KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

令和の米中貿易冷戦に

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日経平均は金曜反発。前日のNYは小売最大手ウォルマートの決算が好感されたことや、住宅関連などの経済指標が予想を上回ったことで3指数揃って堅調。一方、引け後に出たNVIDIAの決算は減収減益で厳しかったものの、同社株も時間外でしっかり。

それらを受けた日経平均も朝方から買いが先行。最近は寄り付き間もなく売られる展開が続きましたが、ドル円が110円を回復するなど円安が進んだこともあり上値追いとなりました。NYダウ先物がマイナスに転じ中国株が下げ幅を拡大してもじり高歩調。茂木経済相が「自動車関税の総量規制は求められていない」と発言したことも追い風になりました。

ただ昼にビットコインなどの急落も加わって利食い売りが上値を押さえ、中国株中心に値を消す展開に。引けにかけて改めて売られ十字足で引けました。売買高は13億株台、売買代金は2.4兆円台と低調。


投資判断は「やや売り」。金曜のNYは米中双方のメディアが「通商交渉が行き詰まっている」と報じたことで軟調。各指数共に一度はプラス圏に切り返す場面があったものの、引けでは寄り値辺りまで押し戻されて上ひげ長い十字足になりました。それらを受けた日経平均先物は21220円となっており、月曜の日本株軟調なスタートが予想されます。

今週はまず水曜夜間に暴落していた世界の株式市場が、自動車関税一旦棚上げというトランプ発言一つで相場の流れが一変。一気にアメリカ株がプラスに切り返しました。適当なものですね。アメリカは中国とイランという二正面作戦を展開している中で、更に同盟国相手にまで手を回している余裕が無かったということでしょう。

一方で中国の指標に悪いものが目立ちましたが、先般指摘したように、中国は人民元安誘導を続けることで関税の悪影響をクリアしようとしており、1ドル=7人民元の元安水準に接近してきています。これにより、結局世界には安い中国製品が蔓延する形になりそうです。

またトランプ大統領がファーウェイ製品を狙い撃ちにしアメリカ企業に使用を禁じる大統領令に署名しました。一応、現段階で既にアメリカ企業はファーウェイ製品をだいぶ排除しているようですが、中国に対する牽制色が強い模様です。

一方、アメリカは今回の追加関税からレアメタルは除外しており、アメリカ企業が中国産のレアメタルを必要としている弱みを握られているような感じでもあります。もし中国がアメリカに「レアメタルを売らない」と言い出すとどうなるか。その方が実は事態は深刻な感じがします。

日本株は令和相場の戦績は7連敗も含んでわずか2勝に止まっていますが、下落率で言えば、その間日経平均は4.5%(TOPIX3.9%)に止まっており、連敗の割には大したことありません。例えば前回16年3月29日からの7連敗時は8.3%でしたから、ゆっくりとした下落が反発の芽を一々潰し、真綿で首を絞めるような結果になっています。

本当は一気にガンと下がった方が、治りも早いのでしょうね。そういう意味ではアメリカ株もまだ下げが甘い感じです。

結果、日経平均のチャート的には3月以降の安値水準である21000円を意識した下値の固さは見られます。一方TOPIXの三尊天井形成は、上値の相当な重さを意識させます。まあトランプ大統領の口先一つで変わる適当な相場ではありますが・・・。

先週の投資主体別売買動向では外国人が現物を191億円の売り越し。そして先物を6,378億円の大幅売り越しに。令和の連敗相場のスタートを形成しました。他方、個人が3,690億円の買い越しと買い向かう形。相場の下落局面ではありがちな光景です。


新興市場は「やや売り」。金曜は両指数共に堅調。決算が出尽くしたことで、銘柄選別が進む中、全般的に買い安心感が高まりました。東証1部とは異なり、マザーズの方は高値圏での引けに。ただアメリカで中小型株指数のラッセル2000などがイマイチな中、日本の新興小型株の戻りも限定的と見られます。


ポートフォリオ銘柄】
クレステック(7812)は大幅反発。同業のグレイステクノロジー(6541)やCDS(2169)といったところが決算後も高値追いの動きになっており、一方で決算後売られてしまった同社も見直し買いが入り始めています。チャート的には5/14の出来高を伴った急落で売り一巡感を醸成しており、2月以降の下落トレンドは反転相場に移ったと思います。


売りポートフォリオダイキン(6367)は続伸。地合が悪い中でもしっかりと高値圏を攻める動きになっています。平成で最も上昇した銘柄の一つともされており、需給の良さを継続しています。同社に関しては化学事業を評価する声もあり再度高値を狙ってくる可能性も出てきました。うーん、残念ながらこの辺りが潮時と見て、月曜寄り付きで損切りとします。


同じく売りポートフォリオソフトバンク(9434)は続落。決算後に大きく買われる展開になりましたが、上場後の戻り高値水準1450円を突破できず力尽きる形になっています。ドコモ(9437)が端末料金割引策を発表したり、KDDI(9433)も結局通信料金引き下げプランを発表するなど、引き続き競争環境の激化が見込まれます。

配当利回りの高さはウリですが、利回りを求めるならインフラファンドなど他にも色々な商品があり、強みとは言えないでしょう。


【注目銘柄】
QBネットHD(6571)は大幅高で金曜の値上がり率ランキング上位。こちらは16日配信の有料メルマガにて買いで取り上げ。実は4月にも買いで取り上げて成功し、相性の良い銘柄でもあります。

低価格カット「QBハウス」などを全国展開していますが、2月から1080円→1200円に値上げ。それが受け入れられて月次は前年同月比プラス基調が続いています。それで上場来高値更新を続けていたのですが、14日に発表した3Q決算が期待を上回れず急落となりました。

正直、この銘柄に成長性を感じているかというと微妙です。薄利多売のビジネスモデルで既に大体全国に出来ていますし(国内567店舗)、ここから店舗数を増やしてもたかが知れている感じがします。海外(現在東南アジア中心に125店舗)展開はアリかも知れませんが、東南アジアでは格安カットといってももっと格安な床屋がいくらでもありそうですしね。

ただ、値上げが受け入れられた内需株というのは、株式市場では強力な材料だと思います。ここから消費増税などもあって景気不透明感の強まる中で増収増益基調を期待できますし、月次の度に買い材料視される可能性があります。勿論外部環境の影響も受けないことから、行き場の無い資金の受け皿になる可能性が大きいです。目標株価はまだまだ上に見ています。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。