KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

いいトコ取り続き日経平均は年初来高値更新!

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日経平均は本日続伸。前日のNYは上院は共和党過半数が見込まれることで、バイデン氏が当選したとしても政治のねじれから増税がただちに実行されないという前向きな見方から、GAFAM株中心に特にNASDAQが買われる動き。またヘルスケア株も買われました。VIX指数は30ポイント割れまで低下。WTI原油先物もバイデントレードの巻き戻しなどで買われました。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。早速23800円を上回ると、24000円突破まで買われました。その後は達成感もあって勢いが無くなるものの、後場に再度上値を試し、14時以降は戻り待ちの売りが力尽きる形で上値追い。年初来高値更新となりました。売買代金は2.7兆円台と活況。


投資判断は「中立」。私は呑気に温泉旅行に行っていたので、こんなに大事なイベントの推移をライブでは見ていませんでしたが、選挙前日のアメリカ株から市場解説は苦しい感じの値動きでしたね。選挙前日はバイデン氏圧勝を期待して買われ、選挙当日はトランプ大統領の再選を期待して買われる。

もう何でも良いから、大統領選挙という不透明感さえ払拭できれば株はいつでも上がりたがっているんだ、という感じでしょうか。確かに資金は各国の金融緩和でジャブジャブですしね。

ともあれ、未だに明確な答えは出ていません。下馬評ではバイデン氏の勝利が予想されていましたが、複雑な選挙制度も背景に予想に意味が無いことは4年前に痛い程学びました。

というわけで投資家の大半と同様に私も「誰が大統領になるから株価はこう動く」というような無意味な予想は放棄していたはずです。各著名人が皆当たり前のように物知り顔で「○○が勝つ」とか断言していましたが、得票数だけの予想ならば無意味で、州毎の勝敗を予想をしてないのなら信用や評価に値しません。

ただ上下どちらにしろ大きく動くだろうと予想して、オプションでヘッジしている人が多く、足元のVIX指数上昇に繋がっていました。そのVIX指数がやはり40ポイントを節目に一服できた点は安心感に繋がっていると同時に、皆が選挙という重要イベントを通過して次々にオプションのポジションを外している証左でもあります。

ちなみに無意味だと散々言っておきながら、個人的な見解としては「私も含めて市場関係者のほとんどがトランプ再選と見ているから、裏の裏で結局バイデン氏かな」という曖昧な予想でした。特に期日前投票がこれだけ増えて投票率が上がっている以上、民主党の方が有利でしょう。そもそも4年前もトランプ大統領は得票数ではヒラリー候補に負けており、あくまで選挙人の数で勝った薄氷の勝利でした。

市場が最も嫌うのは、未来が不確定なこと。例え悪いシナリオでも確定的であれば備えることができるので大きく売られません。不確定だから荒れるのです。一方、大統領選挙の結果ばかり気にされますが、上院の議会選挙の結果は共和党過半数で決まりと見られており。こちらは敗北宣言も何もなく、ハッキリと決まるわけですから良くも悪くも不透明感が消えつつあります。

そういう意味では話が戻りますが、VIX指数の高止まりなどから、大統領がしばらく決まらない最悪シナリオまで織り込んだ株価形成になっているので、決まりさえすればまずその余計に下がっている分の株価の戻りはあるでしょう。ちなみに個人的にはトランプ大統領が負けたらやけくその残り2ヶ月焦土作戦的な嫌がらせをしてこないかどうかが不安なのですが・・・。

振り返ってみると、先週末の急落は良いふるい落としでした。先般も指摘したように1、4、7、10月末から翌月初にかけて日経平均が1000円程売られやすいタイミングであることから、先週末の下落もこれまで同様に単なる季節性需給要因に過ぎなかったことがあると思われます。7月末の動きとよく似ており、過去の例を踏襲するならこのまま戻り局面が期待できます。

また先週はユーロが安くなることでドルインデックスが上昇した週になりました。アメリカの長期金利が上昇したこと、またECB理事会を通過しコロナ感染拡がる欧州で更なる追加緩和期待感も高まってきている感じです。EUとイギリスの離脱協議も続いていますが、正直それどころではないという感じでしょうか。

そのドルインデックスの上昇が原油安を始めとした商品市況安に繋がっている面もありますが、ベイカーヒューズのシェール掘削リグ数は毎週伸びています。やはり環境にうるさい民主党が全勝する「トリプルブルー」を懸念し、業者が今のうちに掘削してしまえ、というような動きが出ているものと見られ、それが余計に原油価格の上値を重くしている模様。
https://jp.investing.com/economic-calendar/baker-hughes-u.s.-rig-count-1652

もともと原油は10月~12月まで下がりやすい季節性があり、今年も例に漏れない様子。理由はハッキリとはわかりませんが、夏場台風シーズンやドライブシーズンなどで原油価格が上がりやすい反動があるように思われます。今年は特にコロナの感染拡大もあって、余計に不需要期として受け止められやすいのではないでしょうか。

スケジュールとしては11/5(木)はアメリカではFOMCの結果発表。基本的には現状維持ですが、選挙結果を受けてまたパウエル議長の心強いコメントが出るかどうか。

11/6(金)は雇用統計。この辺りから市場はようやく次のアメリカと中国との関係などを測りながら、少しずつ実体経済に目を向け始めるのではないかと思います。


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に堅調。アメリカでNASDAQが大きく買われ、グロース株優位の相場展開になったことから、マザーズも息を吹き返している感じです。ただ今月から東証1部昇格基準の厳格化が始まったことで、新興市場の銘柄に昇格期待感が後退したことや、本日引け後にはキャンバス(4575)がMSワラント発行を決めたりと、決算前に重い空気感が出てくるのは仕方無いのかも知れません。


ポートフォリオ銘柄】
サニックス(4651)は続伸。昨日はバイデン氏敗北かという空気感から太陽光関連株が大きく売られましたが、同社に関してはそもそも買われていなかったので影響はありませんでした。本日は逆に買われる感じもありませんが。チャート的には75日線や一目均衡表の雲を上回りつつあり、ボリンジャーバンド+2σなども上向いてきたので雰囲気は良くなってきました。


JKHD(9896)も続伸。本日前場に中間決算の上方修正を発表。9月に通期見通しの上方修正が出ていたので、後から中間決算の上方修正が出るなんて珍しいパターンですが、通期見通しの再上方修正が無かったので特段サプライズ感はありませんでした。どちらにせよ、建材関連が好調なのは間違いなさそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。