確定申告時期も近づいたので、色々と申告の準備をしています帳簿も経理も全て自分一人でやっている弱小個人事業主なわけですが、過去に一応曲がりなりにも税金に携わる仕事をしていたものですから、昔取った杵柄で税理士に高い顧問料を払わずに済むよう己で税法などをチェックして正しい申告に努めています。大した規模でもないですからね
と言っても、やはり自分一人の力ではなかなか判別が難しい点もあります。法律は条文の解釈の問題で、結局こちらがどのように解釈したとしても、税務署が違う解釈をすればそちらが通ってしまいます
と言うわけで、先月申告時期が始まる前に税務署に行って、不明点を何点かピックアップし質問しようと思いました。時期が始まるとまた忙しくなって、なかなか質問に答えてくれなさそうですし
それでもそれなりに税務署は混み合っていて、30分ほど待たされましたようやく私の番が来て、机で対面に向かい合ったのは恐らく60近いベテランの男性税務署職員。「お待たせしました」と形式的なやりとりの後、私も手短に質問の要点を列挙します。
するとその職員は私の話を遮り「あぁ、○○ですね」とさっさと結論付けようとします。「いやいや、そんな表面的な答えは私もわかっているんだけれど、条文を読むとどうも違う解釈もできるみたいだから質問に来ているんです。話をまず最後まで聞いてください」と言いました。
向こうは「それは失礼しました」と表面上は穏やかに応じ、また話を進めていきました。で、その後やりとりを色々と交わしたのですが、どうも言葉の端々から「面倒臭いなー。さっさと終わらせて帰らせよう」という感じがプンプンするのです。しかし私は向こうの期待に応えてやる義理はありません。
で、色々とあーでもない、こーでもないと話がこじれてきて、あっという間に1時間以上経過しましたそのうち17時になって税務署も終わりの時間になったので「じゃあちょっとコレらの件に関して確認しておいていただけませんか?それでそちらの回答を文章か何かにしてもらえると有り難いのですが」と言うと「いやー、それはできません」と言います。
「何故できないんですか?」と問いつめても「そういう対応はしていない」と言います。こっちは後で更正などを迫られるのは嫌だから、事前に税務署できちんと確認したという証拠や言質も欲しいのに。責任を取りたくないという感情はわからんでもないですが。
間違っていたら追加分納税すれば良いだけではなくて、過少申告加算税やらで最大年率15%の利息も払わないといけなくなってきます。ちゃんと事前に時間をかけて調べて準備してやっているのに、1円たりとも余計に払いたくはありません
まして、本来は払う必要の無かった税金を余分に払いたくはありません。税負担は法の下公平であるべき結局、真剣に調べるのはこの世に一人当事者である私だけで、例えば税務署側にしてみれば少なかったら文句を言ってくるでしょうけれど、多くてもわざわざ「払い過ぎです」なんて言ってくれません。ですから、尚更私が徹底的に追及しなければならないのです。
向こうの言い分を「はいそーですか」と唯々諾々として受けるには、相応の根拠を示してもらわないと困ります。なので「いいから黙って言うとおりに処理しとけ」的なやっつけな感じで対応する職員に対して、段々と腹が立ってきました(つづく)