KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

FOMC議事録も無難通過で長期金利4.6%割れ

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前日のNYはFOMC議事録や、FRB当局者の相次ぐ利上げ慎重姿勢によって長期金利が4.6%割れまで低下し、3指数揃って続伸。ただ引き続き商いは薄く。PPIが予想を上回ったもののエネルギー以外の部分では低下基調が続いたことや、10年債入札が低調だったことも、特に材料視されませんでした。ここまで売り込まれた不動産や公益株に買い戻しが入る形。WTI原油先物は83ドル台に下落。


投資判断は「売り」。先週は終わってみれば週間でNASDAQS&Pは上昇。先月が月間で今年最大の下落となったこともあり、機関投資家のリバランスでまずは自律反発しやすかった地合があったとは思います。特にギガテック系の買い戻しが強い印象。債券も売られるので、より安全性の高い(と皆が考える)ギガテック株に資金が移っている感じ。またS&Pは200日線到達というテクニカル的な節目も下支えとなりました。

雇用統計を受けた結果としては妥当な株価反応だったと思います。雇用者数自体は増えたけれど、飲食店などの賃金が低いサービス業が主体。これは今月から始まった学生ローン返済免除終了も大きく影響しているとみられます。実際、労働参加率はコロナ後最高値をキープ。ただ意外に市場はFRBによる利上げ圧力が増したと捉えている様子ではあります。

アメリカでは下院議長の選出が始まっています。そもそも前回のマッカーシー氏が議長が今年1月の議長選挙では決まるまで実に15回も再投票が行われ、ようやく決まった議長でした。次の議長も一体何回目に決まるのやら。共和党は党内をまとめ上げることができるのでしょうか。

アメリカのMMFには大量の資金が待機しているようですが、一方で金利の上昇でMMF金利も上がっているとのこと(国債金利同様に5%近く出ている模様)。その分「株など買わずにそのまま待機していた方が、安全に利が乗って良い」と考える投資家も出やすいでしょう。

幸い、と言いますか、足元ではブラックマンデーの再来を指摘する声が増えています。当時も株高と金利上昇の歪さの拡大から急落に繋がった、株価の推移も似ている・・・ということなのですが、そういう声が上がれば上がる程、そこまでの暴落は起きないもの。そもそも投資家のセンチメントは既に弱気派が多数ですし、ブラックマンデー当時よりもオプションなどのヘッジが充実しているので、皆がそんなことをイメージしていればいる程起き辛いです。

ただ住宅系の指標ではリーマンショック時よりも悪いものが出てきたり、決して先行きに明るさはありません。ですからショック安でガツンと下がるのでは無く、少しずつファンダメンタルズに収斂していく形、あるいは売り方の買い戻しが下支えする形で、ジワジワといつまでも調整が続くタイプの下落を想定しています。

日本株に関しては、結局投資の日に投資を始めた人が、ボトムで買えたというパターンでしょうか。21年10月の相場と似たような感じに。

ただ私は引き続き売り目線で見ています。日経平均の現段階での下値メドは高値から2割引の27000円割れくらい。下値の正確なメドはそれ以上考えてもどうせ当たらないでしょうが、方向性としては年末にかけて下げ基調が続くと見ています。

本来5月くらいにさっさと下げておけば調整完了で後は上がっていくだけ・・・というシナリオだったはずですが、9月まで変に頑張り過ぎた分、調整が深く長くなると考えているからです。ですから10月はこれで済んだとしても、まだ11月、12月と暗いのではないかと思っています。

本日引け後にまた最新のものが出ますが、先々週末時点の裁定残高は買い残1.2兆円。売り残は274億円ということで、差し引きで前週比2,744億円分の売りが入った格好。この辺りが先週下落の要因を作りました。

9月第4週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を776億円の売り越し。一方、先物が1.5兆円と巨額の売り越し。先月末の弱さは、この辺りが強く影響していたものとみられます。そして実は去年の9月第4週も外国人によって先物が1.5兆円売られていました。一昨年もやはり1.2兆円の売り越し。

この時期配当再投資に伴うテクニカル的なもののようで、3月末も同様にそこそこ出ます(今年は4,190億円でしたが、昨年は1.2兆円、一昨年6,089億円)。9月月末は空売り比率も高水準になりがちで、結局この買い戻しが昨年、一昨年の10月の上昇を演出したのでしょうか。
https://nikkei225jp.com/data/karauri.php

他方、信託銀行(年金)も3,678億円の売り越し。この辺りは「まあ、そうでしょうね」という感じ。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は反落。ispace(9348)のロックアップ解除などによる連日の大幅安に加え、ここまで強かったペルセウスプロテオミクス(4882)が一転大幅安に転じたことなどで軟化し安値引け。なお、グロース市場の投資主体別売買動向で外国人投資家は現物を100億円の大幅売り越し。ここが陰の極なのでしょうか。一体いつまで売り続けるのやら・・・。


ポートフォリオ銘柄】

売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は昨日続伸。本日引け後に本決算を予定しています。足元で小売各社は決算を受けて買われる銘柄も目立っていることもあり、本日寄り付きで買い戻し終了とします。決算数字を見て、またどうするか考えます。


売りポートフォリオ川崎汽船(9107)は昨日大幅反落。半導体株が買われている裏側で海運株がお払い箱状態。原油市況が中東混乱を無かったようなものに戻しているので、海運市況も無かったもののようになり、結局火曜の大幅高を全戻しする形になりました。火曜の上昇で売り方の買い戻しが出尽くしたような感じです。上値で捕まった人も多いのでしょうね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。