KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ヨーロッパ不安再燃で反落

★☆★☆ 第12回目の開催決定!

テレビ東京日経CNBCラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で12回目となる自主開催セミナーを開催されます!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 
日時 :12月9日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:4000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
http://kokucheese.com/event/index/492190/

東京では3日で定員に達する人気セミナーです。
当然私も参加します(^_^)/

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日経平均は本日反落。寄り前にドイツで自民党メルケル首相との連立協議から離脱と伝わったことでユーロ売りが進展。中東の不透明感も重なりました。一方、10月貿易収支の黒字額が予想を下回ったことはやや円売り圧力に繋がりました。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。その後は急速に下げ幅を縮め、一時プラス圏に浮上しましたが、すぐに改めて売られる動きになりました。後場も日銀ETF買いが入るものの、下げ止まりの動きは無く。売買高は14時半現在で12億株弱と、最近ではやや落ち着いています。


投資判断は「やや売り」。前回足元の株価の上昇は海外短期筋の仕業としましたが、NT倍率の上昇も、やはり外国人投資家の短期筋が主体であるということの証明でもあります。一番流動性の高い日経平均先物を使ってガンガン買ってくるという手法であり、短期狙いですからヘッジもかけませんので、為替に対する影響もありません(むしろ資金が国内に入ってくるから円高圧力に繋がる格好)。

ということで、ドル建ての日経平均は遂に2000年の高値水準を抜けてきました。そこで達成感が出て来た感じですが、まあ当時と日経平均採用銘柄が大きく違うので、本質的には意味が無いことかも知れません。ただチャートを見るチャーティストや心理的な面という人間臭い部分では、やはり一応一つの歴史的な節目を抜けてきたことに意味を見出してもおかしくはないでしょう。
http://www.conceptsengine.com/apps/finance/quotes.asp?c=1010&r=3m&lang=ja&t=large

気になる裁定買い残に関しては、先週末時点では2.8兆円ということで、正直そこまで膨らんでいるわけではありません。個人的にはやや意外な結果でしたが(もっと積み上がっていると思っていた)、ココだけを見ると過熱感はまだ出ていないということになります。ただし裁定買い残はあくまで裁定業者の申告ベースの数字ではあります。

他方、先日GPIFの運用状況が公表されました。日本株保有比率は6月末24.41%→9月末24.35%とほぼ横ばい。その間TOPIXは3.9%上昇していること、また毎週の投資主体別売買動向でも国内勢が一貫して売り越し基調が続いていることなどから、GPIFは既に売りに回っていることは確実でしょう。ただそれを上回る外国人買いが強烈であり、また日銀ETF買いも背景に控えていることから、あまり意識されませんけれど。

引き続き気にするべきはこの外国人の買いが止まるかどうか。特に先物を駆使する短期筋の動向の変化に注目する必要があり、足元は売り方の踏み上げ相場となっている以上、特に売り方の動向に注目しておく必要があります。

先物とは異なりますが、日経レバレッジETF(1570)の信用残高を見ると、先々週末時点では買い長に転じ、取り組みが悪化しています。東証全体の売り残も11月に入ってからは減少基調にあり、特に急伸してきた指数ベースでは白旗を揚げた売り方が多く、既にふるいにかけられてしまった感じにはなってきています。

実質的には12月限月のオプションを睨んだ動きになっていくと思われます。足元の相場が先物などデリバティブ主導の展開ですから、やはりデリバティブにかき回されるのは致し方無いという感じです。

最後に雑感としては引き続き強いビットコイン。アメリカでビットコイン先物が上場する、という話になって一段上げを加速しています。足元では90万円を突破しており、このまま100万円到達か、という勢い。分裂があろうと中国当局が規制しようとお構いなしの強さは、正にバブルという言葉が今一番相応しい金融商品だと思います。

大体「先物市場が出来る」となると、マザーズ先物が上場する前に原資産となりやすいそーせいG(4565)が大きく買われたように、裁定業者のヘッジ目的で異常に買われる傾向があります。ただマザーズ先物も後の閑散ぶりを見ると、本当にその裁定業者が原資産を買っていたのかどうか。恐らく真実ではなく、あくまでそういった期待感が相場を動かしているものと見られます。


新興市場は「中立」。本日は両指数共に堅調。東証1部が弱含みながらも荒れる程では無いため、安心感から小型株に買いが入る展開になりました。当面はこのような動きが続いていくものと見られます。


ポートフォリオ銘柄】
売りポートフォリオソフトバンクG(9984)は続落。本日は日経平均の方が弱い動きになったことで、指数寄与度の高い同社にも売りが集まる格好になっています。一方、同じく指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)の方は比較的しっかりして4万円をキープしており、明暗分かれる格好。スプリントの社債が売られていることで、資金繰りリスクが意識されている形だと見られます。


本日寄り付きより買いポートフォリオ入れとなった壽屋(7809)も続落。一時3000円を割り込んで、本日小型株が強い中で逆行安となりました。ただ3000円というところには抵抗力があり、下値達成感は高まる格好になってくると思います。ここからの反転に注目。


そして今回もう一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それは明和産業(8103)です。

一昔前には新日本理化(4406)と同じく仕手株として名前を轟かせた銘柄ですが、同社はリチウムイオン電池向けに正負極材などの材料を取り扱う商社でもあり、この辺り今流行りのEV関連の材料として面白いです。

正直、業績に与える寄与は小さいですし、8日に発表した決算もイマイチでした。足元の原油高も原料高に繋がります。ただ他にも任天堂(7974)向けの合成樹脂も堅調なようですし、材料性としては色々面白いところかなと。

チャート的には75日線に接近してきて、配当利回りも普通に確保されていますし、PBRも0.6倍ですからこの辺りで拾っておいてしばらく見ておくのも良さそうです。というわけで目標株価は700円に。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。