KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

海外市場お休みで閑散

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日経平均は本日続落。連休の間の欧米市場が安定していたものの、為替がやや円高方向に振れたことで売り先行のスタート。その後は欧米市場がクリスマスの振替休日でお休みの中、閑散な一日となり、また日銀ETF買いが入りそうな中でも値動きも執筆現在では50円程度に止まっています。14:15時点の売買高は11億株台と閑散。


投資判断は「やや売り」。しかし日銀が今月もガシガシ買っていきます。先週までで今月7回の買い入れとなり、742億円×7=5,194億円のお買い上げ。それとは別に設備投資ETF12億円を毎日買って計192億円買っており、何としてもでも6兆円分使い切ってやろうという官僚的な気持ちも見え隠れします。本日の日経でも、日本株最大の買い手と紹介されるのも当然です。

そういう意味では、敢えて前引けで少し下げて、日銀に買わせようとしていのではないかとすら思います。誰が?と言えば先物やオプションをやっているデリバティブ側の人なのでしょう。前引け小幅安くらいなら、後場どうせ値が動きようもなく、何事もなければ横ばい推移くらいだろう→であれば日銀ETF買いのインパクトが大きくなるので、昼の休み時間中に買い仕込めば利益が約束される、という具合。

日本はいいとして、特に最近気にしているのが中国です。株価も気になりますが、この前もアメリカ無人潜水艦(といっても海底の地形を調査する比較的小さな機械のようなものですが)を実力行使で奪ったり、太平洋側に空母を遣わして軍事演習をしたりと、やたらアメリカに反抗的です。

ここまで南シナ海でのいざこざはあれども軍レベルでは比較的上手くやっていたのですが、アメリカの政権の過渡期を見据えて力技で押してきました。現場が勝手にやるということはあり得ませんから、習政権の指示によるものであることは明らかです。

この強硬な姿勢の変化というのはちょっと気にしておく必要がありそうです。軍事は外交の延長線にあるのは当然ですが、例えば経済施策まで外交の道具にしてくる可能性は十分あり、(個人的には自分の首を絞めることにもなるので無いと思いますが)「アメリカ国債を売るぞ」と言ってきたら、アメリカの金利は一気に跳ね上がるでしょう。そもそも中国が米国債を買い進めた理由の一つは安全保障上の観点であることも明らかです。

アメリカ金利の上昇は日本にとっては円安圧力に繋がって、日本株にとっては良い面もあるかも知れません。ただ次第に材料の二面性、すなわち円安のデメリットの部分に光が当たり始めると、円安になっても円高になっても売られるという局面がやってきます。何でも程々が丁度良いものです。

しかし足元では引き続きアメリカの長期金利は高水準を保っています。政策金利の利上げもありましたし、そもそも足元の景気が好調なアメリカは金利が上がって当然。それがトランプ氏の登場で一気に薪に火が付いた、という感じで燃え広がっています。

アメリカ国内だけで燃え広がれば良いですが、それが世界各国の金利高に繋がっています。何故なら、皆安全で(実際に安全かどうかは知りませんが、とにかく世界一の大国の債券がデフォルトするわけではなく、皆喉から手が出る程欲しがっている)、利回りもそこそこ高くなってきたアメリカ国債を買い求めますから、他国も金利を上げないと売れません。

「いや、アメリカの債券は売られているじゃないか」ということですが、それは今現時点の話であって「これから」債券をポートフォリオに欲する人は、例えばドイツ国債アメリカ国債を見比べた時に、明らかにアメリカ国債の方が利回りが高くてデフォルトリスクが小さいのですから、普通アメリカ国債を選びますね。ドル高ですから、海外投資家にしてみれば、為替による評価益拡大の恩恵もあります。

そうなると他国もある程度プレミアを付けて売らざるを得ず、どうしてもアメリカの金利に引っ張られてしまいます。ですから今世界中で長期金利が上昇しています。

日本はガラパゴスで、今でも大部分が日銀か国内の金融機関しか市場参加者が居ない状態が続いていますから、日銀が0金利誘導政策を維持するのであれば、どんなに下がっても0はキープできますね。日銀が止めない限り。

というわけで、他の国の通貨はそこまで下がっていませんが、日本の通貨はドンドン円安になって現在は丸々円安の恩恵を享受できていると言えます。株価的には相変わらずドル建て日経平均が横ばい推移なので、むしろ円安メリットしか享受していないと言えますが。ガソリンや食料品は高くなるので、株といった資産を持っていないと、生活防衛すら厳しい時代。

一方、最近改めて思うのは、未だにアメリカってロシアをものすごく気にするのだなぁということ。中国の方がよっぽど脅威に思えますが、それは日本人にとってみればは中国が隣にいるからですね(一応ロシアとも接していますが)。閣僚人事を見ても対ロシア的な布陣になっていますし、本当に大統領選挙にロシアが絡んでいたとしたら、歴史の裏側のものすごい皮肉や深みを感じたりします(正直あまり深刻には思っていませんが)。

株式的なアノマリーとしては12月は掉尾の一振が最も有名です。特に今週のラスト5営業日は勝率が高いことで知られています。

ただ他にも低PBR銘柄が強いとか、小型株が強いとか、色々年末固有のアノマリーがあるのですけれど、低PBRが強いのは当たっているものの、小型株の方はイマイチパッとしません。

例えば12/1の小型株指数2664.67→2754.05で上昇率3.4%に対し、大型株指数は1379.97→1436.73で4.1%となっています。そんなに差が無いと思われるかも知れませんが、大統領選挙前と比べるとそれぞれ10.0%と14.8%で、差はドンドン広がっている格好です。

これは当然足元の円安が大型株に与える影響が強いからなのですが、そういう意味では今から買うなら上述したように為替感応度が落ちてきている現状からも、小型株の方に妙味があるとは思います。特に例年通りNISAの枠の残りなどを意識して、優待や利回りが高くて個人投資家に人気の銘柄に買いが集まりやすいのだろうと思います。

総合して考えると、特に年末に向けては新興市場の銘柄が狙われやすくなっていくのではないかと。大納会の日経JASDAQ平均はなんと23年連続高ですし、明らかな季節要因があります。


新興市場は「中立」。本日は両指数共にしっかり。東証1部が薄商いの中、値幅の取れる新興市場に餅代稼ぎの買いが向かっています。2部でも学校などにWi-Fi3万箇所設置と伝わってアライドテレシスHD(6835)が急騰するなど活況。低位株が買われやすい地合です。一方、直近IPOがそれ程盛り上がらないなど、従来の12月相場とはちょっと毛色の違う感じもします。


ポートフォリオ銘柄】
売りポートフォリオ大東建託(1878)は反落。月末にかけて買われるかと思ったのですが、案外売られています。同社を買うのは主に外国人投資家ですが、その外国人投資家がクリスマスモードでお休みなのが要因の様子。国内賃貸住宅の惨状を知らないのは外国人ばかり也、という感じでしょうか。


バロックジャパンリミテッド(3548)は続伸。イマイチ煮え切らない感じですが、TOPIX算入の買いが入る4営業日前ということで、買い需要は厚いと終われます。足元また寒くなってきましたし、最後くらいは掉尾の一振といきたいところ。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。