KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

FANG株が復調傾向

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前日のNYは米中貿易協議の締めが9日に延長となって結論が出ない一方、FANG株がしっかりで続伸。原油価格の復調も安心感に繋がりました。


投資判断は「中立」。昨年の日本市場はアベノミクス開始後初の年足陰線となり、非常に重苦しい形での終了となりました。

私が確認できる96年以降のデータで、過去日経平均が年最終四半期(10~12月)でマイナスになったのは96年、97年、00年、02年、07年の5回ですが、うち97年は96年からの下落の続き、02年も00年から続く下落の続きであり、07年に至っては翌08年のリーマンショックの大暴落に繋がっています。それぞれ初回年の終値から34%以上は下落している形。

足元は反発局面ですが、今年に関しては引き続き厳しい見通しを持っています。頼みの綱のアメリカの景気が悪化してくることで、今は「景気が良いのに何故下がる?」相場でしたが、今度は実態を伴った本格的な下げになるからです。減税効果が一巡する今年は前年比のハードルが一気に上がりますし。基本的には全治(昨年10月の高値を上回る)に4年程要すると考えています。

下値は16000円を軸に15000円割れがあってもおかしくはないかも知れません。この10月から始まった下落局面に関してはひとまず25%程度の下落を目処として24448円×0.75=18336円辺りまでは2月頃までに実現すると思っています。ただ第二波目の下げは本決算が出てくる5月以降の「Sell in May」の辺りから始まるのではないかと考えています。

もしこの相場観を信じていただけるのであれば、とりあえず19000円程度であれば中央値よりは下なので、長期的に保有するつもりであればある程度落ち着いたところで買って、ずっと持っておくというのが良さそうです。

その場合のポイントとしては「現預金が豊富で自社株買い余地がある、実績的に自社株買いをよくやっている、ROEが8%に少し足りない感じならなおベター」ということで探したら良いと思っています。

日銀のETF買いはいつまでも続けられるものではありません。やがて終わりが来るだろうと思います。そして遠い将来の話ではあるとは思いますが、いずれ日銀が売ってくる事も考えないといけません。その場合、企業側に自社株買いを求める動きが強まると思います。すなわち「日銀が買ったものを落とすから、ちゃんと受け止めてね」というのが、公的な見解になってくるのだろうと。

何故自社株買いなのかと言えば、まずリーマンショック後の「期間は長いが低成長の好景気が続く時代」を考えると、企業は成長投資になかなか資金を振り向けなくなるという傾向が強くなりそうなことが一点。その場合、既に配当利回りが2.5%に達しており、中には5%に近い大型株もある中で、更なる増配よりは自社株買いという株主還元策が採られそうです。

日本株に関しては裁定売り残裁定買い残を逆転したことも市場での話題になっています。過去裁定売り残裁定買い残が逆転すると間もなく相場は底打ちになるということですが、直近では16年9月9日の週に逆転し、それが伝わったとみられる9月15日辺りに大体底入れし(その後大統領選挙ショックなどもあったので完全とは言えないものの)、戻り基調になりました。またその前は98年6月などがあるようですが、確かに当時もそこから間もなくしてボトムアウトとはなっています。

チャート的には個人的な経験則として「長期移動平均線デッドクロスしたら、案外相場は底打つ」というのがあります。今回の場合、日経平均の200日線と75日線が12/26にデッドクロスしました。

一方、TOPIXは年末の安値圏でいわゆる「陰の陽はらみ」と認定できる足を示現したので、ボリンジャーバンド-3σも下回っていましたし、教科書的にはこれで反発しないとおかしいという条件は整っていました。

しかし株価が何故こんなに極端にブレるのか。日銀がETF買いで玉を吸い上げているから・・・というのもあるとは思いますが、一方でアメリカ株も値幅が大きくなっていますので、それだけでは説明が付きません。

やはりよく言われるように、機械的な取引であるアルゴリズム取引のウエイトが増してきたからなのでしょう。まともに分析すれば本来上述のように反発相場を見越して少し前から打診買いが入ってくるものです。それが為されずかさにかけて売られ、一転急騰を演じるところに、人知の及ばない無機質な売買を感じます。

ウォールストリートジャーナルが伝えるところによると、アメリカ株式市場の27.8%がヘッジファンド系のアルゴリズム取引が占めており、5年前の2倍以上に増えてきているとのこと。人間のトレーダーが駆逐され、益々存在感を増して今や個人投資家のウエイト以上に機械取引が入り込んでいるとのことです。これ以外にもインデックス投資やマーケットメイカーなどを加えると全体の85%を占めるに至るとか。

ただ、彼らが必ずしも成功しているとは思えません。実際、こんなヘッジファンドの解散換金売りが年末の下落相場を一段と深刻にしたと思います。

空売りという面では、先般ロイターの記事でも「アメリカ株の空売りの買い戻しが優勢に」とありました。ただこちらは正直構成銘柄がそこまで時価総額の大きなものではないようなので、あくまで参考程度に見ておくべきかも知れません。
https://jp.reuters.com/article/us-stock-idJPKCN1OQ032

そんなヘッジファンドを苦しめるトランプ大統領の気まぐれ発言。誰かが言ってましたが「トランプ大統領にとって最も嫌なことはオバマ大統領と比較されること。今まで散々オバマ大統領のやってきたことを否定し続け、これまで株価はグングン上がってきた。ところがこのままではオバマ政権下の上昇率を上回ることが出来なくなる。だからすごくイライラしている」と。

私もトランプ大統領の為人を完全に把握しているわけではないですが、なるほどいかにもワンマン経営者らしい感じです。 


新興市場も「中立」。引き続き例年通り年初はバイオ株に買いが集まる形で、マザーズ指数がしっかり。日経JASDAQ平均も今年の受渡になってから連続陽線となっています。直近IPOでもスパークスの大量保有報告が伝わった自律制御システム研究所(6232)など復調が目立ち、個人投資家の節税目的の売りが一巡したことで、水準訂正が進んでいます。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は昨日続伸。権利が落ちた昨年末をボトムに、NISA買いと見られる買いがインフラファンド全般に入ってきています。高利回り商品ならば配当にかかる税金も非課税になるのはお得ですね。安定感があるなら尚更NISA向きな商品だと思います。


月曜寄りから買いポートフォリオ入れとなったクレステック(7812)も昨日続伸。新興市場銘柄で成長株であるにも関わらずPERは10倍を割り込んでおり、配当利回りも3%弱と割安感が強いです。流動性が低いことだけが難点ですが、今後の増額修正などにも期待ができます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。