KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

WTI原油先物が一時93ドルに

★☆★☆ 締め切り迫る!

テレビ東京ラジオNIKKEI日経CNBCなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :9月30日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:5000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/ac0eea2d13e79d784e69fd1b70fcdefc/

当然私も参加します(^_^)/

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前日のNYはFOMCの結果を翌日に控え、警戒感から3指数揃って小反落。WTI原油先物が一時93ドル超えとなる中で、カナダのインフレ率が急上昇し、アメリカの金利高止まり懸念が強まりました。アメリカの長期金利は4.36%に上昇。売買高は引き続き低水準。世界のテーマパークに10年間で9兆円投資が嫌気されたDisneyは3.6%の下落。エネルギー株も一転下落。


投資判断は「売り」。先週のアメリカ株は週間でダウこそ辛うじてプラスをキープしたものの、S&PNASDAQは下落。金曜の下落が響き、主要国の中ではビリでした。金利上昇を受けてハイテク株が売られ、特にSOX指数は2.8%の下落。NVIDIAが決算後に売られる動きが続いて足を引っ張っています。今年最大とされるアームのIPOに資金を奪われた・・・というのは、他の半導体関連株の方が圧倒的に時価総額が大きいので、理由にはならないでしょうけれど。

一方、個人的には10年債入札通過後の金利高止まりは意外でした。WTI原油先物がいよいよ90ドルを突破してきたので、インフレ警戒感が強まってきたことは確かにあると思いますが、今週のFOMCに向けて一つ市場からサインを送っているようにも見えます。

「絶対に今回のFOMCで利上げするなよ。万一、市場の予想に反して利上げが行われたら、金利上昇が止まらなくなって大変なことになるぞ」という警告。まあとりあえず今回は無事見送られるとは思いますが。

先週はアメリカン航空原油高と人件費高騰を受けて3Qの利益見通しを下方修正。インフレにも直結してきますし、この原油高がまたリスク要因として意識されやすいステージになってきたように思われます。ドル高が進んでもこの勢いですから、もしドル安に転じたらどうなるか。世界は微妙なバランスの上で成り立っています。

ドル買いが進むと円安もさることながらまた元安に振れてくるので厄介ですね。中国は預金準備率を0.25%引き下げてきており、この辺りも元安要因ではあります。

金利上昇がドルの強さに繋がっています。ドルインデックスは3月以来の高値。もう少し上がって3月高値を上回ると、年初来高値となります。短期筋の動向を見ると、足元でユーロ買いポジションが急減しており、ユーロ売りの要因はこの短期筋のポジション調整が大きく影響しているものとみられます。ドルインデックスに与えるユーロの寄与度は過半と最も高いので、まずはこれが足元のドル高の要因ではあります。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

ところがユーロドルは3月の安値水準までやや距離があり、ここ半年ほどのスパンで見たドル高基調に関してはユーロが主因ではありません。この差はズバリ円と元の下落が効いています。共に3月に比べて6~7%程安くなっていて、今の状況はアジア通貨危機の再来とも言えるのかも知れません。今のところそれは日本株にはプラスに、中国株にはマイナスに作用している模様。

もう一つ先週の特徴的な話はVIX指数が低いこと。先週は木曜に12.8ポイントと今年の最安値。前回13ポイントを割り込んだ6/22以降、S&Pは1ヶ月間基本的には上がり続けたので、吉兆なのかも知れません。ただし下がり切ったら後は上がるだけでもあります。

日本の株式市場以外では岸田首相による内閣改造後の解散総選挙観測や、阪神タイガース優勝での経済効果を期待する声なども。まあ後者はともかく前者は支持率が上がってくるとまた増税議論が高まってくるので、株式市場的には良くないと思うのですが。

先々週末の裁定残高は買い残1.3兆円に対して売り残39億円とほぼ0。前週に比べ879億円増えました。SQで解消が進んでSQ当日に下がった・・・と思ったのですが、解消したのは売り残(=先物買いとセット)の方で、買い残はむしろ増加の形。うーん、となるとこれはいずれ解消売りの重石に繋がっていきそうな感じもありますけれど。

9月第1週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を7,625億円の売り越し。一方、先物は264億円の買い越し。ただ先週メジャーSQがあり、外資系証券の国内支店に向けた玉移動の売りが出やすいタイミングでしたから、これで外国人投資家の姿勢が売り越しになったというわけではないでしょう。信託銀行(年金)は1,853億円の売り越し。

なおグロース市場では外国人投資家は現物を80億円の売り越し。うーん、まだ結構な勢いで売ってます。


新興市場は「やや売り」。昨日のグロース指数は続落。アメリカの金利上昇やラッセル2000の下落基調などを背景に、日本のグロース市場も軟調な動きが続いています。プライム市場が活況なので、敢えてグロース株に手を出さなくても良いという状況も逆風。商いも次第に細ってきており、すっかり蚊帳の外になってきました。


ポートフォリオ銘柄】

アライドテレシスHD(6835)は昨日反発。ただ一時101円まで下落し、年初来安値に並ぶ形。うーん、先月の決算後ここまで売り込まれる必要があるのでしょうか・・・。新四季報で復配予想がまた出なかったのも、毎度の失望売りに繋がっているのかも知れません。


売りポートフォリオ川崎汽船(9107)は昨日急伸で年初来高値更新。他の海運株も揃って高値更新となり、勢いが止まりません。うーん、もう利回りも大して高くないのに、海運株はどこまで買い続けられるのか。とりあえず今回の権利落ちが終われば、一相場終わると見ていますが。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。