KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

円高一服か

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日経平均は昨日続落。前日のNYは来週にFOMCや債券入札ウィークを控え長期金利が4.25%に上昇。先週上昇の反動もあって、3指数揃って反落となりました。売買高はこの時期には珍しく活況。特にGAFAM系ギガテック株が売られ、NASDAQの下落率が大きめ。一方、中小型株指数のラッセル2000は1%超の上昇。WTI原油先物は73ドルに下落。ドル円は147円を回復。


投資判断は「売り」。アメリカのサイバーマンデーは好調も、新築住宅は不振と明暗。ただ前者は手放しで喜べる状況ではなく、後払い方式の利用が急増したとのこと。また結局安いところ、タイミングを選んでの消費行動が活況ということは、その反動が後々出てくる可能性が高そうです。

一方、後者(新築住宅販売が弱かったこと)はインフレの沈静化に繋がることでアメリカ経済にとっては実はプラスかも知れません。ただ新築住宅は中古住宅に比べ市場規模が1/10しかないので、大きな影響は無いのかも知れませんけれど。

日経平均は11月は2628円の上昇となり、月間の上げ幅としては今年最大に。ドル建て日経平均は8月以来の高値。
https://nikkei225jp.com/data/dollar.php

ただ日本だけが特別高かったわけではなく、世界の株式市場が一様に強い月でした。日本株は若干アメリカやヨーロッパ株より強かったですが、より強かったのは韓国や台湾といったアジア株。ただアジア株でも逆に中国は一人負けという具合。半導体絡みが牽引しており、SOX指数が昨日時点で11月は16.7%の上昇。決算シーズンを通過したこともありますが、この半導体の復調が牽引した月でもありました。

足元はその反動やアメリカの長期金利下落を受けた円高が重石。先に示したように私はもう大きな流れとしては円高反転していると考えています。市場で話題になるビックリ予想(確率が低いけれど、起きたらインパクトがあるもの)を私も真似するならば、来年ドル円は120円割れもある、としておきます(現実的には130円割れくらいかなとは思っていますが)。

日経平均のチャート的には6、7、9月の高値を結んで作られる上値抵抗線を改めて下回ってきましたが、まだ下値にある9/21~11/14の日足を離れ小島とするアイランドリバーサルの窓を埋めていません。週末のメジャーSQもあり、32000円に向けた引力も引き続き残ります。

また気付けば強いスタンダード指数。昨日も地合に反して逆行高で、上場来高値更新となりました。今年は年初から、本決算が出そろいNVIDIAによる半導体ブームが来る5月までは、スタンダード指数の方がプライム指数よりも優位性のある動きをしていました。東証による低PBR改革を背景にしたバリュー株ブームが背景にありました。

当時、このブログでもスタンダード指数の優位性を繰り返し訴えていました。今やプライム市場を諦めスタンダード市場に自ら降格する企業も増え、市場もそれを特段嫌気しない風潮が出てきました。

足元では大正製薬(4581)の巨額MBOが話題になり、同指数の押し上げ要因にもなっているとみられますが(手前味噌ながらブログでも挙げている時価総額2位の日本マクドナルドHD(2702)の強さも後押し)、改めて半導体→バリュー株への投資家目線の回帰が見られます。

本日引け後にまた最新のものが出ますが、先々週末時点の信用倍率は前週4.4倍→4.2倍に低下。買い残は少し増えたのですが、売り残もそれ以上に増えたので低下しました。株価が高値圏にあるので順当な感じです。なお日経ダブルインバース(1357)の買い残は下落にも関わらず減っており、つまりは投げ売りが出た模様。日経レバレッジ(1570)の方の売り残も同様です。その分少し軽くなった格好。

先々週末時点の裁定残高は買い残8,706億円に対して売り残277億円の差し引き8,429億円の買い長。前週に比べ534億円の増加となりました。やはりこの辺りが株価押し上げ要因になっているとみられます。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は反発。為替が円高に振れても影響が限定的であることや、ここまで売り込まれていた値頃感、アメリカでラッセル2000がしっかりしていたことなどが選好を強めました。

ただこれを後押しするのが個人投資家のはずですが、来年から始まる新NISAの特性「長期保有が前提」であれば、どちらかと言えば高配当、割安株に資金が流れやすいです。本当のグロースを突き詰めればアメリカ株に資金が流れますし、日本のグロース市場は中途半端なのです。アメリカでラッセル2000が上がってくるような「小型株にも余剰資金が流れる安心感のある状況」にならないと、 今の買い戻しの流れが一巡した後に、上がり続けられるのかどうかは微妙です。


ポートフォリオ銘柄】

巴川製紙所(3878)は昨日急伸。一気に年初来高値更新となりました。中越パルプ(3877)や北越コーポレーション(3865)といった中堅どころの製紙株が円高反転も追い風に強く、同社にもそういった流れが向いてきているのだと思われます。足元のスタンダード指数の最高値更新も、地合を良くしています。


売りポートフォリオ川崎汽船(9107)は昨日続伸。一気に11月高値を上回ってきました。今年も上昇した海運株ということで、12月特有の「買われた銘柄が最後一段と買われる」アノマリーにハマってきている感じ。機関投資家のドレッシング買いが背景とされています。昨日はアメリカでドライバルクETFが反落ということで、とりあえずは一服でしょうか。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。