KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

TOPIXコア30は買われるも、大きめの下落に

★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中!!

「損を減らし焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)


▼下記URLから有料メルマガの成績などご確認後、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり4,320円~

相場が続く限りチャンスは無限大。
一度お試しいただければと思います。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は金曜反落。前日のNYは好決算を出したアメリカ動画配信大手ネットフリックスが大幅高となったものの、NASDAQも含めて小幅安でした。テクニカル的な天井を打ったという声も聞かれる状況。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。為替の円高も受けて全般的に売りが広がりました。ただメガバンク株や自動車株など、TOPIXコア30に採用されているような超大型株は逆行高。市場の雰囲気との乖離が生まれました。決算シーズンを前にヘッジファンドなどがポジションを解消に動いたという声もあり、ここまで買われた主力の小売り株や半導体関連株が特に売られました。

昼休みに先物が一段と売られると、後場は一段と値を下げてスタート。週末要因もあって売りが加速しました。久しぶりに200円以上下がる大きめの下落に。ただ主力株の健闘からTOPIXの下げはマシで、NT倍率は12.3倍台まで低下しました。売買高は27億株弱、売買代金は3兆円台弱と更に膨らみました。


投資判断は「やや買い」。今週は再度2万円を試すどころか、じりじりと売られる展開が続きました。ただ日経平均寄与度の高いソフトバンク(9984)が強かったり、金曜も三菱UFJFG(8306)や三井住友FG(8316)といったメガバンク日産(7201)やホンダ(7267)と言った自動車株が買われた割にはこれだけ弱い指数というのは強い違和感を感じます。

久しぶりにこれだけ下がったのでさぞ空売りが入ったのかと思いきや、空売り比率は32.1%とそれ程でもありません。下げたところで売買代金が膨らんだのは嫌な感じ・・・とは言え、売買代金上位30傑の中半分以上はプラスでした。大型株中心に買われたこともあって膨らみ、内情は悪くありません。

金曜のNYは中国が株の過熱を警戒して空売りの規制を緩めたことや、ギリシャ問題がまた蒸し返されて大きめの下落に。それを受けてシカゴ225先物は19565円ということで、月曜の日本株も19500円の攻防が見込まれています。

来週はイベント的には大きなものがありませんが、アメリカの方では既に本格化している決算発表が続々出てきます。既に国内でも金融株や半導体株が海外の大企業の決算を受けて影響を受けていますが、来週の注目点は木曜に発表されるキャタピラーの決算でしょうか。同社はグローバルな建機需要の影響を受ける分、世界の景気動向に最も関心が高い会社とれさており、その景気見通しが市場全体に大きな影響を与えます。

日本の方はまだ決算発表シーズン手前という感じですが、新聞などでも観測報道がポツポツ出てきて、次第に関心度合いが高まってくる頃合いです。特に大型連休前という日柄でもあり、全般的に様子見ムードが高まりそうな週になりそうです。

更に月末に日銀金融政策決定会合をまた控えています。今回は半年に一度の展望レポートが出るので、更なる追加緩和を欲しがる投資家の注目点にもなっています。現実的に考えて追加緩和はあり得ないでしょうが、黒田さんのこれまでのサプライズ演出による前例から「ひょっとして0ではない?」と投資家に思わせることで、妙な期待感は市場に蔓延しています。それまで個別ではまた出遅れ感の強い不動産株辺りが買われるのでしょうか。

一方、投資主体別売買動向によると外国人投資家は直近2週間で昨年10月末以来の高水準の買い越しになっています。ただ個人的な感想としてはその割にはあまり上がっていない印象も受けます。10月末の際は余裕で各指数共に10%以上上がりましたが、今回は3%程度しか上がっていません。あの当時と比較して、信託銀行が一転売り越しに転じていることから、GPIFなどによる利食い売りが頭を押さえていると言えるのかも知れません。

その外国人買いの最終局面がひょっとすると週末の銀行株に代表される大型株の上昇に現れている可能性もあります。超大型株が流入してくる資金を吸収しきってしまって、あとは売りに押されるという展開も想定しておくべきかも知れません。

チャート的にはMACDが再暗転してしまいました。こうなると似ているのは昨年末から1月中旬にかけての流れ。一旦はエイプリルフールに付けたダマシの安値、そこをもう一度伺いにいくパターンになりそうです。

