KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

11月の成績発表

今週のお題「サンタクロース」
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天与の買い場到来!
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今日は11月の成績発表です。11月はTOPIXがリーマンショック時の最安値に接近し、一時700ポイント割れの憂き目に。しかし足下は薄商いながらも戻りが続いている状態です。そんな中で私のポートフォリオはどうだったでしょうか。早速検証してみましょう。


買い銘柄

ソネットエンタテインメント(3789)
294300円→290300円(19営業日保有 下落率1.4%)
全体相場が軟化する中で同社も下落には抗えず。子会社エムスリー(2413)が横ばいの高値圏維持を見せる一方で、DeNA(2432)は球団問題やグリー(3632)からの提訴など、様々な横やりを受けて、夏場以降の調整を一段と強めている状態。

全体相場の底打ちがほぼ確認できたため、また同社の週足でも7月のボリンジャーバンド+2σ越えから足下−2σ割れまで調整が一巡したため、年末にかけては株価の戻りを想定。内需銘柄のため動きは鈍いかも知れませんが、着実な足取りを期待。

さて毎回恒例の同社持ち株で評価した1株辺りの価値は60.0万円。先月同様DeNAの下落が大きく足を引っ張りました。それでも現値水準との乖離は大きく、倍以上の上値余地があります。


みずほFG(8411)
109円→102円(19営業日保有 下落率6.4%)
今月もメガバンクは欧州問題に振り回された一ヶ月でした。同社も一時遂に100円割れ。しかし足下では各国中央銀行の流動性確保策により、世界の金融株が戻り局面へと移行しています。世界の景気が回復するには何より銀行の復活が必須条件。中でも今回の混乱のダメージが少ない邦銀は、これから世界の投資マネーの受け皿となる資格が十二分にあります。


ロート製薬(4527)
912円→966円(19営業日保有 上昇率5.9%)
今月発表された決算は増収増益の好決算。アナリストの評価も上々で、決算通過後は高値圏を維持しています。震災の影響もなくアジア向け販売も好調で、好業績は分かり切ったことでしたが、何故今まで評価が低かったのか不思議です。

しかも1000円割れの現水準でもまだまだ評価不足。今話題の大証銘柄でもありますが、低位株ばかりでなく、こうしたちゃんとした株にも注目してもらいたいところ。


GCAサヴィアンG(2174)
82300円→84400円(19営業日保有 上昇率2.6%)
年初来安値を更新した後はマザーズcore指数採用による買い需要も背景に、戻り局面が継続しています。足下では25日線到達で上値が重くなってきているものの、全体地合に支えられる形で下げ渋り。

11/10に安値を付けましたが、実は昨年も安値は11/9でした。そしてその後12月中旬より株価が急騰し、翌2月には一気に3倍化まで駆け上がりました。背景には同業の日本M&Aセンター(2127)と並んだ好業績観測と、2月には実際に上方修正もあったためです。

今年も債務危機が一区切りし、これからまた年末にかけて企業のM&Aが活発化してくるものと思われます。特に為替がまだ80円を割り込んでいる水準では、クロスボーダーのM&Aも盛んでしょう。

同社の実績一覧も着実に件数が増えて、今期業績の未達懸念を和らげてくれています。オリンパス(7733)問題でミソが付いた感じのM&Aですが、これからの世界情勢を考えると、どうしても欠かせない企業活動であるのは間違いありません。


デジタルガレージ(4819)
250000円→250300円(19営業日保有 上昇率0.1%)
今月出た第一四半期決算は黒字転換の好スタート。それを受けて株価は強含んだものの、公募価格268800円の壁は厚く、3度目のトライも失敗。足下は75日線との間に挟まれたボックス圏での推移となっています。

30日に発表されたミクシィ(2121)とTwitterとの業務提携は大した話にはなりませんでしたが、今後Twitterを活用したサービスは益々拡がりを見せ、それと共に同社の影響力もドンドン大きくなっていきそうです。

アメリカではFacebookIPOが来年春にも実施されることになり、次はやはりTwitterの出番でしょう。そろそろ最後の大物として、名前が挙がってくる頃合いと思います。上値の壁が取り払われるのも時間の問題です。


ソニー(6758)
11/8より 1362円→1395円(17営業日保有 上昇率2.4%)
業績はともかく、株価水準的にはそろそろ拾っても良い頃合いと見てエントリー。リーマンショック後の安値を大きく下回り、底が見えない状態となっていました。結果的には何とか買値水準を上回り、底打ち感が出てきている状況です。

足下ではユーロの混乱も収まりつつあり、ユーロ円高も止まった感。ここからのユーロ安反転によって、同社の業績も少しずつ改善してくる見込みです。アナリストなどのガイダンス好転に触発されつつ、下値を徐々に切り上げてくる展開を想定。


SBIHD(8473)
11/12より 6150円→6370円(14営業日保有 上昇率3.6%)
金融危機の収束期待が高まる中、回復局面ではやはり証券・その他金融株も入れておくべきでしょう、という意味合いからエントリー。決算がイマイチで、意外に危機の収束に手間取ったことからジリジリと最安値を更新し冷や冷やしましたが、自社株買い(ただしたったの1.6%)きっかけに急反発。こちらも買値を上回ってきました。

