KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

1月の成績発表

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今日は1月の成績発表です。1月は引き続きアベノミクス(上昇の要因は海外高などもあることから、本質を見誤る恐れがあって個人的にはあまり好きな言葉ではありませんが)炸裂で、6ヶ月連続陽線と非常に強い流れが続きました。そんな中、私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。


買い銘柄

みずほFG(8411)
157円→184円(20営業日保有 上昇率17.2%)

出遅れ感の強かった銀行株も着実に上昇を続けて、2ヶ月連続の大幅高に。海外の銀行株も好業績報道がなされていますが、邦銀も本日の日経一面に出ていたように、株式市場の回復などを背景に業績が急回復。ようやく実体面の良さも表面化してきました。

株式的には同社は09年7月に30億株の公募増資を184円で行っていますから、現値が丁度抵抗帯として意識されています。ただ今の過剰流動性相場で十分吸収可能な勢いがありますから、突破できれば一転強固な下値支持帯になってくれるはず。2月中の200円台回復は射程圏内に入ってきました。


GCAサヴィアンG(2174)
959円→1028円(20営業日保有 上昇率7.2%)

今の地合に少しはまっていない感がある銘柄ですが、何とか相方の日本M&Aセンター(2127)が好業績・増配から高値を追っていることもあって、市場平均並のパフォーマンスは維持できました。同社の12月本決算は再来週に予定されていますが、今期見通しに注目。正直派手な積み上げは期待できないですが、着実な伸びが維持されると思います。


NECネッツエスアイ(1973)
1532円→1700円(16営業日保有 上昇率11.0%)

着実な業績、足取りを背景に上値追いが続き、無事目標株価1700円到達。利食い終了となりました。親会社NEC(6701)も完全に回復基調を見せており、不安材料はありません。以後もまだ上昇が続きそうですが、他の銘柄の方が妙味がありそうなのでこの辺にしておきます。


ソフトクリエイト(3371)
1326円→1510円(20営業日保有 上昇率13.9%)

金曜に決算を発表。内容は増収増益だったものの利益面の伸びは小幅に止まり、これで来週買われる、という感じは残念ながらありません。ただ同社はIT企業特有の最終四半期に季節性要因があることから、四季報予想並の数字は出してくれるものと見込まれます。

元々足元で宣伝費や開発費をかけるという話があったものですから、第三四半期に増益を確保できただけで御の字としましょう。その他富士ソフト(9749)やSCSK(9719)の好業績報道など、SIなど情報サービス系の伸びが目立つ決算シーズンとなっています。もし1450円まで押すような場面があれば、積極的に拾っていくべきと思います。


任天堂(7974)
9360円→8800円(20営業日保有 下落率6.0%)

出遅れ感、円安メリット、大証メイン銘柄ということで今年からエントリーしてみましたが、決算が想定以上の悪決算に。営業赤字が痛手で、今回の決算では下方修正銘柄でも買われるという良い雰囲気の中にもかかわらず、同社は普通に売られてしまいました。今月唯一のマイナス株に。

事前に「中国のゲーム機解禁」報道を受けて急騰し1万円回復した直後だっただけに、需給バランスが崩れてしまったことも一因か。チャート的にはMACDが暗転してしまったため、下値追いに移行しそうな悪い流れ。もし年初の安値8500円を割り込んでくるようなら損切りとします。


NTTドコモ(9437)
1/10より 128800円→136800円(15営業日保有 上昇率6.2%)

外国人投資家に買われそうな時価総額の大きい出遅れ株で、これ以上悪材料が出てこないだろうことからエントリー。その後は着実な上昇を続け、なかなか良いタイミングで入れたと思います。予定通り決算はパッとしませんでしたが、株価はプラスで反応。引き続きゆっくりとした上昇トレンドが継続していきそうです。


フジ・メディアHD(4676)
1/19より 139200円→150000円(6営業日保有 上昇率7.8%)

不動産・含み資産関連、カジノ関連、オリンピック関連、そして景気回復期待による広告収入の増加を見込んでエントリー。有料メルマガの方で昨年末から取り上げていましたが、ポートフォリオ銘柄でも追加で取り上げてみました。

その後はちゃんと空売りの買い戻しを交えながら上昇を続け、仕上げはカジノ関連の話題が出て飛んだところで無事目標株価到達のフィニッシュ。キレイに決まった銘柄だと思います。また押したところで拾うことを考えてみます。


学情(2301)
1/22より 295円→342円(8営業日保有 上昇率15.9%)

景気回復期待に対する新卒需要増からエントリー。12月に出た本決算で今期にかなり期待が持てる内容だった割には、株価の反応が薄く出遅れ感が強い感じでした。そこに上手く朝日新聞との資本業務提携話が出てきて大幅高に。この辺りはラッキーでした。その後の伸びが無いのでちょっと微妙ですが、何とか窓埋め拒否後の大相場発展に期待。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.46(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。

