KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

NYダウは大恐慌以来最長の下落に

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日経平均は金曜反発。前日のNYは新規失業保険申請件数が予想よりも上回ったことや個別企業がそれぞれ決算を受けて売られていることなどで3指数揃って軟調。それでもVIX指数は29.4ポイントに低下。長期金利は2.78%割れまで下がり5月の安値水準に。それを受けてドル円は一時127円に接近。一時105ドル辺りまで下落したWTI原油先物は111ドルまで急反発。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。朝方発表された消費者物価指数が+2.1%と消費増税以外では13年半ぶりでの2%超えとなったこともあり、デフレ脱却に対する見方も強まりました。そして中国株が堅調なスタートになると、上げ足を強める展開に。中国人民銀行が住宅ローンの基準金利を引き下げて景気刺激を行うと伝わり好感されました。

後場もしっかり。高値圏を維持していましたが13時半以降次第高に。昨日空けたチャート上の窓を埋めて高値圏での引けとなりました。売買代金は3兆円強と活況。REITはほぼ横ばいでした。


投資判断は「中立」。金曜のNYは3指数揃って前日比ほぼ横ばいで終了。WHOがサル痘に関して警戒を呼びかけたことで一時売られる展開になりましたが、引けにかけて買い戻されました。結局ダウは8週連続の下落で、1932年の大恐慌以来最長の下落に。S&PNASDAQも7週連続の下落でITバブル崩壊の01年以来の長さに。それらを受けた日経平均先物は26750円となっています。

幸い、日米の個人も機関投資家も現金比率を高めているということで、今更「うわ、今期は厳しいのか」と売ってくる人が居ない状況。何らか反転のきっかけが出れば、3月相場のようにスルスルと戻ることは可能だと思います。

特に日本株は最近陽線が出やすいので、アメリカ株よりはマシな感じが強いです。引き続き無理はしなくても良い地合だと思いますが、欲しい銘柄の値動きはしっかり追って下値を拾う準備は怠らないようにしておきたいところです。

実際、今週ははサウジの石油王が任天堂(7974)を始めとして日本のゲーム株を買い漁っていることが話題になっていましたが、円安もあって日本の割安感が注目されている証左です。プライム市場に移行して持ち合いが解消されてきていることで、日本株は買収されやすくなっています。

なのでそれを防御するために自社株買いやTOBMBOなどの手段が執られやすい・・・と考えると、ハイテク株はともかくバリュー株には買い余地があると言えます。日本株の過半がPBR1倍割れであるという現状(しかも今回買われたゲーム株はむしろPBRが高い)を考えると、下値を拾って寝かせておけるのであれば勝率がグッと高くなるとは思います。

5月第二週の投資主体別売買動向では外国人投資家が現物を3,534億円の売り越し。先物も3,980億円の売り越しということで、計7,514億円の大幅売り越し。これまで現物は6週連続で買い越してきましたが、一転手のひらを返して大きく売ってきました。それに買い向かうのは個人と自社株買い設定の事業法人という構図。

特に気になるのは今回個人が信用買いで1,178億円買っており、4月第1週以来の大きさ。先般書いたような日経レバレッジETF(1570)の買い残増に連動している模様です。
https://www.traders.co.jp/margin_derivatives/investor_trends

ドル円に関しては、5月安値を付けました。結局ドル円は131円が目先の天井と認定して良さそうです。

VIX指数は30ポイント辺りまで上昇したその割にはSKEW指数が足元では低水準だったので、プットで備えている人が相対的に少なく、それ故木曜の下げが大きくなったとも説明ができます。まあボラティリティが大きい時は逆に上がるパターンもありますが。
https://jp.tradingview.com/symbols/CBOE-SKEW/


新興市場は「やや買い」。金曜のマザーズ指数は反発。一旦前日終値近辺まで売り戻される場面がありましたが、アメリカで中小型株指数のラッセル2000は反発していたこともあり、結局マザーズ指数は強い動きになりました。岸田ノートが高額で取引されたことで岸田関連株と揶揄されたメルカリ(4385)は軟調でしたが、他が強かったです。売買代金は779億円と低調。

ただ金曜引け後に減益決算を出したFRONTEO(2158)、創薬の治験結果が芳しく無いヘリオス(4593)がPTSで共にストップ安張り付きに。特に前者は年末年始にマザーズ市場を賑わした中心銘柄だっただけに、どれくらいの塩漬け勢がまた臍を噛んでいるのやら。先物の方はそこまで影響を受けてない感じはあるので、今更大きな混乱は呼ばないとは思いますが。


ポートフォリオ銘柄】

BlueMeme(4069)は大幅続落。グロース市場の値下がり率3位と不名誉なランクイン。75日線も割り込んでしまいました。ただ後場に結構な売りが出てしまい、週末でだいぶ投げ売りが出た感じ。チャート的には決算前の日足でアイランドリバーサルを形成しており、少なくともその窓埋めまで一旦戻る展開は期待できると思います。


巴川製紙所(3878)は反発。今期の減益決算を嫌気して今月急落となりましたが、ようやく少し反発しました。ただまだ5日線は超えられず。原材料高や供給難は同社だけの問題にあらず、ここだけ売り込まれるのはどうもフェアじゃない感じがしますが。超バリュー株であることを考えると、安値は積極的に拾っておきたいところです。


石光商事(2750)は反落。こちらも決算失望組で、前4Qの赤字転落が売りに繋がりました。うーん、物流の混乱は物を扱う企業にとって漏れなく影響を受けた決算シーズンになっています。特に原材料高の影響は価格転嫁しやすいけれど、物流費は転嫁し辛いのが今の風潮だとか。この辺りが落ち着けば、同社の利益も一気に拡大するのですが・・・。


Deere & Company(DE)は大幅安。金曜寄り前に決算を発表し、利益面では市場予想を上回ったものの、売上が市場予想に届かなかったことで大きく売られてしまいました。決算の数字が云々よりも、ウォルマートなどこのところ決算を受けて売られる銘柄が目立っていて、その流れに乗ってしまったとみられます。下落率の大きさもアメリカ株の怖いところですね・・・。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。