ここまで下がったことで売りも一巡していますから、上値は随分と軽くなっている印象です。証券・保険・ベンチャーキャピタルと、株高で恩恵の受ける全ての業種が贅沢に詰まっている銘柄。ここからの株価回復局面を信じるならば最も適した銘柄と言えます。


オリエンタルランド(4661)
11/19より 8200円→8080円(9営業日保有 下落率1.4%)
こちらは株価の高値追いを期待してエントリー。震災後の入園者数は急速に回復し、株価は02年以来の高値水準で高止まりしています。テクニカル的には75日線に下支えされる格好で25日線を回復。再度高値を追う下準備は整いました。優待狙いの買いなどにも期待。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.03(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。


ちなみにその間
日経平均 11/4終値 8801円→8643円(19営業日 下落率1.8%) -0.10(%/営業日) 

TOPIX 11/4終値 752→744(19営業日 下落率1.1%) -0.06(%/営業日)

今月はベンチマークに勝利。先月ボロボロだった分、今月は何とか挽回しました。相場の底を読んで積極的に買いポートフォリオを増やしましたが、わずかにタイミングが早くて、その数日がまた急落を挟んだりしたものですから、思ったほどは上手くいきませんでした。それでもここからの株価反転を考えると、やはり今が仕込み時だったと思います。

そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数331.2ポイント
となりました。


さて、年内最後の12月の相場見通しに関しては、引き続き圧倒的な強気に見ています。

金曜のNYは雇用統計を受けて底堅い動き。既にADP雇用統計が良かったことで出尽くし感も出ましたが、失業率が8.6%と少なくとも見た目は一気に0.4ポイントも改善してきました。引けにかけて結局前日比変わらずのところまで戻してしまいましたが、週間の上昇率は09年3月以来最大でしたから、一気にこれ以上望むのは欲張りなのでしょう。

S&Pのチャートでは200日線(1265ポイント)で売りに押されたことで、来週は勢いが削がれることは致し方ないとして、前回も述べた10/27と11/11の高値を結ぶ上値抵抗線を大体上抜けてきましたから、10/27の高値を目指す波動に移っているはずです。

ただ来週はEU首脳会議の重要イベントや日本はメジャーSQを睨んで、また少し様子見気分の週となりそうです。市場はこれまでの経緯もあってEU首脳会議にあまり期待していないようですから、ここで何らか前向きな合意ができればサプライズです。

私は来週さえ乗り切れば、前回も書いたように中期的には3月まで続く上昇相場、長期的には2年は続く上昇相場になると見ています。その根拠として挙げられるのが為替。例年10、11月頃に高値を付けるドル円は、その後1月中旬まで円安に向かいます。

今年は結果的に介入があったのでややねじ曲げられた印象はあるものの、やはり10月末が底だったと言えると思います。急激な円安は期待できないにしても、ジリジリと安くなっていく展開を想定します。

その後一旦またやや円高に振れるでしょうが、もう75.5円を割ることは無いと思います。そしてテクニカル的には長期的に見ると来年の2月頃に歴史的な円安トレンド転換点(120円を目指す程の)が見えてきます(この辺りに関しての詳細はおいおい言及していきます)。ですから、私は今のこの水準が天与の買い場であると言えると思います。

中期的な観点に言及すると、株式市場はそれぞれの段階を経て上昇相場を形成していきます。丁度昨年の秋口からの動きに重ねてみればわかると思いますが、10月の中間決算が出揃う前の空白期に低位株乱舞→11月前半は決算の遅い新興市場銘柄の上昇、後半は決算の良かった東証1部の上昇→12月バイオ株という具合に、個人投資家の資金が良い循環をして作られていきます。

現在は加藤氏の出現によって特定の仕手株が盛り上がる第一段階を経て、東証やJASDAQの低位株にも波及している第二段階(仕手株、低位株の新規物色対象拡大)のただ中にいるところです。

実際に相場の戻り局面である現段階でも値上がり率ランキング上位は株価2桁の低位株ばかり。この物色が一巡すれば、上記流れに沿うと次は新興市場に流れるわけですが、早ければ来週にもその傾向が見え始めるでしょう。

目先の話として来週のことに絞りますと、新興市場では週末にセブン銀行(8410)とクックパッド(2193)の指定替えの話が出ました。所属は言及されていませんが、両社とも東証1部となることはほぼ確定でしょう。

そしてこれらはJASDAQ、マザーズの主力銘柄で、それぞれJASDAQ-TOP20、マザーズcore指数に採用されていますから、次の採用候補銘柄の物色があると思います。正直マザーズcore指数の方は規模が小さいのであまり影響はなさそうですが、JASDAQの方は思惑の広がりが期待できます。

東証1部の方は前半少し一服感が意識される中で、やはり低位株が物色される流れになりそうです。メジャーSQ前の水曜は俗に言う「魔の水曜」で、波乱があるとすれば水曜と週末のEU首脳会議を控えた金曜でしょうか。それ以外は相変わらずの売買代金の小ささで、相変わらずの値動きが続くものと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。