KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均はバブル崩壊後の高値更新!

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日経平均は金曜続伸。前日のNYは大統領選挙後のFOMCにおいて、これまでと方針変更が無いことを好感して買われる動き。半導体指数であるSOX指数は過去最高を更新。一方、ドル円は103円台半ばまで円高が進みました。そして日本時間8時半にトランプ大統領の会見があると伝わると、警戒感からダウ先物が値を下げる動きに。

それらを受けた日経平均は朝方こそ売りが先行したものの、間も無くプラス転換。その後もスルスルと買われ、18年以来の高値に。後場も再度高値を目指しましたが、トヨタ(7203)が上方修正で出尽くし感により利食い売りに押されると上値が重く。何とか前場高値は上回ったものの、その辺りで達成感もありました。

ただ終値ベースでは91年2月以来29年ぶりの高値水準となりました。売買代金は2.5兆円台とそこそこ。


投資判断は「中立」。金曜のNYは注目の雇用統計において、非農業部門雇用者数が予想を上回り、先月分も上方修正。また失業率も前月の7.9%→6.9%まで急低下と好調でしたが回復度合いが鈍化していると受け取られ、高安まちまち。VIX指数は25ポイント割れまで低下。WTI原油先物は37.5ドルまで低下。それらを受けた日経平均先物は金曜終値近辺での着地となっています。

もう一つ大統領選挙の裏側であった大きなニュースとしては、世界最大のIPOであるアントGの中国市場でのIPOが土壇場で延期となったこと。当局が経営権を握るジャック・マー氏の言動に対して聴取(という名の嫌がらせ)を受けたことでポシャった模様。これは株式市場にとってマイナス材料になるかと思ったのですが、とりあえず大統領選挙の話題の方が大きくて材料視されなかったというのが不幸中の幸いでした。

日本の方もエーザイ(4523)のアルツハイマー治療薬期待感もあって、医薬品株が反転。ここまで散々弱かった業態の買い戻しという強烈な支援材料もあって、日経平均は年初来高値更新しNT倍率もまた高値更新。

先週末時点の裁定取引の残高は売り残1.9兆円に対して買い残0.4億円の差し引き1.5兆円の売り長。前週に比べると658億円の増加で、またひたすら高水準の売り残が続きます。

もしこのまま日経平均が強いのならば、18年以降これまで3度跳ね返されて4度目の突破トライとなっている24000円の巨大な壁を明確に突破していくことになります。終値ベースでは29年ぶりの高値ですが、ここまで24000円以上に連続滞在5営業日が無い状況。確かに4度目の挑戦は結構成功するものですし、大統領選挙を契機に突破・・・と言えば、タイミング的な説得力はあるのですが・・・。

そもそも今の株式市場のいいとこ取りも相当なものです。トランプ勝利で株が上がる→民主党完勝で株が上がる→上下院のねじれで株が上がる→大統領がなかなか決まらないで株が上がる・・・逆に一体どういう事態が起これば株が下がるのやら。

もし一週間前にこれらの事を書いていたら、皆さんに総スカン食らっていたでしょう。しかし今現実としてはこういうことが起きています。この最悪シナリオで下がらないので、売り方の根負け買い戻しがスルスルと出ている感じ。

やはり原因の最たるものは、中央銀行が世界的にドンドンお金をばらまいていること。これが株を始めとする金融資産の値を軒並み上げているのは事実でしょう。

今週のスケジュールとしてはまず9日(月)はソフトバンクG(9984)の決算。指数寄与度の高い銘柄ですが、アントGのIPO延期を受けて今回の大統領選挙後の株高に対して弱い動きが続いています。

10日(火)は中国で消費者物価指数の発表。ドイツではZEW景況感指数。またアメリカで10年債入札があります。足元で落ち着いてきた長期金利ですが、この入札を機にまた上がり出すかどうか。

11日(水)はMSCIの指数銘柄入れ替えが寄り前に公表されます。また10月工作機械受注速報値の発表も。また中国では1並びの日ということで、中国版サイバーマンデーである独身の日セールがあります。アリババなどのECモールで大規模なセールが行われ、今年からは4日間に拡大されたのだとか(もはや1並びなど関係無い?)。

EUではラガルドECB総裁の講演。アメリカは退役軍人の日の祝日で債券市場はお休みですが、株式市場は動きます。

12日(木)は9月機械受注と10月の首都圏オフィス空室率の発表。またこの日はSONY(6758)のPS5の発売日。任天堂(7974)のSwitchはずっと品切れが続く人気ぶりでしたし、今回SONYが好決算を出したのもやはりゲーム部門の好調でした。

本体価格5万円に対してネットでは既に3倍の値段で売られており、今回も転売ヤーなどの跋扈が懸念されますが、その分人気のバロメーターでもあります。今回株価1万円乗せのきっかけになるのか、あるいは出尽くし売りのきっかけになるのか。

あとはECBフォーラムでラガルド総裁の講演と、FRBパウエル議長の講演もあるようで注目度が高いです。アメリカでは30年債入札。また動画アプリTikTokアメリカでの全面利用禁止期限。今回の選挙を受けてこの辺りがどうなるか。決算はDisneyなど。

13日(金)はオプションSQ。結局、ここまで何度か指摘した11月オプションSQのプット24250円に突然現れた建玉1500口が、今回の上放れの水先案内人だったと言えます。何か不思議だったんですよね。あとは45日ルールでの最終金曜になるので、決算集中日となります。この日だけで約550銘柄の決算が予定されています。

最後に先々週末時点の投資主体別売買動向では外国人が現物を1,060億円の売り越し。先物も4,123億円の売り越しとなっており、先月末に大きめの下げとなったのは外国人の売りということです。

投信も811億円の売りということで、この辺りも決算期日絡みなのかも知れませんが悪役。一方、買い向かったのは個人投資家ということで、この勝負は個人投資家に分がありでした。今週はちゃんと外国人投資家が買いに回っているでしょうか。https://www.traders.co.jp/domestic_stocks/stocks_data/investment_3/investment_3.asp


新興市場は「やや買い」。金曜は高安まちまち。アメリカでNASDAQが買われ、グロース株優位の相場展開になったものの、マザーズはトーンダウン。今は東証1部の方がホットなので、敢えて手垢のついたマザーズを買わなくても良いという感じ。また新興市場銘柄はここから決算発表が本格化してくるので、重い空気感が出てくるのは仕方無いのかも知れません。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は反発で上場来高値更新。引き続き再生可能エネルギーに対する国内外の追い風を背景に買われる動きになりました。アメリカの長期金利も改めて低下傾向が出ており、相対的に利回りの高いインフラファンドに資金が入っている形。この辺りは手堅いですね。


はごろもフーズ(2831)は反落。ただ6日引け後に決算見通しの上方修正を発表。家庭用の缶詰やパスタ需要が好調な一方、原料であるツナの価格安定が利益拡大に寄与。10月以降下落トレンド入りした株価推移のカンフル剤になるかどうか期待です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。