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日経平均は続伸。前日のNYはFRBがFOMC後の声明で「経済活動の伸びが一服している」との認識を示したことで反落。それを受けた日経平均は、朝方発表された12月鉱工業生産指数速報値が2.5%の上昇と事前予想を下回ったこともあって売り先行のスタートに。昨日大幅高した反動もあって、利益確定売りのきっかけに繋がりました。
しかし後場には先物主導で買いが入ると、プラス圏に切り返し。気合いの高値圏で引け、6ヶ月連続月足陽線を示現しました。売買高は37億株台、売買代金は2.3兆円弱と商いは11/14の上昇開始以来一番の活況でした。
投資判断は「やや買い」。今日は前半で最も決算発表の多い412社ということですし、様子見の下落となっても全然おかしくない日でしたが、引けにかけて切り返してきました。少し切り返し方にきな臭さもありますが、さすがに1月の堅調さにダメ押しのドレッシング買いを入れてくる強者もいないでしょうし、今の地合の良さを示していると言って差し支えなさそうです。
基本は引き続き為替とアメリカ株の動きでしょう。結局共にアメリカ次第というわけですが、アメリカの反落はここまで高値を攻めていたことに対する利食い売りのきっかけになったに過ぎず、まだ伸長は続いていきそうです。
為替に関しては前回も示したようにアメリカさえ文句を言ってこなければ円安基調が続きそうです。ですから昨日のFOMCで景気後退が示された結果出口戦略が意識されなかったことは、かえって日本株にとってもプラスと考えられるでしょう。何故なら、アメリカが緩和を止めない限り日本の円安にいちゃもんを付ける発言が出ないからです。
ドル円に関しては91.5円のところでまたオプションによる抵抗があると言われていますが・・・ここまでも特に問題なく抵抗帯をクリアしてきたので、今の地合には敵わないのだろうと思います。95円を目指した動きが進捗していくのではないでしょうか。
株式市場においても、指標面では様々な短期過熱サインが出ています。ところが、今誰も「騰落レシオが異常値」などと言わなくなりました。これに関しては昨年12/19のブログでも「騰落レシオが150越えなどというのは過熱感を示すものではなく、新しい歴史を作るためのネタでしかない」とした通りの流れでここまできました。
その他にも「2兆円を越えても増え続ける裁定買い残」「信用評価損率のプラス転換」「41年ぶりの11週連続高」など様々な高値警戒サインがあるにも関わらずものともしない。
やはり何と言っても引き続き続く「外国人買い」が大きいと思われます。本日発表された投資主体別売買動向においても、外国人は11週連続の買い越しを記録。寄り前の外資系証券の注文動向もずっと買い越しが続いていますし、日々安心感があります。
一方で個人は売り越しが続いており、その他信託など日本人が売り続ける中で、外国人がドンドン買っています。個人も信用取引では買い越しになっているのですが、現物とのネットでは売り越しになっています。
これが表すのは「個人投資家でも、今までずっと相場を見ていた信用取引もする強者個人投資家だけ儲かっている」という事実でしょう。本日の日経では1面で「ネット証券、口座新設2倍」と踊っていましたが、私の見立てでは本当に今から株を始めてみようという初心者さんはまずいないのだろう、ということです。
信用取引のキャンペーンや、新しく信用取引を始めてみようと思った「従前から口座を持っている個人投資家」が、別証券に新規口座を作っただけではないかと見ています。正直、私は今地元で投資セミナーをやっていますが、新規に株を始めようとする人の参加はごくわずかです。
つまり、今まで現物塩漬け株を持っていた程度のやる気の無い個人投資家が「やれやれ。ようやくこれでトントンくらいに戻した」ということで売却して恐らく退場するつもりなのでしょう。これだけ週刊誌に「アベノミクスで儲かる株はコレだ!」などと並んでいても、まだ「財テク」の手段として株式投資を考える人の実数値は少なそうです。
これはおそらく、あまりにも短期で上がり過ぎてしまったため、どうも大縄跳びに入るタイミングを逸した感があるのでしょう。しかしあまりタイミングを測り過ぎると、いよいよ誰かが引っかかってしまう時期に当たりかねません。そこがやはり「11/14以前の閑散時期でも株式投資を諦めなかった人と、そうでない人の大きな差」なのだと思います。
で、よく「個人投資家が買い出したら天井」などと言われますが、これは本当に今まで関心の無い、例えばうちの母親のような人が「何かニュースで毎日株が上がっているって言ってるけど、ちょっとやってみようかしら?」なんて言い出したら、いよいよ終わりが近いのだろうと思います。幸いうちの母親はそうは言ってませんから、今はまだ大丈夫なのでしょう。
チャート的にも文句の付けようの無い綺麗な上値追いの形となっており、11000円をゆっくり削り取って、しかも本日も売買代金が最高となった結果、無事上値を追うことができました。MACDも好転してきましたし、ボリンジャーバンドも+2σを拡大しながら上昇が続いています・・・
