KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均は今年最大の上げ幅に!

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本日の日経平均は大幅反発。前日のNYはハマスイスラエルの衝突を受けて祝日の債券市場休場の中、長期金利が時間外で4.64%まで低下したことから株価は3指数揃って上昇。FRB高官によるハト派発言も好感されました。防衛関連株が買われた他、WTI原油先物は86ドル台まで急反発したことを受けてエネルギー関連株が買われました。祝日のため売買高は閑散。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ドル円が148円台に円高に振れましたが、お構いなしに寄り底で次第高。場中には円安方向に動き、また中国株が堅調なスタートになったことも追い風となりました。

後場も高値圏を維持。為替が更に円安に振れ前場高値を上回りましたが、最後は力尽きて結局前引けを下回る水準での引け。それでも上げ幅は今年最大でした。売買代金は3.5兆円台と活況。REIT指数は続伸でした。


投資判断は「売り」。先週のニュースで大きかったのはマッカーシー下院議長の解任。既に動きはあったものの、実際に解任に至るとは思いませんでした。こうなってくると先に成立したつなぎ予算は単なる11月中旬までの時間稼ぎに過ぎず、その時には今回よりも大きな混乱を生みそうです。また下院議長が空白の間は政治的空白に繋がり、何も決まらないことが長期金利上昇圧力になります。

実際、アメリカの長期金利の高止まりが10月に入ってからも続いています。結局政府閉鎖の問題は、9/25のムーディーズの警告以降も実際には金利に影響していなかった(どうせいつものパターンで解決するだろうと市場は見越していた)ということですね。

そう考えると、逆にもし回避できなかったらとんでも無いことになっていたのでしょうね・・・。ともあれ、今週が債券入札ウィークでもありますし、元々金利が上昇しやすい市場環境にあるのだろうと思います。

特に金利上昇に影響を受けやすい業種、高利回りの公益株やREITといったところへの影響が顕著です。中でもダウ公共株指数は実にコロナショック直後の20年6月以来の安値を月初に付けました。REITやハイイールド債はそこまでは酷くないですが、やはりそれぞれ1年ぶり、年初来の安値となっています。それら金融商品保有する銀行は大丈夫なのでしょうか。日本の銀行株も色々この辺りの商品を持っているような・・・。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/UTIL:IND

長期金利が上昇しているにも関わらずグロースが強いところは意外ですが、先月のギガテック株やNASDAQの下落率が大きかったので、ひとまずポートフォリオリバランスが出ているだけのようにも思われます。色々と理由付けが挙がっていますが、長続きはしないでしょう。買い戻しが一巡すれば、改めて下押しすると見ています。

TOPIXの方は抵抗力があると見ていた2300ポイントをあっさり割り込み、私の鉄板チャート理論「アイランドリバーサルの窓は必ず埋める(ただしいつになるかはわからない)」に沿って、8/16~8/23の日足をギリギリ離れ小島にしていた小さな小さな窓(2277.61~2277.69)をしっかり埋めてきました。

日経平均の方はドル建てに遅れて8月安値を割り込んできており、ちょっと変形ではありますが、6月、7月、9月高値での三尊天井形成と見れなくもなく。ここから下値の価格帯出来高が薄いことから、下落すると早そうです。しかし振り返ってみると、バフェットさんによる商社買い増しが伝わった6/19が見事に大天井なんですね。ドル建て日経平均も3月以来の安値となっていて、新年度の上昇分を全てはき出した形。
https://nikkei225jp.com/data/dollar.php

先々週末時点の信用倍率は前週3.9倍→5.3倍に急上昇。月末で締めているので、権利落ち後の優待タダ取り分の空売りが解消され、売り残が大きく減りました。一方、先々週の下落局面で買い残も増え3.9兆円弱。売り残との差し引きで3.1兆円の買い残は、どうも私が目視で確認する限り06年以来の高水準となっています。うーん、今の相場では重いですね。
https://www.traders.co.jp/margin_derivatives/margin_transition/1#data_list

なお、日経ダブルインバース(1357)の信用買い残は4月以来の1億口割れ。日経レバレッジETF(1570)の売り残もやはり3月以来の低水準になっています。やはり今年度で最も今の状況が悪いと言えそうです。


新興市場は「中立」。本日のグロース指数は続伸。終日しっかりでしたが大型株市場に比べると相対的に弱く、前引け並の水準で終了。売買代金は845億円と閑散。霞が関キャピタル(3498)やセルソース(4880)といった人気株が抜けたことも一因ですが、個人投資家の戻りは鈍い印象です。


ポートフォリオ銘柄】

売りポートフォリオ寿スピリッツ(2222)は反落。中東情勢の緊迫化で、アメリカでは航空株が急落。日本でも観光関連株が売られ、同社も売られました。ただ引けにかけては買い戻しも出る形。引け後には2Qの売上概算速報が発表され42.1%増収と引き続き絶好調。PTSでも買われており、明日は買いでの反応になりそうです。


売りポートフォリオ川崎汽船(9107)は大幅続伸。そして最高値更新です。引き続きの怪物ぶり。バルチック海運指数が1年ぶりの高値水準となり、中東方面でのきな臭さがまた海運運賃に反映される可能性が買い材料になっています。また物流コストが価格転嫁され、今期企業業績の圧迫要因に繋がりそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。