KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

11月の成績発表

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今日は11月の成績発表です。11月も先月同様に前半と後半で雰囲気がガラリと変わり、野田首相による突然の解散宣言から相場は急激に反転。安倍トレードに発展していきました。そんな中で私のポートフォリオはどうなったのか。早速検証していきましょう。


買い銘柄

みずほFG(8411)
126円→132円(19営業日保有 上昇率4.8%)

需給の悪さからなかなか上がらなかった銀行株ですが、さすがにこれだけ地合が好転してくると少し動き出しました。ただ本来であれば、これだけ安部氏が金融緩和に対して積極的な発言をしてくるのですから、もっと金融株に買いが入ってもおかしくありません。海外の金融株もそれなりにしっかりしているのに。

どうも今の相場の厚みの無さは、こういったしこりの大きい銀行株が上がらないところに感じられます。究極的には銀行株が上がらないと、外国人買いの本気度もたかが知れている。つまりは本格的な上昇相場にはならないので、銀行株は実需的な買いがどれだけ入っているかのバロメーターとも言えます。


GCAサヴィアンG(2174)
105700円→99600円(19営業日保有 下落率5.8%)

折角上方修正がありましたが買いが続かず。最近あまりにも好IRが出過ぎたので、出尽くし感が出ています。なんだかんだで6月の安値から株価は倍化してきましたし、半年の絶対期日もありますし、一旦は天井感が出るのもやむなしか。

それでも信用買い残は震災前の急騰時の水準まで減っていますし、相方の日本M&Aセンター(2127)は4年半ぶりの高値水準。共に好調なことには変わりありません。年末高の流れに期待。


丸紅(8002)
526円→543円(19営業日保有 上昇率3.2%)

商社株も銀行株同様に上値が重く。足下で資源価格がしっかりしている割には反応が鈍い印象です。同社は買収したガビロンが未だ中国の嫌がらせによって手続きを完了しておらず、その辺りもネックに。7月の高値552円と面合わせする場面もありましたが、そこを来週抜けることができれば一皮剥けた展開に発展できそうです。


ソニー(6758)
934円→801円(19営業日保有 下落率14.2%)

まさかのCB発行を嫌気して株価が急落。今月はいわゆる安倍トレードが本格化して為替の円安が進捗したにもかかわらず、同社やパナソニック(6752)、シャープ(6753)といった家電各社は全く流れに乗れていません。

正直、このタイミングで流れに乗れないのであれば、少なくとも年内いっぱいは家電メーカーに買いが入る期待はもてなさそうです。安値更新も視野に入れるべきかと。本当に市場が盛り上がって出遅れ株買いの流れが強まるようなら話は別ですが、恐らくそこまで暖まる感じも無いので、当面日柄調整が必要な感じです。


NECネッツエスアイ(1973)
11/13 1436円→1475円(12営業日保有 上昇率2.7%)

今月唯一のエントリー銘柄。通信設備投資需要が旺盛なことや、消防・防災システムの需要(アナログ→デジタルへの切り替え)もあり、業績はとにかく良さそうです。それらを映して株価も4年半ぶりの高値水準で好調。

ただし内需銘柄であることから、足下の上昇相場にはイマイチ乗れていない感じ。それでも先週はようやく上放れの動きが出てきたことから、高値追いの期待が持てる感じにはなってきました。再注目の場面。


売り銘柄

ファーストリテイリング(9983)
17420円→18720円(19営業日保有 上昇率6.9%)

前半は順調に陰線連続で下がっていたのですが、衆院解散以後は日経平均と歩調を合わせる形で連騰に次ぐ連騰。小幅ながらも11連騰は同社の新記録になっています。ジーンズメイト(7448)などの好調な月次をきっかけに衣料品各社強含む格好となっており、ちょっと売り方にとっては厳しい流れ。同社も週明けの月次売上公表に期待が注がれています。

また週末にアメリカのアパレルメーカーを買収すると伝わり、同社の勢いの強さを感じさせます。結果、株価は9月の高値に接近する流れに。月次を受けてここを明確に抜けてくるようなら、撤退も考えないといけません。


日本電産(6594)
5470円→5000円(19営業日保有 下落率9.4%)

地合が良くなりましたが同社は順調に下落が続きました。先月下方修正を出しても無理して上がった分の反動が出た格好。今週は短期反発局面に入りそうですが、25日線タッチ後は再度下落トレンドに回帰するものと思われます。引き続き弱気支持で。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
-0.06(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。


ちなみにその間
日経平均 11/2終値 9051円→9446円(19営業日 上昇率4.4%) 0.23(%/営業日) 

