KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

2丁目の朝日 その5

先日からの東京話の続きです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/KA.Blog/20100916.html

商店街をグルッと見ても、紳士用のベルトを売っているような店はありませんでした( ̄Д ̄;;むしろ18時が近づいているため、シャッターを閉めようとする店が続々。これはまずい!

そうして回っていると交番を発見しました。よし、地域のお巡りさんなら知ってるでしょう!そう思って交番に入って聞いてみました。

中に居たのは私と同い年位の比較的若いお巡りさん。
「あのー、何でも聞いてみますけれど、この辺りでベルト売っているところわかりませんか?」
「ベルト?」
「紳士用のベルトなんですけど・・・例えば青山とか青木とか、そんなところってこの辺に無いですかね?」
「あー・・・そうですねー・・・。錦糸町の方にまで行けばあるんですけど、この辺には無いですねー」
「あー、やっぱりそうですか(-。−;)ありがとうございました」
ガガーン!はっきり無いと言われてしまいました( ̄Д ̄;;万事休すか。

そう思いつつも諦めきれず、友人が到着するまでもう少し時間があるので辺りを回ってみることに。すると交番から100mも行かないところで「斉藤洋服店」という店がふと目に留まりました。ん?ここならひょっとしてあるのでは?

飛び込んでみると中には店番をしていたおばちゃんが一人。
「あのー、すみません。ここって紳士用のベルトって売ってます?」
「あ、ベルト。あるよ。2本だけだけど」
おぉ!あったあった!(^^)やっぱり刑事魂で足繁く調べてみた甲斐がありましたよ!ありがとう、ゴリさん、和久さん!!←何のこっちゃ(;^_^A

「それ私が買うんじゃないんです。友人が間もなくやってくるんですけど、ベルト売っているところを探しておいて欲しいと頼まれまして・・・」
「???」
不思議そうな顔をするおばちゃん。確かにイマイチ意味不明な状況かも知れません(;^_^A

「ところでこの店って何時までやってるんですか?」
「んー、18時半までかしらね」
おぉ、ギリギリだ。友人は18時過ぎに押上駅に着くと言っています。
「あー、そしたらまたすぐ来ますんで、そのベルトとっておいてください」
と言って一旦店を離れる私。
「何だかわからないけどわかったよ」
とはおばちゃん。

一つ任務を達成した充足感と共に、私は再度押上駅まで行って、友人と待ち合わせる事にしたのでした。(つづく)

さて、充足感を感じたい日経平均は金曜反発。前日のNYダウは新規失業保険申請件数が増加した事、中古住宅販売件数が低調だった事等を嫌気して軟調推移。それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。尖閣諸島問題や為替が円高に振れている事、週末を控えた様子見売りが出てくる格好になりました。

ところが後場になるとまた為替に介入が入ったという観測や白川総裁が辞任するのではという噂が飛び交い為替は一気に85円まで円安に向く動きに。それに応じて指数も急反発。輸出関連株を中心に買い戻される格好になりました。

ただ、財務省高官は今回の介入についてノーコメントと伝えられると、単なる噂の「なんちゃって介入」だったのではないかという憶測も広がって、再度元のポジションにまで下げる動き。結局9500円割れの水準にまで押し戻され、力無く引けました。

投資判断は「強気の買い」。今回の騒動の本質は未だ謎のままですけれど、市場は「介入」という見えざる幽霊に恐れおののいている感じです。前々から言っているように為替介入は私の本意ではありませんけれど、先日の介入のタイミングに関しては「絶妙」と評価せざるを得ない程効果的でした。やるならここという節目を知っている介入です。お陰でトレンド的には為替も株価も上向きになってきています。

これは市場でも噂されていますが、前回の最大級の介入時(03〜04年)に為替市場課長・補佐として実務レベルで担当した山崎氏と大矢氏が、財務省国際局に今夏の人事異動で配置された結果と言われています。彼らは過去の経験から、本当に市場の流れや介入に効果的なタイミングを心得ているようです。

それでもやはり私は介入には否定的な立場は変えません。いくら投機的な円買いが増えているからと言っても、需給は必ず自然と均衡点で一致して、そこからトレンドが変わってきます。それが市場原理というものです。無理に需給を変えても、それは時間稼ぎにしかならず、いくら短期証券で調達した資金を介入に回していると言っても、そのツケは必ず様々な形で国民に回ってくるのです。

9月末にかけて、決算・中間決算を控えた輸出企業のドルを円転する動きが出てきます。彼らに絶好の円買いのタイミングを与えるという意味で、介入とは輸出企業偏重の政策であり、やはり繰り返しになりますけれど、それはバラマキでしかありません。

それよりもむしろ政府ファンドを設立して、この円高を利用した積極的な海外資源の買収に動くべきです。今回の中国の一件で、レアアースが今月いっぱい禁輸と言われ、その大部分を輸入に頼っている日本は恐れおののいています。そういうリスクもヘッジでき、尚かつ自然な形で円安に誘導できる「実需の海外投資」を実施すべきと思います。

