KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

私はコレで会社を辞めました その5

※今回は頭っから宣伝で恐縮ですが、三才ブックス様から昨日発売された「ゲームラボ7月号」の「ゲーム業界は死ぬのか?」という特集において、先日発表された3月期決算からゲーム業界の動向分析のページを担当しました。宜しかったら読んでやってくださいm( _ _ )mペコリ

ちなみに雑誌自体はかなりコアなユーザー向けのゲーム雑誌となっていますので、何となく書店で買うのは恥ずかしい・・・という方は、下記のアフィリエイトでも利用してやってください。そしてアンケートで面白かったと投稿してやると、尚宜しいと思います(;^_^A

これで自身2度目の雑誌執筆です。こういう仕事の依頼がもっと増えてきたら良いなーと思う今日この頃です。業界関係者の方も読んでおられましたら宜しくお願い致しますm( _ _ )mペコリ

ゲームラボ 2010年 07月号 [雑誌]

ゲームラボ 2010年 07月号 [雑誌]

価格:840円(税込、送料別)

以上、本の宣伝は終わり。そしてまた前回からの退職話の続きです。

後日。お客さんは金曜なら都合が付くという事で、直接伺って真意を確認したいと思いました。その際私だけでは心許ないという事で、そのお客さんと縁のある隣の部署の上司と一緒に伺うような段取りとなりました。

お客さんとお会いして、2時間近く説得を試みましたが結局ダメでした。私も自分の進退はさておいて、ここは仕事と割り切って全力で説得に尽くしました。何なら最後は1年間無料でも良いというところまで譲歩しましたが、それでももう止めるという事でした。

特に相手側は何かに怒っているとか不満があるとかそういう事ではなくて、それではこちらに申し訳が立たないし、もう決めた事だから・・・と決意は変わらぬ様子。不景気の波は相当に厳しいものでした。野菜をくれたり自身の発明して特許を取った商品を自慢げに話してくれたりして良い社長さんだったのですが、社長さんにとっても苦汁の決断であり、それ以上もう言ってくれるな、自分の不甲斐なさを責めてくれるな・・・という感じでした。

帰りにはすっかり日も暮れて、お客さんからの帰り道。車の中で私と隣の部署の上司と「残念だったね」という話をしながら帰りました。
「ところでてけてけ君、先日の話はどうするの?」
当然の流れとして私の進退の話になりました。

「・・・いや、実は今回の説得がダメなら、これを機会に辞めてしまおうと思っていました。ですから、帰ったらそのまま所長に言おうと思います」
「そんな短絡的な!次の仕事は見つかったの?」
「いや、まだ決まっていないですけど・・・」
この時、既に辞めてから自分で事業をやろうと思っていましたが、私は敢えてその事を伏せておきました。

というのも実は私、この上司こそが所長に私の悪い評判を流したのではないか、と変に勘ぐっていたのでした。特に仲が悪かったわけではないのですが、良かったわけでもありません。表面上は優しく愉快に接してくれるけれど、内心何を考えているのかわからないような人だったので、隣の部署の私が何か楽勝に仕事をやっているように見て、やっかまれていたのではないかと警戒していたのです(一応私仕事が早い事が取り柄でしたが、それが他人から見ると楽な仕事ばかりやっていると映っていたのではないかと思っていたのです)。

「ダメ!そんな事で仕事を辞めたら絶対ダメ!」
「・・・」
「あなた優秀な人だから(※社交辞令です)すぐ仕事見つかるとは思うけれど、奥さんいるんでしょ?辞めて何のアテも無いのに辞めたらダメ。一週間でも仕事をしないプーな時間を作るのは絶対ダメ!」
そんなやりとりしているうちに車は事務所に到着しました。事務所の駐車場に車を止めたまま、話は辞める、辞めるなの平行線を辿っていました。

「そんな事言ったってどうすれば良いんですか!どうせ他に選択肢なんて無いでしょ!?所長は来週までに返事しろと言っているのに!」
私は内心この人が真犯人だと思っていたので、思わず声を荒げてハンドルを強く叩き付け、じっと見返しました。真っ暗な車内にしばらく沈黙が流れていました。(つづく)