ただ、短期間で利益が出たフジメディアと学情に関してはそのまま計算してしまうとかなり強い上方バイアスがかかってしまうので、投資期間を最大の20営業日分として計算し保守的に見積もっています。もし保守的に見積もらなければ0.71(%/営業日)でした。


ちなみにその間
日経平均 12/28終値 10395円→11191円(20営業日 上昇率7.7%) 0.37(%/営業日) 
TOPIX 12/28終値 861→942(20営業日 上昇率9.4%) 0.45(%/営業日)

今月は保守的に見積もってもベンチマークに勝利!特にポートフォリオは比較的大型株中心の構成にも関わらずベンチマークを上回れた点は誇って良さそうな感じです。

そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数491.6ポイント
となり過去最高を更新!もし保守的な見積もりをしなければ516.6ポイントで大台達成だったのですが・・・まあ資産5倍化達成の楽しみは来月にとっておきます。


さて、2月の展望ですが、引き続き「やや買い」の姿勢を継続しています。月替わりで雰囲気が変わるか、特にアメリカが雇用統計を受けて反落のきっかけになるのではないか、と思って警戒していたのですが、1日の日本株及びNYの動きを見る限り、弱気材料がほとんど見あたりません。シカゴ225も10300円に迫り、もうしばらくこの流れは継続しそうです。

足元では為替の円安が一段と進捗しています。ドル円は92円台後半と、一気に93円が射程圏内に入る動き。95円まで特に節目が無さそうです。

株価は10年4月の民主党政権下における最高値更新を目指しています。しかしこれは既に上抜くことが約束されたようなもの。何故なら、為替はまだ当時のレート95円まで2円以上も幅があり、まず為替に伸びしろがあります。であれば、黙っていても更新しそうです。

報道されていますように、日経平均12週連続高は岩戸景気以来60年ぶりの記録。ほとんどの人が経験したことのない大相場であることは間違い有りません。デフレに合わせて株価も「今日買わなくても明日もっと安くなっている」のが常態化していましたが、今は「今日買わないと明日もっと高くなっている」状態ですから、一足先にインフレが訪れている感じです。

問題はどこまで続くか、というところですが、現時点で流れを読むのは難しくなってきています。ここまで地合が良くなると、過熱感を示す指標やチャートは役に立ちません。アメリカもダウはリーマンショック前の水準に回復し、史上最高値更新も視野に。ダウ輸送株指数が算出以来の最高値になっていると以前も書きましたが、やはりアメリカは普通に好景気です。

であれば、その外国人の資金が流れ込む間は上げ相場が続くのは間違いありません。ですから外国人の姿勢の変化に細心の注意を払うのが必須条件です。

物差しとしては、寄り前の外資系証券の注文動向が一つの目安になるかと思います。それを朝にチェックして、連続買い越し記録が続いている間は弱気になる必要はないでしょう。ですから「下がるまで上がる」というトンチのような姿勢を保持し、売ったもん負けの事態は回避しなければなりません。安易な空売りも禁物でしょう。

おそらくはもう少ししたら、新規の個人投資家の買い注文が入り始めます。そうして買い越しに転じた場合も黄色信号と言えるかも知れません。今は買いたい人が買えない、だから上がる相場であり、買いたい人が「買ってしまった」相場になると、推進力を失ってしまいます。主体動向の変化は、そのまま相場の流れの変化を示します。

一方、新興市場の方は引き続き強い動きが出ると思います。サル相場(猿でも勝てる、という意味ではなく、猿のように何も考えずに付いていく者が勝つ相場)となったバイオ株に関してはもう十分上がりましたから、もう一花火上がって上値のしこりを溶かす程度の上昇はあるかも知れませんが、物色対象はそれ以外の出遅れ株の方に移ると考えるのが無難でしょう。

信用取引の無制限回転による過剰流動性相場の成立は、流動性の小さな銘柄にこそ妙味があります。皆さんもご経験があるとは思いますが、折角業績の良くなりそうな優良銘柄を見付けたとしても、板が薄過ぎると買う気にはなりません。もし買ったとしても、売る時に板が薄くて売れなかったらどうしよう、と思ってしまい、躊躇してしまいます。

しかし、ある程度板に厚みが出てくると「これなら買える」とばかりに買いが入ってきます。買いが入ると板が薄いですから、比較的値動きがでます。値動きがでれば短期資金が嗅ぎ付けて、更に板が厚くなり、流動性の向上が更に買いを呼びます。そういった好循環が期待できるため、昨年まで市場に相手にされなかったような新興株が派手に動いているわけです。

そんなわけで全市場調子が良いと思いますが、引き続き新興市場の方に妙味がある形になってくると思います。上述のように売り越しとなっている個人投資家が買い越しに転じた場合、買われやすいのは新興市場の銘柄と言えそうです。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。