KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ギリギリ幻のSQに

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日経平均は金曜続伸。前日のNYはPPIなどの経済指標でインフレ鈍化が示され3指数揃って堅調。特に生成AI参入が伝わったAmazonが買われGAFAM系が強くNASDAQが2%弱の上昇に。S&Pも年初来高値まで1%弱の位置まで回復しました。VIX指数は17.8ポイントと2月に付けた年初来安値水準に接近。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。前日に上方修正を発表したファーストリテイリング(9983)が大きく買われ牽引しました。そのファーストリテイリングが寄り付いてSQ値が28519円に決まると、10時半には接近する場面がありましたが4円届かずに幻のSQに。

後場も高値圏を維持しましたが、ファーストリテイリングがやや上値を重くしたこともあり、伸びきれませんでした。6日続伸で4月の高値更新。ファーストリテイリングだけで日経平均を261円押し上げました。その分TOPIXは弱く、4月高値に届かず。売買代金は2.9兆円台とSQのため活況。REIT指数は続伸でした。


投資判断は「やや売り」。金曜のNYは小売売上高が予想を下回った一方でミシガン大学消費者信頼感指数が予想を上回ってインフレ期待感が高まったことから3指数揃って軟調。出てきた金融株の決算が予想を上回ったことで銀行株は買われました。VIX指数は17.1ポイントと21年以来の低水準。これらを受けた日経平均先物は28520円となっています。

しかしこうして考えてみると、足元の原油高はサウジがクレディスイスの混乱で金銭的損失を被ったのが、背景にあったのかも知れません。まあ直接的な損失は1600億円規模ということなので、オイルマネーにしてみれば屁でもない規模ではあります。

ただ原油需要の(遠いながらも)将来的な先細りの中で投資により稼ごうとしていたのに、資本主義のルールが一部拡大解釈されて損失を被らされた結果になったのは、中東の態度を硬化させた一因かも知れません。

為替に関してもドル安が原油高圧力に→インフレ圧力に→ドル売りに→原油高圧力に・・・という悪循環が懸念されます。足元のドルインデックスは今年最低。もしここを割り込んで100ポイントを割り込むようなことになると、またステージが変わってしまいますから正念場です。

そういったアメリカのリセッションリスクを感じながらも、ハイイールド債のETFは相変わらず安定的。アメリカの国債が買われていることで債券市場全体の落ち着きに繋がっている印象です。株式市場もまだ比較的落ち着いており、VIX指数も安定的。ただ個人的にはこの低すぎるVIX指数がまた気持ち悪くもあるのですが。

新年度相場に入って、日本株には買い圧力が強まるタイミング。4月は元々アメリカ株が税還付効果が高いこともあり、株式市場自体が高いアノマリーの月です。先の投資主体別売買動向でも事業法人が売り越しになったように、持ち合い解消売りは先月末で峠を越えました。

最近の話題としては岸田首相がオープンAIのアルトマンCEOと面会。意外な動きでしたが、アルトマン氏は日本に事業拠点を設けるという意向を示したとのこと。世界各国が規制に動く中、実はチャットGPTのユーザーが多いのが日本ということで、彼は本気で日本を重視しているのでしょうね。

Twitterもそうですが、チャットといったところが日本語や日本人の気質などとの親和性があるようです。それでチャットGPT関連が買われるかな・・・と思いましたが、特に動きはありませんでした。

個人的にはチャットGPTなんかは規制したところで無駄だと思っています。であれば、むしろ日本だけは受け入れるとか、そういった前向きさがあっても良いのではないでしょうか。一方で、私はそこまでチャットGPTが万能とも思っていないですし、所詮は人間のクリエイティブさに打ち勝てるものではないとも思っています。人間には感情がありますから、例えば芸術面ではどうやってもAIが産み出すものに価値は付けられません。

勿論、AIなんかが産み出すもので十分だと考える人の需要は、そちらに流れるでしょう。ただ奪われるのは、元々AIに奪われる程度の価値しか生み出せなかった人達の作り出したものです。過剰に心配し過ぎではないかとも思っています。あくまで現段階での話ですが。

もう一つはバフェット氏の日本株割安コメント。バリュー株が買われました。バフェット氏がドコを買うのか(あるいは既に買っているのか)皆必死になって考えているところですが、答えが出ていない今だからこそ、色々な銘柄の物色に繋がっている感じがあります。

個別では大阪のカジノIR計画が政府に認可されたことで、カジノ関連株が買われる動き。このカジノ関連株も大概バリュー株(というより、オールドエコノミー株)なので、丁度タイミング良く買われた感があります。

先週末時点の信用倍率は前週4.3倍→5.0倍に悪化。株価の下落局面で逆張りの買い残が膨らんで、売り残の利益確定買い戻しが進んだ形に。倍率や水準は年初の水準に戻った感じ。足元の売買代金は低下気味で、これから決算発表シーズンも控える中、買い残の返済売りの重みに耐えられるのかどうか。
https://www.traders.co.jp/margin_derivatives/margin_transition

また先週末時点の裁定残高は買い残9,528億円に対して売り残2,841億円の差し引き6,687億円の買い長。前週に比べて3,575億円減りました。先週はこの裁定買い残の低下も下落の一因だったとみられます。


新興市場は「やや売り」。金曜の東証グロース市場指数は続伸。NASDAQの上昇が大きかったことでプライム市場でもグロース株の上昇率が大きく。元々4月は配当落ちの売りを受けないことで、マザーズ指数はパフォーマンスが良い月ではありますが、果たして今年はこのまま行けるのかどうか。


ポートフォリオ銘柄】

北陸電力(9505)は反発。地味に電力株の中で強く、四国電力(9507)と揃って年初来高値を更新しています。同社の場合、実に21年6月以来の高値水準となっていて、長きに渡る長期下落トレンドから脱した感があり、相当しっかりしたトレンドが作られつつあります。


Deere & Company(DE)は続伸。これで5日続伸となっています。穀物価格はマチマチですが、ドル安を受けて全般的に下げ止まり感が出てきているところ。またドル安自体がアメリカの製造業にとっては追い風とも言えます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。