KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ドル円120円突破!

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日経平均は本日続伸。前日のNYはパウエル議長が全米企業エコノミスト協会(NABE)年次会合での討議において「5月に0.5%の利上げも」と発言したことで長期金利が2.3%にまで急伸したことから3指数揃って軟化。ただVIX指数は23.5ポイントに低下。中国で航空機が墜落したことでボーイングが4%の下落。フーシ派によるサウジ攻撃などを受けてWTI原油先物は112ドル台回復。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。黒田日銀総裁参議院予算委員会で特に円安牽制発言もせず、前日のパウエル議長の利上げ姿勢と真逆であったことからドル円は120円を突破。WTI原油先物が時間外で115ドルまで買われたこともあり、エネルギー株や金融株中心に買われました。

後場も高値圏でスタートし、高値もみ合い。売買代金は12時45分時点で1.8兆円台と活況。


投資判断は「やや買い」。先週水曜はウクライナとロシアの停戦期待感やインフレによるアメリカの小売売上の鈍化、また日本では東北で大きな地震が立て続けに起きる・・・といった様々なものがありましたが、株式市場的にはFOMCの一点に視線が集中しました。

そのFOMCの結果自体は予想通りの内容で、その後は上昇基調に。特徴的なのはNASDAQの急騰で、これまでの理屈であれば長期金利が上昇したのであればハイテク系は売られるはずですが、それが買われたという辺りがポイント。

全般的にとりあえず初動の反応として「利上げとQTのスケジュール、道筋がハッキリしてきたので、売り方はとりあえず手仕舞い」というものが強かったように思います。なので冷たく言えばまず短期筋やヘッジ売りの買い戻しに過ぎないという感じではあります。その金融政策の評価をきちんとしていくのはこれからの話でしょう。

ともあれ先週は世界的にとにかく株の強い一週間となりました。中でも派手だったのが中国株で、丁度先週「ゴールデンドラゴンチャイナ」が急落している・・・という話を書きましたけれど、火曜から一気に駆け上がり正に昇龍拳。鶏が先か卵が先かはわかりませんが、それと連動してS&PNASDAQが切り返し、先週の強さを引き出しました。
https://jp.investing.com/indices/nq-golden-dragon-china-chart

あまり「裏で・・・」という証拠の無い推察は使いたくはないものの、今回のケースに関しては裏で何らかの合意や話があったに違い無いと考えざるを得ない極端な動きです。そうでないとこれだけの強さは説明が付きません。

勿論先週最大のイベントはFOMCでした。その結果が裏で漏れていた・・・なんて邪推せずとも、既にパウエル議長が議会証言で「0.25%の利上げをやるよ」と言っており、そのまま着地したわけですから、裏も何もありません。またアメリカ版国家隊、日銀のようなPPT(暴落阻止チーム)が買った・・・などと言う人が居ますが、中国IT株まで買い支える理由はありません。

つまり、中国全人代で決まった景気浮揚策実施が先んじて流れたか、米中間のロシアに対する合意や裏取引が漏れたかのどちらかだろうと推察しています(ただし後者は中国政府自体がIT企業に厳しく当たっているので、やや疑問が残る)。あとはFOMCというイベント通過を控え、空売り筋が一気に巻き戻しに動いた分が上乗せされているのでしょう。

何にせよ、アメリカ株は3指数共に3月の高値を付けてきました。GAFAM系ではApple以外の銘柄が3月高値を付けてきましたし、ダウ構成銘柄も約2/3が、ラッセル2000も3月高値を更新。基本的には全方位的に戻っている感じです。

その他の国を見ると、ヨーロッパも概ね足元で3月高値を付けています。一方、アジアで高値を付けたのはウクライナ侵攻の漁夫の利を得そうなインドくらいで、中国を始め、大部分の国が3月高値までは付けていません。ただ日本は円安効果もあってか、ギリギリ高値に並んでいるような位置です(逆に言えばドル建て日経平均は高値から距離があります)。

その為替に関しては円安が止まりません。特に先週は確かにアメリ長期金利は上昇したものの、ドルインデックス自体はむしろ低下しました。なので主要通貨で円が最も弱かったというのが正しい見方。先のブログでも書いたように元々3月は円安に振れやすい季節性があります。私は正直日銀金融政策決定会合の現状維持からアク抜けの円高反転かなと思っていたのですが、金曜は止まりませんでした。


3月第二週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を9,935億円の売り越し。一方、先物は6,717億円の買い越しということですが、先週も一応指摘しましたけれど、メジャーSQ週ですからこの辺りの数字は大きく出がちで特徴的な感じです。あまり意味は無いかも知れません。

年前半最大のイベントであるFOMCは終わりましたが、年後半の最大イベントはやはりアメリカの中間選挙

日本の参院選はどうでも良いですね。年金生活者に5000円の小遣い支給というあからさまな票買収が行われるようで、有権者をなめているとしか思えません。そして高市氏も今回の陳情に関与していたというのは個人的には失望を禁じ得ません。高齢者の方も「たかが5000円ぽっちでバカにするな」という気概を、夏の参院選の投票行動で示して欲しいと個人的には思います。


新興市場も「やや買い」。本日は高安まちまち。JASDAQは強いものの、マザーズは一時2%超の下落に。アメリカで確かにNASDAQが強い一方、ラッセル2000は大型株に比べて相対的に弱いので、ひとまず大型株主導の戻りであることは世界共通の認識です。いずれ循環的に小型株にも資金が回ってくるでしょうけれど、まだ為替の円安効果や外国人買いの恩恵を受けられる大型株の方に妙味がありそうです。


ポートフォリオ銘柄】

トヨタ(7203)は反発。また地震による影響で国内11工場での稼働追加停止と伝わりましたが、120円に乗せた円安の方が影響大きくしっかり。ただ輸出代表株の割には上昇力が弱い感じはあります。


それで今回は試験的に米国株を買いポートフォリオに追加してみようと思います。それはディア(DE)です。アメリカの農機具メーカーで時価総額15兆円もある大企業です。

一番のポイントはやはり穀物市況の高騰です。穀物価格の上昇が農家の所得拡大に結びつけば、自ずと農機需要は高まります。実際、同社の株価は最高値を付けてきています。昨年5月以降400ドル弱の節目を突破できずにいましたが、FOMC後に4度目のトライで突破。チャート的にも大相場の形になっています。

特に日本からの投資であれば円安も評価額の押し上げになります。岸田政権の株安政策を考えると、ちょっと米国株も扱っていかないといけないなという感じがしますので、この辺りから試験的に扱ってみます。目標株価は500ドルに。今晩寄り付きから買いポートフォリオとして、その時点のドル円も評価の要素とします。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。