KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

トランプツィートで乱高下

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日経平均は金曜続落。前日のNYは米中貿易協議に対する警戒感から売られて始まったものの、トランプ大統領が習主席から「素晴らしい書簡を受け取った」「恐らく電話会談するだろう」などと発言したことから楽観論が急速に台頭し下げ幅を縮小して終えました。その他、Intelが今後3年間の業績見通しが売上・利益共に1桁の伸びに止まるとのCEOの発言を受けて売られる展開。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。SQ値が21451円に決まるとスルスルと上がり、令和相場になって初めてプラス圏の推移となりました。中国株もしっかりしたスタートになったことから、上げ幅を拡大する形。ところが昼に米中貿易協議が決着せず、予定通り1時1分に関税引き上げとなったことから、先物中心で乱高下。

一方、昼過ぎの中国株がみるみると上げ幅を拡大する中で、多少は下げ幅を縮小するも、プラス転換には及ばず。結局令和未勝利の一週間でした。売買高は17億株台、売買代金は3.1兆円台とSQでもあったことで膨らみました。


投資判断は「中立」。金曜のNYはトランプ大統領がツィートを連発し乱高下となりました。まず「中国との交渉は急がない」としたことで売られましたが、ムニューシン財務長官が「中国との交渉は建設的だった」と述べると安心感。その後トランプ大統領も「協議は今後も継続」としたことで一転プラスで引けました。

ところが引け後にアメリカの中国からの輸入品ほぼ全てとなる3000億ドル分に対する追加関税を打ち出しており、そこにはiPhoneも含まれるとされ、Apple株の下落を通じて相場を冷やす可能性があります。週明けの日本株はまたその影響を一番に受ける形となりそうです。

しかし今回の関税を受けて、アメリカでは洗濯機などの電化製品の価格が上がっているということですが、トランプ大統領の支持率はむしろ一段高となっています。民主党支持者にもトランプ支持が拡大しているという調査もありますし、また民主党議員にすら今回の対中強硬政策を支持する議員が居るということで、アメリカ人の中国アレルギーは相当なものだと見受けられます。

中国が全面降伏しない限り、トランプ大統領や、あるいは影で操っている共和党首脳陣は決して許さないでしょう。そして今の景気の腰を折っても、もっと言えば世界を混乱に陥れても、中国の首根っこを押さえようとしているのでしょう。逆に、足元上場来高値となっている株価水準の今だからこそ、そのような強引なやり方ができるわけです。

そもそも今回の一件、対岸の火事では決して無く、日本もこれからアメリカとの貿易交渉が控える中で、アメリカとの交渉が一筋縄ではいかないことを改めて思い知らされる一件であると言えます。

アノマリー的には5月のNYダウは6年連続高くなっています。「Sell in May」という格言は当てはまったとしても5月の末辺りがピークになるというのが個人的な経験則です。ですから、今回もそうかなと思ったのですが、VIX指数が急騰してまた急速なリスクオフに変わってしまうと、昨年10月以降の相場再来というパターンもあり得ます。まあ過去10年のNYダウは7勝に対して日経平均は5勝5敗のイーブン。元々アノマリーがあまりアテにならない月とも言えますけれど。

4月は外国人買いに支えられましたが、5月は直近10年で見ると外国人は5回の買い越しと5回の売り越しで季節性はどちらとも言えません。ただ外国人買いが無くなったとしても、5月は自社株買いが増えそうです。先行きの決算見通しが良く無さそうですから、決算と同時に自社株買いを出すことで下げ圧力を緩和しようとする向きが出やすいと思います。

ドル円相場は連休前までの凪のような相場を考えると、もっとボラティリティが高まっても不思議ではなく、ちょっと嵐の前の静けさ的なものを感じます。

しかし日本は未だ未勝利の令和相場。平成に改元された当時と比較してみると、当時は元々上昇トレンドではあったところからまず一週間グングン買われて行き、その後も一服を挟みながらバブルの頂点を目指して1年間上がり続けました。

当時を知る人曰く、まだ日経平均先物が始まったばかりで、昭和天皇の病状悪化による自粛ムードに対する先物売りが事前に強く出たものの、一方で景気の冷え込みが限定的だったことから、昭和最後の12月SQの段階でポジションの解消から一気に日経平均3万円乗せとなり、バブル相場を加速したのだとか。

しかし結局平成元年の大納会をピークに、以後は下落の一途が続いています。勿論当時と世界情勢から日経平均採用銘柄、先物市場の発達などなど、条件は大きく異なりますが。

チャート的には4/13のブログでも書きましたが「経験則としてアイランドリバーサルの窓は埋める(ただしいつになるかはわからない)」というものがあるので、今回はようやくそれを埋めに行く動きになったのだろうと思います。

そういう意味では上部にもアイランドリバーサル(4/15~5/7)が出来た、と言えるかも知れませんが、こちらは5/7の陰線で片方が埋まった形になっていますから、正直何とも言えません。

最後にビットコインは足元でまた高値更新となっており、先般より指摘しているように各国の金融緩和策を背景にした資金流入を期待した向きが強い模様です。ただ近年流通量の拡大に合わせてブロックチェーンも複雑化し、決済に20分~30分くらいかかるのだとか。決済手段としての利便性からは益々遠ざかっており、あくまで金融商品としての位置付けが強い模様です。


新興市場は「やや売り」。金曜は両指数共に軟調マザーズは指数寄与度が最大のメルカリ(4385)が赤字決算継続を受けて売られ軟調東証1部では小型株はしっかりしていたものの、新興株は売られる動きになりました。来週は新興銘柄の決算が出てくるタイミングなので、引き続き売り圧力は強いのだろうと思います。


ポートフォリオ銘柄】
日本ドライケミカル(1909)は大幅安。ただ10日引け後に出した決算は大幅な増益着地となり、今期も同レベルの水準を想定。結構な好決算となりました。個人的にはそもそも何故ここまで売り込まれたのか不思議なのですが、週明け改めて同社の強さを市場が再認識する動きになりそうです。


MTG(7806)も大幅安。こちらも10日引け後に決算を発表。2Q終了時点の3月末に下方修正を出した段階で2Qが悪いことはわかっていましたが、2Qだけでみると案の定赤字でした。ただ個人的には想定よりだいぶマシだったなという感触ではあります。株主優待導入も、株価への配慮が見れた点では好材料でした。

ただ説明会では3Qも厳しい、今は先行投資の段階と予防線を張っており、またアナリストらの質問に対しても防戦一方の対応になっており、正直まだ株価がグングン上がるような環境には無いことも確かです。

まあ私が思った程Refaの売れ行きが落ちていないですし、Foot fitは好調など1Q時の総悲観モードから少しは明るさは出てきました。何とかこれ以上の下方修正は無い(危なくなったらマーケティング費用などを抑えると見られる)と思うので、安値で出来高が膨らんだ4月月初が大底だと思うのですが。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。