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株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

久しぶりにヨーロッパ不安が高まり世界株安

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最近の成績のうち主なもの
(買値・売値を提示したもの)
1/28 船井電機(6839)      1055円→1236円  17.2%上昇!
1/16 ワコム(6727)     244000円→290100円 18.9%上昇!
1/15 クックパッド(2193)    2520円→3000円  19.0%上昇!
1/8  ロングライフHD(4355)   273円→329円  20.5%上昇!
12/26 イー・ガーディアン(6050) 1130円→1280円 13.3%上昇!

流動性の薄い銘柄で名前だけ挙げたもの)
以後10営業日後の最高値 最大上昇率
1/23 インタースペース(2122) 176200円→253000円 43.6%
1/21 セイコーHD(8050) 285円→321円     12.6%
1/4  田淵電機(6624) 143円→170円    18.9%
12/28 ライフネット生命(7157) 723円→853円    18.0%
12/26 日本エスコン(8892) 104円→159円    52.9%
 

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※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
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日経平均は大幅反落。前日の海外マーケットはスペイン首相の不正献金疑惑やイタリア選挙に対する懸念が生じたことで軟調。それを受けてNYも安く、為替も円高に振れました。

寄り前の外資系証券の注文動向が270万株の売り越しと、18営業日ぶりの売り越しに転じたことで、朝方から日本株も売りが先行。指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)の月次売上が弱かったことで同社が売られたことも指数の下落要因に。利益確定売りの格好のタイミングとされました。

前引けにかけては押し目買いが入ってやや値を戻したものの、あくまで日銀のETF買いを阻止するための動きか。後場改めて売り直されると、そのままじり安となり結局安値引けに。売買高は48億株台、売買代金は2.5兆円超と商いは11/14の上昇開始以来一番の活況でした。


投資判断は「やや買い」。昨日の引け方が良かったので、予定通りこのまま上値を追うと思っていたのですが、降って湧いたヨーロッパリスク。市場では特に改めて悪材料視する必要が無いという楽観的な見方が多いのですが、それ故余計に怖さを感じます。

私は内容はともかく「悪材料に海外が反応した」という事実にこそ注意すべきと思います。例えば先月はイギリスがEU離脱を問う国民投票を実施する、と伝わりました。確かに実施時期はまだ未定で随分先の話のようですが、本来であればこれは大きな売り材料です。少なくとも主要国であるイギリスが、EUの今の形に嫌気が差している、という証明ですから。

ところが市場は完全にこれを無視しました。それだけ地合が良かったからです。しかし昨日はスペイン首相の献金という「小さな」問題、イタリアの選挙の趨勢に対する「まだはっきりもしていない」問題に対して、大きく売りが入りました。つまり売り方がいよいよ付け入る隙が出来てきた、売り方も売りで取ろうとする水準になってきた、ということでしょう。

また、これまでであれば、多少ヨーロッパが動揺しても、各指標がはっきりと回復してきたアメリカ市場はこれを跳ね返すパワーがありました。しかしアメリカも丁度ダウで14000ドル回復という達成感があっただけに、利益確定売りのタイミングになってしまいました。

それが朝方の外資系証券の注文動向で「18営業日ぶりの売り越し」に繋がってきました。正直、朝方の外資系証券の注文動向はあくまで申告ベースでの目安でしかありませんから、これをもって外国人の投資スタンスが変わってしまった、と判断するのは時期尚早です。しかし、何かが変わりつつある変化の予兆である可能性は否定できません。

だからと言って11月後半からの上昇相場の巻き戻しが起こるとまでは考えていません。調整はあくまで日柄調整に止まり、2月の下値も10500円程度までしかないと考えています。イメージとしては上下もみ合いが続くような形で、少しは上値も追うけれども、強弱感の対立するような流れを想定します。

特に決算も大きいところは総じて弱い感じです。幸い本日のトヨタ(7203)の決算は良い方に流れを変えてくれそうな感じです。また引け後の為替動向を見ると、円安が一段と進んで先物も上昇していることから、明日再度上値追いの動きが期待できます。

と言うわけで、引き続き方向性は上向きで10年4月高値を追う流れに。ただ今までのように買い一辺倒とはいかないため、いつでも逃げられるように身軽にしておくべき、と思います。


新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調。東証1部株が崩れても個人投資家は元気にバイオ株を追い掛け、再度バイオ系銘柄が大きく値上がりする形となりました。上手く循環が効いている形。

