上値抵抗線として意識されていますが、上値・下値共に切り上げてきている上昇には安定感があります。明日のメジャーSQで簡単に突破できるようであれば、追随買いのチャンス。

メディカルシステムネットワーク(4350)は続落。公募による需給悪から下落転換しています。公募価格の681円も割り込んでしまい、処分売りに押される動き。この辺り戻りはなかなか難しいかも知れないですね。ただ元々流動性の薄い銘柄でしたから、需給悪ばかりではなく、逆に流動性向上による実質的株式価値の増大にも目を向けるべきかも知れません。戻り売りのスタンスには変化ありませんが。

トヨタ(7203)は反発。しかし前日付けた年初来安値に面合わせ。自動車向け鋼材の価格引き上げ交渉が伝わり、鉄鋼株が上昇する反面、自動車株が売られる形になっています。また同社の販売回復力の鈍さも市場に嫌気されている格好に。悪い流れとなっていますが、何と言っても日本を代表する株トヨタ。そのトヨタのPBR1倍割れは有り得ないでしょう。外部環境が改善すれば、外国人投資家の標的になってくるものと思われます。

ACCESS(4813)は続伸。一昨日発表した決算を好感し、昨日は大幅高も大きな陰線を付ける形に。本日はその流れを断ち切る形で買い気配スタートし、堅調推移を見せています。需給の暗転が懸念されましたが、本日の買いは非常に心強いものがありますね。特に本日陽線で引けて昨日の寄値145000円手前で一旦失速するも、再度トライしに行っている部分が良い形です。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。