KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均も6月戻り高値更新!

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日経平均は本日続伸。前日のNYは足元で弱かったGAFAM株に買いが入るなど、3指数揃ってしっかり。5分割を発表したTeslaは13%超の急騰。S&Pも最高値に肉迫しました。10年債入札の最高落札利回りが0.68%と過去最低に迫り好調。金融株だけが売られる全面高に。VIX指数は22.2ポイントに低下。ここまで好調だった金は反発も上値が重い展開に。ドル円は107円に近い水準で戻ってきました。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。グイグイ買われ、6月戻り高値を更新する動きになりました。23300円手前まで来ると、中国株を気にして頭打ち。ただ中国株がしっかりしたスタートになったことで、買い戻しが出る展開となっています。売買高は11時時点で6億株台と、お盆休み相場の割には多め。


投資判断は「やや買い」に。アメリカ企業の決算は概ね一巡。決算前に心配していた「GAFAM株の決算を受けての出尽くし」「自社株買いが無いことでの買い主体不在」「8月からの失業給付減額による個人の投資意欲減退」「米中間対立の激化」「トランプ大統領支持率低下」などなどの懸念は一切合切杞憂に終わったような感じで、アメリカ株はのほほんと高値圏を推移しています。先週はダウとS&Pは全勝。NASDAQに続き、ダウやS&Pも最高値まで指呼の間となってきました。

8月に入ってもドルは低位安定していますが、確かに無尽蔵に振り込まれ続けられる給付金や失業保険などに喜ぶ傍ら「この受け取るドルに価値はあるの?」と疑問に思う人が増えてきても当然なのかも知れません。7月はそのドルの更に裏側にあるユーロや円の価値が相対的に上がり続けた月でもありました。

アメリカ株の強さは、そうしたアメリカの通貨安によるインフレ懸念が背景にあるのかも知れません。インフレに強い株という金融資産に振り分ける動きということです。じゃあ不動産価格も上がらないと道理に合わないのですが、REITもボチボチ上がっているようですけれど、株や金などに比べるとその上昇力は弱い印象。

まあ確かに日本同様、コロナ禍によるオフィス需要の停滞懸念などは出ているでしょう。住宅需要は旺盛なようですが、郊外物件が人気化しているということで、強弱感があるようです。そうなってくると差し引きでは不動産という金融商品は弱いかも知れません。投資物件が成り立たなくなってくるので。
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2020/07/285732.php

一方、先月末からは円も底打ち、株価の押し上げに繋がっています。セブン&iHDの巨額買収話が出たことも、巨額ドル転需要に繋がり、為替市場での大いなる支援材料になったのだろうと思います。

8月のアノマリーとしては、とにかく外国人売りが出やすい月です。実に10年連続売り越しとなっていて、結果TOPIXは16年に7ポイント高があったきりの1勝9敗。ただ外国人投資家はここまで散々売り越してきましたから、本当に8月更に売ってくるのか、また買い越しが目立つ4月は今年は売り越しだったじゃないか・・・と考えると、単純に外国人投資家が売ってくるようには思えません。

元々8月は円高になりやすい季節性がありますが、それは上述の外国人投資家の売りに絡んでいたかも知れませんから、今回に関してはアノマリーが当てはまるかどうかは微妙です。ともあれ、丁度決算シーズンですから、円安が個別企業の支援材料になるのは間違い無いとは思います。

株価も先月末の安値から円に歩調を合わせて底打ち。経験則として日足の安値引け、高値引けはトレンド転換のきっかけになりやすいです。ですから先月末で目先のアク抜けとできる可能性はあります。

一方、1日の日経新聞の下値メドで専門家が皆「21000円」と言っていました。これはPBR1倍程度の水準ということで、皆が一様に下値に捉えている様子。そうなってくると大抵全員当たらないので、これ以上下がらないか、あるいは一気に突き抜けてもっと下がるか・・・のどちらかに思えます。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62181620R30C20A7EN2000/

また8月は中東がきな臭くなるのが例年のパターン。ベイルートの爆発はそれを連想させる嫌なものでしたが、株式市場の反応は限定的。むしろ原油高に繋がってプラスにすら反応している感じです。結局アメリカ株が月替わりでも安定しており、売り方が売りしかけようにもお手上げな状況であることが安心感に繋がっている感じです。

日本株に関しても、もし売り仕掛けるなら一気呵成にドドッと売り崩さないといけないのですが、肉食の外国人投資家はここまでの売り越し売り越しで大部分手持ち玉が無いでしょうし、下がったら下がったで日銀が買ってきますし、決算も今や売り材料にもなっていないので追随売りが出なさそうです。

日中の値動きに関しては先日日本証券新聞の中でも解説されていましたが「TOPIX後場前場の高値や安値を超えやすい」という話。昨日は違いましたが、確かにここ最近ではそういう日柄が増えてきています。背景には日経ダブルインバース(1357)の存在感が強くなっていることが挙げられています(※TOPIXの話ではあるものの、日経平均の大型株の影響を大きく受けますから間違った見解では無いでしょう)。

トヨタの決算も含め、ここまで大量に出た決算を(さすがにめぼしいものだけに絞ったものですが)見ると、予想外に良いものが多い印象があります。いずれにせよ、日本株の先行きに対して少し明るさが出て来たように思えます。


新興市場も「やや買い」に。本日は両指数共にしっかり。マザーズは昨日下落の反動や、アメリカでNASDAQが強かったことなどを背景に買い戻しが優勢になってきています。昨日1000ポイント割れを示現したことで達成感も出て来ている印象です。マザーズ銘柄も大体決算が出て来たので、ここから改めて売る材料が無いでしょう。


ポートフォリオ銘柄】
日本ドライケミカル(1909)は反落。ただ大幅減益決算を嫌気して一時大きく売られましたが、結局元の水準に回帰しつつあります。新築オフィス需要も減ってくることで、防災関連株の決算見通しに厳しいものが相次ぎましたが、思ったよりメンテナンス需要も伸びず。引き続き経営統合期待感などもありますから、大きな下げは必要無いでしょう。


クレステック(7812)は続伸。一昨日に決算を発表しましたが、今期見通しは非開示と引き続き厳しそうな感じ。一方、自社株買いを設定したことで買われる動きになりました。同業他社も決算が厳しいところが多く、早く顧客の製造業復活を期待したいところです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。