KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ドル円134円突入で日本株はしっかり

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日経平均は本日続伸。前日のNYは10年債入札が軟調だったことで長期金利が3.03%まで上昇し、3指数揃って軟調WTI原油先物は122ドル台を回復し、インフレ懸念が高まりました。Intelがシティによる業績予想引き下げを受けて急落し、半導体株指数のSOX指数は2.4%の下落。景気の先行指標とされるダウ輸送株指数は3.8%の下落。ただVIX指数は24.0ポイントと横ばい。

それらを受けた日経平均は朝方こそ売りが先行。ただドル円は134円台に乗せたことも追い風に、早速プラ転し28300円回復。中国株が始まると再度マイ転する場面がありましたが、下値では改めて買いが入りました。

後場は一段高で前場高値を上回るスタートに。ただその後は上値が重くなっています。売買代金は13時時点で1.8兆円と最近の中では多め。


投資判断は「やや買い」。先週末の雇用統計に関しては好調と受け取られましたが、一方で失業率は3.5%予想に対して3.6%と上昇、また賃金上昇率も前月から鈍化。その他に出たISM非製造業景気指数も55.9に低下と、決して景気の強さを再認識できるようなものではありませんでした。

まあ今や雇用者数の問題ではなくて賃金の伸びが一番問題ではあります。一方、FRBの使命は「インフレ退治と雇用の最大化」であり、賃金の伸びまで責任を持つ優先順位は低いです。ただ今の相場が金融相場なのか業績相場なのか判然としないところがあり、小売株などのバリュー株にとっては業績面や経済環境が重要ですし、ハイテク株にとっては金利動向が重要。この辺り分けて考えて、結果的にどちらがどういう指数にインパクトがあるかを見極める必要があります。

最近やたらと増えてきた単語が「リセッション」。アメリカの景気は後退に向かっているという認識ですが、JPモルガンやゴールドマンサックスのCEO、そしてTeslaのイーロン・マスク氏が最近相次いで発言しており、市場の重石になっています。

個人的には「そりゃそうだろう」と思っています。コストプッシュ型の強烈なインフレが起きているのですから、景気が良くなるはずもありません。勿論政府やFRBは否定していますが、それも中間選挙までのうそぶき。選挙を過ぎた辺りでまた180度発言内容をひっくり返してくる可能性が高いです。インフレ見通しを誤魔化していたFRBのコメントを信用する人は少ないでしょう。

私だけで無く大勢がそういう認識であるからこそ、アメリカ株は先々週まで7週連続の下落を続けてきたわけです。それを今更改めて嫌気するのもおかしな話ではあるのですが、先月末の株価の戻りはあくまで年金資金やMSCIなどのリバランスに因ったものに過ぎなかっただけで、トレンドが変わったわけではないでしょう。

一方、VIX指数は25ポイントにも達していませんし「恐怖と欲望指数」も低いまま。また木曜もMicrosoftが決算下方修正を受けて安寄りしたものの、下方修正要因が為替要因だからという前向きな解釈でプラス転換。一時期の「決算を出したらとにかく売られる」相場から雰囲気が変わったのは明るい材料で、今更大きな下落を引き起こすような材料が無いのも確かです。
https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed

まあこれだけ株価が下がってきたので反発するにしても低位でしばらくもみ合う必要があるでしょう。方向性が出ておらず、しばらく閑散相場(=鯨幕相場)が続きそうな雰囲気です。

為替に関してはドルインデックスは週間で見ると小幅高程度に過ぎません。ところがここ2週間は円安が進んでいます。ドル円は134円を付けていますし、ユーロ円も144円と高値更新。こうして見るとバイデン大統領が来日して以降円安が進んでいる形になっており、そこで何らかの密約があったのかも知れませんね。

商品市況に関しては原油の上昇が止まりません。チャート上の三角持ち合いを上放れ、高値を伺う動きに。OPECで増産が決定しても、そもそもOPECの産出量がこれまでも計画目標に届いておらず、いくら増産を決めたところで意味が無いという見方が優勢です。ここから中国のロックダウン解除で需要が増えることやアメリカでも夏場のドライブシーズンを迎えることで、需要が増えていきやすいタイミングにもなります。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR02CYT0S2A600C2000000/

今週のスケジュールとして本日は工作機械受注の速報値が引け後に出ます。ヨーロッパではECB理事会。7月から利上げ開始も、とされており、その辺りに関しての言質を取りに行くことになりそうです。

10日(金)はメジャーSQ。そして中国とアメリカで消費者物価指数の発表があります。今週は金曜が一番ホットですね。

先週金曜はファーストリテイリング(9983)などアパレル株が月次を受けて買われNT倍率が14.4倍に急伸。終値ベースでは年初来高値となりました。確かに月次はどこも軒並み2桁増と良かったのですが、前年5月が悪かったのである意味当然のはず。それを株価は素直に買いで反応した辺り、雰囲気が変わった感じはあります。

ただ改めてNASDAQが下がってきていることで、今週はグロース系の多い日経平均の方がパフォーマンスの悪い週になっています。
https://nikkei225jp.com/data/nt.php


新興市場は「やや買い」。本日のマザーズ指数は続伸。朝方は順調に値を伸ばしましたが、注目のIPOであるANYCOLOR(5032)が寄り付くと、資金を奪われる形で失速。ANYCOLORは一気にグロース市場の時価総額3位になり、だからこそこれまでビジョナル(4194)やフリー(4478)が先回りして売られていたのかも知れません。なお6/14に本決算を予定しています。


ポートフォリオ銘柄】

ヴィッツ(4440)は反落。足元では円安を背景に自動車各社が盛り上がっていますが、関連株として下値が堅くなってきました。入退場管理システムの話もあって、全方位的に環境が良くなってきたとみられます。


トヨタ(7203)は続伸。ドル円が134円台、ユーロ円も144円台と高値を更新してきたことで、外需銘柄にさすがに買いが入ってきました。チャート的には75日線も上向いてきて下値が固まってきた形。ただ本日窓を空けて上昇してしまったので、一旦は埋められるのではないかと思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。