TOPIX 11/2終値 752→781(19営業日 上昇率3.9%) 0.20(%/営業日)

今月は残念ながらベンチマークに敗北・・・。特に先々月からベンチマークに対して強かった分、今月は反動が出た格好です。そもそも地合を読み違えたせいで、効率的なポートフォリオの入れ替えが進まなかったのが敗因でした。

そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数425.3ポイント
となりました。一応それでも地合が良かったわけで、何とか被害は最小限に食い止めました。12月は最後にバシッと決めて、何とか450ポイントに乗せたいと思います。


さて、12月の展望ですが引き続き投資判断「やや売り」で見ています。今になって先月の成績発表の際の11月の展望を見てみると、折角非常に良いことを書いていたのに、選挙のタイミングが予想よりもわずかに早かったことで切り替えに失敗し、11月後半の流れには上手く乗れませんでした。

それはともかく12月は3日新甫でもあり、波乱の展開が予想されます。元々3日新甫であろうがなかろうが選挙とメジャーSQが重なり、そこにアメリカの財政の崖懸念が挟まるわけですから、波乱は約束されたような月なのですが・・・。できれば上に波乱を起こしてもらいたいですが、ちょっと短期的に強過ぎたので、普通に考えれば一旦調整が欲しいところです。

金曜のNYはとりあえず横ばいの動き。それを受けてシカゴ225は9500円に乗せて終えています。夜間取引の段階でも9500円越えており、さしあたって高値を一旦攻めてきそうな感じはあります。ただ9500円は心理的節目であり、TOPIXは790ポイントでGWの急落時の窓を埋めてきますから、現値より少し上の水準はひとまず抵抗力が感じられるところです。

日柄的にも今年の安値が6/4だったことで、今週半年の信用期日を迎えることになります。実際に買い残がピークだったのは5月最終週であるため、実質的には先週にピークアウトしているはずですが、相場のリズムという観点からも見逃せない日柄になっており、警戒はしておくべきでしょう。

為替ももう少し円安に振れる余地があります。北朝鮮による衛星(ミサイル)発射観測も円安の流れを加速させそうです。ただドル円も84円辺りが10年10月以降の上値目処となっているためひとまず抵抗力がありそうで、短期・中期的にはそこで一旦頭打ちになりそうです(震災直後の85円台はトラッキングエラー)。

季節的な要因としても、02年以後は大体12月上旬までに円安トレンドがピークアウトする傾向にあり、年々少しずつピークアウトの時期が前倒しになっている印象があります。今年も日柄的に選挙がターニングポイントになりそうですから、やはり12月前半が一つの山場と見るべきではないでしょうか。

ユーロもやはり傾向としては同じですが、こちらの方はまだ円安トレンド入りが少し遅かった分、ドル円よりは円安に振れる余地がありそうです。とはいえ、ピークアウトのタイミングはほぼ同じくらいになると見ています。それぞれ長期的な円安トレンドには変わりないでしょうが、やはり短期では気になる水準です。

海外に目を向けると、上海総合指数は2000ポイントを割り込んで、09年以来の低水準に沈んでいます。ただ個人的にはこれはあまり不安材料視する必要は無いとも思っています。中国の景気減速懸念は投資家の中で十分織り込まれており、むしろ上海総合指数の方が後追いのような気すらします。

問題は何よりアメリカの動向で、アメリカの方は長期的なチャートでは上昇トレンドを崩していませんが、週足で見る中期的なチャートでは値をやや崩しており、財政の崖問題の進展次第で流れが変わるかも知れません。

ここでいう財政の崖の進展とは、解決するのは大前提として、その後出尽くしになるかどうかの問題です。多分皆妥協的な解決をする、とは思っているので、実際に決着が付いた時には一瞬買われるものの、その後どうなるかが気になります。余程オバマ大統領が折れた形の決着にならない限り、その後も買われ続けるということにはならないでしょう。

とは言え、下値はどんなに下がっても日経平均で9000円、TOPIXでも750ポイントを割り込むことは無さそうです。中期的なトレンドは上放れに転じており、年末にかけて「掉尾の一振」がまた騒がれるシーズンになってきました。押し目は徹底的に拾っていきたいところですが、市場がその押し目をきちんと提示してくれるかどうか。引き続き見極めが肝要です。

ところで最後に私事ですが、12月はかなり忙しくなると思うので、ちょっとブログの更新頻度は落とす、もしくは簡略化していくかも知れません。簡略化はいつもやりたいと思っているのですがなかなか・・・。有料メルマガの方に関しては当然今まで通りしっかりやっていきますので、引き続きご愛顧宜しくお願い致します。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。