KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は本日反落。前日のNYはお休みでしたが、EUによるロシア産原油禁輸合意でWTI原油先物は117ドル台まで上昇。アメリカの長期金利も時間外で2.81%に上昇しました。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただドル円は128円台を回復し、プラスに転じると昨日の高値を上回る場面がありました。その後は27250円まで売られましたが、中国市場の開始と共に下げ渋り。国家統計局のPMIが予想を上回ったことで、再度プラス圏に切り返しました。

ただ後場は改めて売られてのスタートに。MSCIのリバランスを引けに控え、2600億円と試算される売り圧力に押され、前場の安値水準まで押し戻されました。引けでも安値圏での引けに。売買代金は5.5兆円台で昨日を更に上回って今年最大に。引けで本日のほぼ半分に当たる2.6兆円出来ました。REITは堅調でした。


投資判断は「やや買い」に。アメリカ株は先週ようやく下げ止まり8週ぶりのプラスに。ダウは5連続陽線で、とりあえず一息ついた状況になっています。先週半ばまではとにかく個別決算が出たら売られる展開になっていましたが、NVIDIAやダラーツリー、メーシーズなどのこれまで弱かった半導体、小売業種が決算を受けて反発できたという点が流れの変化になりました。

小売株は一般的に薄利多売で従業員の賃金上昇圧力を吸収し辛い業種として警戒されていましたが、そもそも「利益は伸びたのに売上の伸びが鈍化したから」という理由で売られた銘柄などもあり、下げる理由に必死な感じがしていました。

ただ「とりあえず」としたのは、個人的にはまだ本格的な底打ちとは見ていないからです。まずNVIDIAの反発は例のキャシー・ウッド氏率いるアークイノベーションファンドが大量に買ったことが主因の模様。であれば、例えば同ファンドが一番投資をしているRokuやTeslaがまた怪しくなってきたら、改めて売られるリスクもあります。
↓英語サイトですが。
https://markets.businessinsider.com/news/etf/cathie-wood-s-ark-invest-makes-nvidia-re-entry-after-7-months-with-44m-buy-1031492614

そもそもアメリカ株の売買高も先週末は薄め。3連休前のポジション調整に過ぎない戻りであり、月末に出るとされる年金資金の買いやMSCIのリバランスが先回りで買い支えている部分もありそうです。それらを通過しても尚、買いが持続するかどうか。

一方、確かに押し目買い意欲はあるようです。アメリカ株のファンドに入ってきた資金はここ10週の中で最大だったとのこと。大量に待ち構える投資予備群の資金は、入るタイミングを伺っています。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-27/RCJJR4DWRGG001

繰り返していますが、アメリカの長期金利上昇自体は本来株高要因のはずです。過去を見れば、利上げ開始前は怯えて株安となったものの、いざ利上げを開始すればそれだけの景気の強さを背景にして株が買われるという流れが続きました。ただ今回がこれまでと異なるのは、異例の利上げペースと、中立金利の着地点が見えてこないところにあると言えます。

また、これまでであれば、利上げが始まると逆にアク抜け感からドルインデックスは下落に転じていました。例えばイエレン議長が18年12月に利上げ開始をした後、1ヶ月半ほどの間ドルインデックスは下落しました。その後高値を再度取ってくるまでは更に3ヶ月程要するわけですが、上昇のペースは緩やかなものでした。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

今回の場合は3月の利上げ後もドルインデックスは上昇。5月のFOMC後になってようやくピークアウトしたような形になっていて、先週はその後の議事録公開でしたから、ようやくおぼろげながら市場は利上げペースの収斂や中立金利の着地点が見えてきたのかも知れません。
 
商品市況を見ると、原油はともかくとして、穀物系や非鉄系は、それぞれ5月は下落基調になっています。小麦も結局インドの禁輸話が出た段階がピークで、その後は一服。ドルインデックスの下落に合わせて下がっているあたりを見ても、5月はとにかくこれまでと異なる動きを示し出しています。変わっていないのはアメリカ株の下落が続いていることくらい。

5月第3週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を337億円の買い越し。一方、先物は2,390億円の売り越しということで、先々週は週間では上昇した週だったのですが、外国人は差し引きで売り越し。事業法人の自社株買いが2,056億円と気を吐いており、それが相場を牽引した模様です。
https://www.traders.co.jp/margin_derivatives/investor_trends

なお、今回その中のグロース市場も見てみると、外国人投資家はグロース市場は98億円の売り越し。マザーズ指数の弱さはメルカリ(4385)などを通じて外国人売りが演出しています。






新興市場は「やや買い」。本日のマザーズ指数は反落。ただこちらはリバランスの影響が小さいため、昨日の上昇に比べて小幅安に止まる形。売買代金は1371億円とここ最近の中では多く。久しぶりのIPOであるトリプルアイズ(5026)は初日値付かずの好発進。最悪期は脱したような感じはあります。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反落。動物愛護法改正により明日からペットショップなどで購入する犬猫へのマイクロチップ装着が義務化ということで、ここまでペット市場の成長鈍化を警戒されてきた面がありました。そういう意味では明日でアク抜けに繋がる可能性がありそうですが。


ブロードメディア(4347)も反落。ただ昨日20年以来の高値水準となりましたがわずかに1円安で、本日も比較的しっかりの値動きでした。各移動平均線が上昇している希有な銘柄であり、好需給を背景に下値切り上げの展開が続いていくと見られます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。