KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

10月の成績発表

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本日は10月の成績発表です。10月はヒラリー大統領誕生が確実視される中でじり高の展開になりましたが、にわかに持ち上がったメール問題再燃で足元では一転警戒感が強まりました。そんな中私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。


【買い銘柄】

日本プロロジスリート投資法人(3283)
256000円→237000円(23営業日保有 下落率7.3%)

まずコレがいきなり今月の大失敗銘柄。決算月だし、少し戻したところで売るか・・・と思って引っ張っていたら、株式と反してREITはじり安の展開に。そこに追い打ちをかけるようにREIT指数の浮動株比率採用が同REITにとっては逆風となり急落となりました。分配金落ちも重なって、下落率が大きく。結局ほぼ安値圏での損切りとなりました。

うーん、REIT銘柄は元々長く持っている予定でしたが、日銀のREITに対する姿勢の変化やアメリカ利上げに対する警戒感、長期金利の上昇から、高利回り商品に対する風当たりが変わってしまいました。残念。


DMS(9782)
674円→800円(23営業日保有 上昇率18.7%)

逆にこちらが今月のMVP。まずはエイジア(2352)との提携でドンと買われ、次には実体面での上方修正を受けて一段高となりました。取り上げた当初より業容の変革、物流銘柄としての高まりをポイントに挙げていましたが、ようやく報われてきた感じです。一時15年6月以来の高値水準となりましたが、越境ECの盛り上がりもあって、まだまだこんなものではないと思います。引き続き強気で。


日本セラミック(6929)
1880円→1947円(23営業日保有 上昇率3.6%)

4日引け後に第三四半期決算を発表。売上の対通期進捗率は71.9%に止まったものの、営業利益は82.8%と上ブレ期待感が高まるところ。鳥取地震の影響も無かったようで何よりでした。あとは為替次第というところで、想定レートは1ドル103円ですから、まあこのままいけば問題は無さそうです。引き続き自動運転などの発達により自動車向けに搭載点数が増すことで、センサー需要は高水準でいけそうです。


三菱製紙(3864)
683円→689円(23営業日保有 上昇率0.9%)

地合が良い中でも横ばい継続。ぶっちゃけ円高局面が終わってしまうと、製紙業界はまたちょっと厳しさが出てきそうですね。とりあえず11日の中間決算の内容を見てまたどうするか考えますが、電池材料とか再編期待とか、結構良いテーマ性を内包しているところでもあるのですが。


あさひ(3333)
1256円→1260円(15営業日保有 上昇率0.3%)

こちらは為替の円高局面が終わってしまったので、諦めて損切り。ただ足元では自転車系のアニメ「ろんぐらいだぁす!」「南鎌倉高校女子自転車部」など一部では話題で、結構波が来そうな感じもあるんですけれど。しかしこれから地合が良くなっていくとみると、ちょっと主流ではないかなとは思います。


みずほFG(8411)
10/1より 170円→171.9円(23営業日保有 上昇率1.1%)

日銀によるマイナス金利深掘り無しでエントリー。ただ世界的な金融株不安などもあって、月央にかけて売られる展開に。それでもアメリカ金融株の決算好調を受けて買い戻しの動きが出て来ました。日銀金融政策決定会合では現状維持も決まり、また安心感には繋がっています。ヒラリー大統領誕生となればアメリカの金融株はまた苦しい立場かも知れませんが、議会が共和党ならば大丈夫ではないでしょうか。


キーエンス(6861)
10/5より 76440円→74120円(20営業日保有 下落率3.0%)

日銀によるETF買いがTOPIX買い主体になること、またTOPIXコア30採用期待感などでエントリー。最高値更新波動になっていたものの、決算通過後は売りが優勢に。まあこの辺りは地合が一気に悪くなってしまったので仕方無いですね。まだ売り長の状態であることから、下落はマシな方と言えそうです。


ファーストリテイリング(9983)
10/15より 34710円→35510円(14営業日保有 上昇率2.3%)

決算後の出尽くし感、また日経平均先物買いに対する期待感からエントリー。その後はスルスルと買われましたが、8、9月の高値を結ぶ上値抵抗線に上値を抑えられたこと、また10月月次が弱かったことからやや調整モードに入っています。ただ地合が悪い中では健闘している方。こちらもやはり売り長ですから、しっかりした動きに期待です。


アニコムHD(8715)
10/17より 2316円→2340円(13営業日保有 上昇率1.0%)

保険株の出遅れとしてエントリー。その後はパッとしない値動きが続きましたが、2300円の下値はがっちりキープしています。月次は比較的良いものが続いていますから7日発表の決算はそんなに悪くは無いと思うのですが、これを期に三角持ち合い上放れとなるか。再生医療事業で合弁している富士フイルムHD(4901)は和光純薬買収報道が出るなど、着実に同事業を強化しています。同社にとっては心強い限り。


【売り銘柄】

大東建託(1878)
16175円→17185円(23営業日保有 上昇率5.9%)

好決算を受けて上場来高値更新。うーん、圧倒的な空売り残を背景になかなか下がりません。レオパレス21(8848)や東建コーポレーション(1766)といった同業は弱いんですが。まあ事業環境としてはいずれ相続税対策にメスが入ってくるのは時間の問題と思うので、引き続き売り目線で見ていきます。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.05(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。

ちなみにその間
日経平均 9/30終値 16449円→16905円(23営業日 上昇率2.8%) 0.12(%/営業日) 
TOPIX  9/30終値 1322  →1347 (23営業日 上昇率1.9%) 0.08(%/営業日)

今月はベンチマークに若干見劣り。日本プロロジスリートをさっさと切っておけば良かったです。


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数719.1ポイント
微増でした。なかなか昨年の高値には戻りませんね。あと2ヶ月のラストスパートに期待です。


ということで、本日は買い銘柄として一銘柄買いポートフォリオに追加したい銘柄があります。それはCYBERDYNE(7779)です。

空売りファンドに目を付けられて以降ボコボコに売られている同社ですが、もうそろそろ株価は底値圏にきているのではないかという値頃感が一番のポイントです。正直次の決算発表後でも良いんですが、誰も特段決算の数字に期待はしていないでしょう。バイオ株みたいなものですからね。

ただ他の要点として、恐らく年内にはミクシィ(2121)、そーせいG(4565)辺りがマザーズを卒業して東証1部に行くのではないかという期待感。同社を含めた3社がマザーズではダントツの時価総額ですが、もしそのうちの2つが抜けていくようであれば、例えばマザーズ先物などの構成銘柄としては同社のウエイトが大きくなります。

となると、その分同社の買い需要が出てくるであろうことから、指数的な買いが期待できます。ただ正直、今更マザーズ先物も流行りませんから、これはあまり本気の材料とは思っていません。

むしろ引き続き人手不足に対する国策としての側面。先日は「人工知能やロボットを医療・介護に導入した事業者に対して診療報酬を増やすなどの制度の見直しを検討」などと伝わりました。この辺りは医薬品の価格引き下げ圧力と反比例するように、省力化促進の動きが出てくるのだと思います。

あとは引き続きアメリカFDA承認期待感もありますし、まあここから更に下がったとしても、しばらく放置しておけばいずれ上がるだろう、的なところですね。何より、空売りファンドもそろそろ利食い時期だと思いますしね。もう十分下がったでしょう。

目標株価は2000円に。月曜寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。

・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。全体地合に関しての見解は、また以後のブログで書いていきます。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。