・・・と、これだけ上がる方向しか考えられない形になってきて、何となく不安を感じるのは私だけでしょうか?何か雰囲気があまりにも「良過ぎ」ます。良過ぎる、ということは買いたい人は買ってしまった、ということに繋がるかも知れません。
御覧いただいていた通り、私は1月は一貫して「やや買い」スタンスを続けてきました。振り返ってみると結果的に上手く当てはまっていたと思います。
引き続き為替は円安基調で、株価も民主党政権下の高値10年4月の11408円超えを目指すと思いますが、直感的には数日の調整を入れるのではないかと思います。月替わりで雰囲気が変わることもありますし、海外も少しずつ過熱感が出ていますし。
「節分天井」の格言に関してはやや懐疑的で、過去のデータを見ても半々くらいの感じでしか当てはまっていません。ですから、もし明日から少し上値が重くなったとしても、たかが知れている程度の下げに止まると思います。10500円を割ることはなさそうです。
理屈的には「やや買い」の投資判断を継続しますが、気持ち的には「中立」くらいに落としてみておきます。ポジションなどは少し減らして(売った者負けの地合では0にする必要はありませんが)、ちょっと距離を置く勇気も必要なタイミングかも知れません。
新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。東証1部株同様にマザーズ指数も後場切り返しましたが、戻り切れずに軟調でした。先日より崩れたバイオ株が立て直し切れず。信用評価損率プラス転換というのは主に個人投資家の多い新興市場に大きく影響してくるでしょう。
新興の決算も来週辺りからぼつぼつ出てくるので、ちょっと一度ペースを落とすタイミング。
ただ、基本の強気姿勢は変わっておらず、来週にも再度上値追いの動きが強まり出すと思われます。
【ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。本日は前日に発表された三井住友FG(8316)の決算が一昨日に伝わった観測報道数値をも上振れて良かったことで、メガバンクが一斉高となり相場を牽引しました。本日の東証のTOPIXの強さも売買代金の多さも、銀行株の上昇が原因。
チャート的にも1/29の包み陽線を示現した後に一段強くなっている形で理想的。ただ184円は09年7月に30億株の公募増資を行った価格であるため、ちょっとこの辺りで足踏みしてもおかしくはありません。勢いのまま突破してくれれば重畳極まりないですが。
任天堂(7974)は大幅続落。昨日発表した営業赤字転落決算が嫌気され、朝方は売り気配スタートに。その後も売りに押され、引けにかけては少し戻しましたが9000円回復はならず。
為替の円安効果で経常黒字は確保し、最終利益は上方修正でしたが、肝心の「Wii U」の販売目標も引き下げ、非常に先行きの暗い感じに。他の銘柄は下方修正を出してもむしろ出尽くしの買いが目立つ決算期なのですが、同社だけはまともに売られました。
ただ、昨年の同社の決算発表後の動きを見ると、決算翌日は売られるもののすぐ切り返す動きが出ています(例えば昨年7/25や10/25)。残念ながら決算はアテが外れてしまいましたが、直近安値8500円を下回ることは無さそうです。万一割ってくるようなら損切りとします。
NTTドコモ(9437)は続伸。こちらも昨日に決算のあった銘柄ですが、同社にしては珍しく大きな陽線を描いています。決算内容はイマイチでしたがマガシーク(3060)の買収も決めて、何とかもがいている様が見て取れます。需給もだいぶ良くなってきたので、上値追いの動き継続に期待です。
学情(2301)は続伸。昨日は朝日新聞との資本業務提携を受けて大幅高。値上がり率上位に食い込みましたが、本日も終日しっかりでした。今まで安値に放置されていた同社ですが、ようやく動き出した感あり。引き続き要注目です。
【注目銘柄】
船井電機(6839)は連日の大幅高。こちらの銘柄は27日配信の有料メルマガで買いで取り上げ。主力の北米の景気が良いこと、特に新築住宅が増えていることで家電需要が強そうなこと、円安が進んでいること、同業のソニー(6758)などの上昇に比べて出おくれ感が強いこと、そして実はかなり多い保有現金などを根拠に取り上げました。
その後予定通り決算が良かったものの、翌日は陰線に。しかしオランダフィリップスの家電事業の一部を買収と伝わると、新興国への強化が評価されて大幅高。本日も引き続き評価が続き大幅高となりました。豊富な現預金を背景に、増資を行わずに買収できたことが何より良かった模様。
結果、目標株価とした1200円を本日買い気配で大きく上放れて寄り付き、上昇率は17.2%と短期間で大幅な利益を達成。何とか大成功銘柄になりました。決算後大陰線となったのが、結果的に良いふるい落としになったようです。
もっと色々書きたかったのですが、いつものパターンの文字数制限がありますのでこの辺で。
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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。