KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は本日続伸。前日のNYは新製品発表を受けて一旦売られたApple株が買い戻されしっかり。一方ドル円は106.80円を付けて一段と円安に振れる流れになりました。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。円安を背景に引き続き大型株が買われる流れで、寄り付き間もなく15900円台に乗せました。昼に安倍首相と黒田総裁が会談と伝わり、会談後のコメントを受けて一段と円安が進むとドル円は107円台に突入。後場も高値圏を維持し、終値でも15900円を抜けてきました。

ただ小型株は弱く、値下がり銘柄数の方が多いやや歪な上昇でした。一方TOPIXは寄天の陰線に。出来高は21億株台、売買代金は2兆円越えと久しぶりに2兆円を超えました。


投資判断は「やや売り」。やや売りにしてからずっと上がり続けて高値を付けており、またとんだ赤っ恥ですが、とりあえず明日のメジャーSQ後、また3連休を挟んで来週の様々なイベントを通過してからまた方針を判断します。とりあえず昨日、本日の上昇は16000円のコール(買う権利)の建玉が3万枚近くあり最多なので、あくまでそれにサヤ寄せする指数的な動きに過ぎない感じです。ですから、先述のように小型株は恩恵を受けていません。

また為替が110円に近づく中で、この程度の上昇に止まっているという見方の方が正しいと思います。本来であれば16000円はとっくにクリアしていておかしくないでしょう。そこがなかなかスパッと上がらない相場の弱さを反映しています。逆に言えば今の日本株の強さは円安なだけで、それ以外何も無い感じです。その証拠にドル建ての日経平均はむしろ下落が続いています。
http://www.marketnewsline.com/market/1010.html

その為替に関しては珍しく短期筋の攻め通りの推移となっており、円売りポジションがガンガン入ってきています。結果、ドル円では円売りポジションが11.7万枚と1月以来の高水準。ユーロ売りについても16.1万枚と12年7月以来の高水準。本来これだけの水準になると巻き戻しが気になるのですが、それを上回る売りの流れ(またそれを裏付ける政治・経済要因)があります。

特に日本株などが引けた夜間などに円安が進む動きが見られ、本日も19時に107円を明確に超えてきました。日本の参加者(もしくは政府などの介入)が少ない時間を狙った仕掛けであることが明白です。ちょっと短期筋に思うように操られている節があり、その分巻き戻しが起きた際の反動も大きそうです。


新興市場は「中立」。本日は各指数共に堅調。円安を受けて東証1部の大型株が買われる中で、ここまで資金流出が続いていたミクシィ(2121)が主力ゲーム「モンスターストライク」のAppランキング1位を受けて一転ストップ高に。その他のゲーム株にも買いの流れが波及しました。それを受けてサイバーエージェント(4751)亡き今、すっかりミクシィ指数になりつつあるマザーズ指数は反発の形。

ただ個人的には今回の反発は足元でやや急速な調整が入っているためのリバウンドに過ぎないと見ます。ここから再度上値を追うにはまた核となる銘柄の登場が必要で、ミクシィにその役を任せ続けるのはやや頼り過ぎな感じ。新たなスター銘柄が誕生して、周りに資金が波及していく流れにならないと、上値追いの実現は難しいでしょう。


ポートフォリオ銘柄】
売り銘柄のファナック(6954)は続伸。進捗する円安やiPhone新製品の発表などもあって工作機械株はしっかり。同社は8連騰となっています。ただ上げ幅は小幅に止まっており、メジャーSQ前のポジション調整のあおりを受けているような感じ。明日は同社やファーストリテイリング(9983)といった指数寄与度の大きいところがどう動くか注目です。


セブン銀行(8410)は反落。ただまた昨日急伸し、本日は1文新値ながら上場来高値を更新してきました。足元でメガバンク以外の地銀株などが買われていますが、同社もその流れに乗った形。ただ8日の大陽線で上げの第二波動が始まったような感じになっているので、基本は500円に向けた流れになっているものと思います。


【注目銘柄】
東京計器(7721)は堅調。こちらは先週から有料メルマガにて買いで取り上げ。その後はほぼ横ばいの流れになっています。

月初にインドのモディ首相が来日し、日本と安全保障や経済分野での連携強化で一致しました。その辺りの流れで軍事関連に強みのある同社をチョイス。先般も国産戦闘機の開発報道もありましたが、同社の手がけるレーダー、コンパスも重要度合いを増す材料です。同社のHPを開いてもトップページからいきなり戦闘機の写真がありますから、関連銘柄ど真ん中という感じです。
http://www.tokyo-keiki.co.jp/index.html

また特に外国人の保有制限があるわけでもないので、買い手は自在です。もし日本政府が本気で防衛産業の情報流出を考えるなら、GPIFでも使って買わないといけないですね(ただ現実的ではないですが)。

ただ正直言えば既に自衛隊機の大部分で東京計器の製品が採用されているので、大きくシェアが拡大するわけではないですし、もし大々的に日本企業がオープンに開発することになれば、むしろ競争相手が増えます。無論今は他社にノウハウが無いので同社の優位性は変わりませんが、長い目で見た場合、必ずしもそれが同社にとってプラスかどうかは微妙です。

私はそれよりも無人飛行機「ドローン」に必要な慣性センサーを製造・販売している点を特に注目しています。無人飛行機の位置計測に必要な部品で、姿勢や位置の測定に必須です。実際GoogleAmazonといったアメリカの大手IT企業が開発に乗り出していますし、ソニー(6758)も先日開発報道がありました。

今後世界的に無人飛行機というのは増えていくと思います。実際、先日の広島の土砂災害の現場を上空から撮影しているのは無人飛行機です。例えば原発の上空とか、今後人が簡単に近付けない地域の上空を、無人飛行機が撮影する、というのは色々な形で増えていくと思います。無論軍事用途も多いでしょうし。

加えて先日はオーストラリアが潜水艦を日本から買うという具体的な話が出てきました。まだオーストラリア国内で色々議論が出ているようですが、日本製の方が自国で建造するより1/3~1/2の2.4兆円程度で済むということですから、確かに大きい話です。
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052970204707704580141643283765392

軍事だけに限らず、足元で為替が円安に進捗しており、かつて危機を意識された日本の造船業界がにわかに息を吹き返してきています。結果、三井造船(7003)や名村造船(7014)を始めとする造船株、それに伴い中国塗料(4617)などの付随株も上がっているので、航海計器を得意とする同社に買いが入ってきておかしくないと思うのですが。

提携先のオーバル(7727)の株価がここのところずっと上がっているので、保有株の含み益増という観点もアリ。個人的にはこれだけ良い材料が目白押しなのに上がらないのはちょっと不思議です。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。