その他気になる点は前回も書いた中国の過熱感と、日本の10月ボトムからの信用期日通過による日柄。前者は確かに気になりますし、既に欧米マーケットでも過敏に反応していますが、ここまで特に中国が暴騰したからといって恩恵を受けてきたわけではないので、本質的な危機にはならないでしょう。また後者はあくまで需給バランスの問題ですが、同時に信用倍率や裁定買い残は過熱感を示す水準でもありません。こちらも本質的な転換点を示すものではないでしょう。

というわけで、来週の動きに関しては簡単に上に向かう感じは無さそうで、上値の重い展開を想定します。ただ決算発表シーズンを控えていることから、先々の流れとしてはまだ期待感を持っています。

特に今回は6月から始まるコーポレートガバナンスコードの存在が大きいでしょう。ROEを高める必要があるため、企業の先行き見通しを楽観的に見てくる、また同時に自社株買いを発表してROEを高めるなどの施策が打たれます。この本決算のタイミングでそういうものを出さなければ、6月の株主総会で取締役の選任が認められないというケースも起こりえますから、現経営陣としては必死に策を弄します。できなければMBOなどの非上場化すら検討されるでしょう。

また、TPP交渉進展に対する期待感もありそうです。再来週から安倍首相が訪米するに辺り、その辺りの話合いが一気に進む可能性も考えられます。というわけで来週はともかく、再来週以降色々な意味での正念場が待ちかまえ、相場のターニングポイントとなりそうです。

5月が近づくにつれて今度は「Sell in May」が意識され、またそれが売り方に利用されそうでもありますが、年々その思惑が前倒しで出てきていますから、足元の下落がそれに対応しているものという見方もできそうです。そう考えると何も結論が出ていない今のタイミングでの下落は、やはり本質的なものではないと見るのが正しい気がします。


新興市場は「強気の買い」。金曜は両指数共に軟調。一時プラス圏に切り返したマザーズも、結局は力尽きて連騰ストップとなりました。ただ下落の程度は東証1部に比べて穏やかな感じでもあります。先んじて大きく買われていた銘柄の売りが特に目立った格好。

金曜はIPO海帆(3133)が出て初値こそ好調な滑り出しも、安値引けで終えました。個人的には初値を買いに行く人の気持ちが理解できないのですが(引き受け主幹事のOAによる利益確保のための買い支え?)、ともかく来週からGW前の駆け込み上場の時期になってきます。この辺りが上手く回転してくれれば、新興市場は更に盛り上がる展開になるでしょう。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。アメリカでゴールドマンサックスやシティといった大型金融株の決算が出て、それぞれ決算数字は良かったことから日本のメガバンクも買われる動きとなりました。チャート的には一目均衡表の雲上限に支えられた格好で権利落ち後の窓を埋め、3月の高値圏に回復。ここからの高値追いに期待です。


ホシザキ電機(6465)は大幅続落。特段悪材料が表面化したわけではありませんが、ここまで上がった銘柄の売りが強かったことから、同社の売りもきつくなった模様。結果出来高も伴った大陰線になりました。ここまで売られると一旦出尽くすまで待つしかないのですが、目先は75日線手前での反転に期待です。


昨日寄り付きより買いポートフォリオ入れとなったテイクアンドギブニーズ(4331)は反落。1000円を手前に足踏みとなりました。テクニカル的には一目均衡表の雲のねじれ部分を一気に突破してもらいたかったですが、まだ雲は薄い部分でもあります。来週遅行線が転換線を自然な形で上抜けが目標。その後1000円もクリアできればチャート上の節目超えや2月戻り高値からの半値戻しになることで、全値戻し機運が強まるものと見ています。



【注目銘柄】
プラッツ(7813)は反落。こちらは前回も当欄で取り上げましたが、9日配信の有料メルマガにて参考銘柄として取り上げ。「1万円を目指す波動」としましたが、朝方は9700円まであって大体良いところまで来たと思います。来週からIPOがどんどん出てくるので、ちょっと直近IPOからは資金が抜けていくのではないでしょうか。一旦相場の過熱感が抜けるのを待ちたい感じです。


その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。