※今回は頭で本の宣伝したので、こちらは短めに。優良で有料な株式投資のメルマガのご用命は以下のHPにてお申込ください。

なお、本日は会員様向けに計3通のメール送信を致しました。着信を確認できない会員様は下記のHPトップ画面に発信時間を記載していますので、照らし合わせてみてください。それでも見つからない場合はお使いのメールサービスにて迷惑メールフィルタに振り分けられていないかご確認ください。

http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/

さて、荒ぶる日経平均は本日反落。前日のNYダウは宅配大手のフェデックスが弱気の見通しを示した一方で、堅調な鉱工業生産指数により強弱感が対立。世界的な薄商いな中で小幅高となりました。BPの原油流出に関する賠償の話も概ね決着が着いてきた事もアク抜けに。

それを受けた日経平均は昨日の大幅高の反動もあって軟調スタート。端午節で休場となっていた中国市場も軟調なスタートとなると下げ幅を拡大。とは言うものの商いも薄く上下値幅は60円。最終的に日経平均はギリギリ1万円を割り込んで引けました。日経平均今年最長の連騰は5でストップ。

投資判断は「強気の買い」。相変わらずの薄商いですが、雰囲気は悪くありません。誰が言ったか「菅さんに売り無し」の状態が続いています。テクニカル的には薄商いを映して値が飛び飛びになっていますから、正直あまり精度の高い分析はできませんけれど、ストキャスの暗転と1万円回復の目標達成感によって、短期的には少し調整に入りそうな感じです。

それでも9400円割れ水準のダブルボトムにより底打ち反転は確定していますから、調整と言っても日柄調整に止まるでしょう。基本的には明日も底堅い動きが続くものと思われます。一方値動きは小さそうですから、当面東証1部の主力銘柄にとっては暇暇な状況が続きそうです。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に軟調。中でも特にマザーズ指数の下落が強く、日本風力開発(2766)ショックが引き続き重いようです。本来であれば薄商いの中で新興市場銘柄・仕手銘柄の買いがもっと目立っても良いはずですが、投資家の不信感も根強い様子。

ちなみに同社に関しては引き続き全株一致するような場面では買って良いのではないかと思います。この感じだと5万円割れからの勝負になりますか。3万株の売りが出ていますから、全部買うのに15億円必要ですから、5万円以上では厳しいですね。PTSでは参加者も限られるので頑張っているようですが(ここで買って持ち越したら大やけどすると思います)。シニアコミュニケーション(2463)のチャートが参考になるかと思います。またこの辺り状況がいつ一変するかわかりませんから、リスクは大きいですけれど。

ソフトバンク(9984)は続伸。引き続き強い値動きで8連騰となっています。1月の年初来高値を目指す動きになっていますが、週足で見ると2000円割れからの上昇波動に入ったばかりですから、恐らく簡単に抜けてくると思われます。2500円は十分狙えるところでしょう。

みずほFG(8411)は小動き。昨日は年初来安値を更新して、本日もその水準に面合わせ。本日の日経では信用買い残の多い銘柄が上値を抑えているという記事が出て、まさに同社を含めたメガバンクの状況を責めている感じでした。やはり22日の株主総会以後に増資が決まるまでは動き辛いか。

ローソンエンターメディア(2416)は続伸。昨日管理銘柄解除が出て少し買われたものの親会社ローソン(2651)との株式交換が決定しているので、本来あまり意味はありませんね。私のようにその事実に気付いていない人が買ったのだと思います。これで買い値も戻ってきたので、明日の寄付にて売却とします。

そろそろ買いポートフォリオに何か追加したいところですが、薄商いの中でなかなかめぼしいのが見つかりません。ヤクルト(2267)かJT(2914)、もしくは不動産株や消費者金融株等の売り込まれた銘柄の買いが良いかなーと思うのですが、決定打が出ず。もうしばらく様子見です。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。