そんなわけで私の意見をまとめると、やっている介入自体には否定的ながらも、その効果は認めています。しかし介入には国際社会の非難もついて回ります。それならば、一石三鳥にもなる「海外資源の買収」の方が、万人を納得させられて良いと思います。勿論それに伴って商品市況の高騰や、実際に為替が振れるまではタイムラグなど、様々な障壁もあるでしょう。でもそれが筋だと思います。

新興市場は「強気の買い」。金曜は3指数共に軟調。相変わらずJASDAQには低位株の跋扈が続いています。テクニカル的にも日経平均は75日線を突破し、TOPIXも準ずるような動きになっていますが、新興3市場の指数はどれも75日線とは程遠く、まだ底を探るようなチャートになっているところが痛く、確かにこれではなかなか個人投資家も買いで押してはいけません。

ポートフォリオ銘柄】
ソフトクリエイト(3371)は堅調。引き続き権利取りの買いが入っている状況です。加えて寄り前の売り買いが同数のクロス取引でしたけど、優待タダ取りの動きが出ているようです。毎回こういう動きが出ては、結局逆日歩で優待分以上の打撃を受けてますが、皆懲りないもんですねぇ・・・。

同社に関しては毎回権利落ち後は権利分以上落ちるので、今回も恐らく安いところでは900円割れまでの下落を予想します。ですから、来週月曜の権利付き最終日には売却して、後日買い戻しが良いと思います。

一方でその後の値動きに関しては、週足で見る一目均衡表の雲が下方で厚くMACDも好転しているため、中期的には上昇トレンドに戻ると思います。また一部では東証1部上場期待も挙がっています。ただしこの予想に入っていなかった三菱総研(3636)が東証1部に指定替えとなりましたが・・・

みずほ証券の予想
http://www.nsjournal.jp/column/detail.php?id=225912&dt=2010-09-13

ソフトバンク(9984)は反発。全体相場が弱い中でも逆行高でしたし、後場の反発局面では一段高、その後の下落でも高値圏を維持しました。水曜に発表された信用倍率が1倍割れということで、逆日歩も付いている状況。需給の改善に裏付けされた買いが入っている様子です。5日線から落ちかけたところからの気合いの上昇で、強い動きはまだ続きそうです。

ダイハツ(7262)は続落。前回示した抵抗線1050円を割り込んできてしまったので、ちょっと短期的な底が見えなくなってきました。ただ下方からせり上がってくる75日線はかなり強力な抵抗線と見ています。その手前で反発する事が高い確率で予想され、もし急速に1000円割れまでの調整が入るのであれば、そこからの反発力はかなり強いと見ています。

みずほFG(8411)は続落。そしてまた上場来安値更新の動きとなりました。トレンドとしては下落トレンドが継続しており、ちょっと底が見えない感じですね。内需銘柄の代表格としては、後場の為替反転もどこ吹く風。テクニカル的にはMACDも暗転しかかり。

ただその中でも光明は、同社の安値更新を睨んで空売りが増えてきている事です。これで信用買い残の上値圧力が少し相殺されます。需給はどこかで必ず均衡しますから、底を確認してからでの買いでも遅くは無いと思います。

トヨタ(7203)は反発。モロに介入の恩恵を受ける代表銘柄として後場急伸。ただし結局介入ではなかったのではないかという観測から急速に上げ幅を縮小。結局75日線の下にまで押し戻される格好になりました。折角一目均衡表の雲もろともに突破する良いチャンスでしたが、逆に余計なシコリを上値に残してしまった格好です。もう一度神風が吹くきっかけ待ち。

プロミス(8574)は続伸。こちらは金融株とは対照的に強い動きが続いています。日証金ベースでの貸株が増えており、売り方の耐えきれない買い戻しで直近高値更新の説明がつきそうです。一目均衡表の遅行線も雲から突破し、上値は一段と軽くなりました。


【注目銘柄】
GCAサヴィアングループ(2174)は堅調。業態は同じの日本M&Aセンター(2127)と共に、日経1面で報じられた「TOBの条件を特例的に緩和」という報道を受けて、今後もM&Aを促すような政策が相次ぐとの期待感が出ている模様。

同社は第一回の銘柄レポートとして取り上げた銘柄ですが、株価推移は当時のレポートに概ね沿った形で推移してきました(下記のリンクより参照)。一方で買いのタイミングは10月下旬頃としていましたが、環境の変化によってそろそろ良い頃合いのかも知れません。最近の子会社の非上場化や、企業の保有する現預金の高まりに合わせて、世界的なM&Aも活発化してきましたし。

同社の商いも最近盛り上がってきた事から、月曜の寄り付きで買いポートフォリオ入れしたいと思います。目標株価は差し当たって9万円とします。

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