特に日経JASDAQ平均なんかは着実に上値を切り上げている格好で、為替の影響を受け辛い新興株ですから、この動きはまだまだ続くでしょう。明日は東証1部銘柄が反動高したところで、新興株にどのような反応が出るか(一緒に買われるか、資金が逃避するか)に注目です。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は反落。一時199円の高値を付けて200円の大台回復にあと一歩のところまで迫りましたが、引けにかけては力尽きました。それでも184円の公募価格を抜けてくると、案の定足の速い動きになりました。

今後は185円~200円のレンジ相場が続きそうな雰囲気があります。外国人から見ると同じ銀行株に映るセブン銀行(8410)も上げてきていることから、外国人買いにもややピーク感を感じる格好か。

それでも同社は配当利回りが3%以上ありますし、下値はしっかりしているものと思われます。短期過熱感を冷ました後は、再度上値追いの動きに期待です。


GCAサヴィアンG(2174)は大幅反発。昨日前期実績の上方修正及び増配を発表したことを手掛かりに、朝方は大きく買われ一時年初来高値を更新する場面がありました。引けでは売りに押されたものの、終値ベースで何とか今年の高値を維持。

正直前期実績でここまで反応するとは思いませんでしたが、11月以降の上昇相場に全然乗れておらず出遅れ感も強かったですから、良いきっかけにはなりました。

チャート的にはようやく昨年3月の高値1090円も上抜いてきたことから、上値に突破口が開いた格好に。1090円は11月にも一度付けて抜け切れませんでしたから、ここを越えられたのは大きそうです。あとは来週の本決算での今期見通しに期待しましょう。


【注目銘柄】
タツタ電線(5809)は続落。こちらは決算を受けて3日に配信の有料メルマガにて売りで取り上げ。ところが思った以上に売り込まれて、エントリー値を飛び越えて下落していきました。目標までまっしぐら。

そんなわけで未遂に終わってしまったわけですが、折角書いたので以下に取り上げ根拠を掲載し、また有効利用します。

「▼タツタ電線(5809) 東証1部 売買単位100株
772円 出来高1330800株

2/4売値 740円~755円
2/15までの目標株価 630円

【評価】
業績     良い(ただし第四四半期に急減速)
テクニカル やや悪い
需給     悪い
同業他社比 やや割高
その他ポイント iPhoneの減産

中堅電線メーカー。1日に発表された第三四半期決算において、主力の電線・ケーブル事業は電力会社の投資抑制や銅価格の下落により減収。一方、もう一本の柱として急速に成長している電子材料事業は、スマホ・タブレット部品の活況によって前期比1.5倍超の増収増益に。

ただし同時に示した今期見通しを下方修正。主力の電線・ケーブル事業の需要減と電子材料事業の受注急減により最終四半期の業績が急減速。最終四半期の売上は100億円に届かず、利益と共に四半期ベースでは今期最低の見込みに。今期既に2度上方修正を行って先行きに楽観論が強かっただけに、一転暗雲が立ちこめる内容となった。

足元ではiPhoneの販売計画下方修正に伴って、電子部品各社が軒並み苦戦の決算内容となっているが、同社も例に漏れない格好に。目先銅価格の上昇は見込まれるため一定の下支え要因にはなりそうではあるが、元々電子部品関連としての位置付けで買われてきた株なだけに、評価が転換しそうな流れである。

テクニカル的には昨年11月及び12月の高値でダブルトップを付けた格好になっており、上値の重い印象。MACDパラボリックが好転しているものの、一目均衡表は実線・遅行線共に雲上限に上値を抑えられる形。ストキャスは高値圏にあり、ボリンジャーバンドは+2σに到達したところで陰線となっているため、上値達成感が感じられる。

需給面では上述のようにダブルトップを付けたことで、10月後半から750円~850円で推移しておりしこりが大きいところ。信用買い残は差し引き130万株で、実に07年以来の高水準となっており、ここ1ヶ月ほどで急速に悪化している形。

予想PERは18.9倍で同業の住友電工(5802)の18.3倍とほぼ同水準。一方PBRは1.7倍で同0.8倍との比較では割高。予想ROEは8.8%で同4.6%との比較では高いものの、配当利回りは0.9%で同2.0%との比較では低い。

売値は決算を受けて大きく下落することを見越して。目標は200日線辺りに。損切りは売値から4%程度上昇したところで適宜」


で、これは未エントリーで終わったので、改めて別のスマホ電子部品関連株を売り銘柄として取り上げ、そちらは何とか値下がり率上位に食い込むことができました。また目標達成の折には、そちらも当欄でご紹介致します。やはりスマホが転けたら皆転けた、というような感じで、今売りで狙っていくのはその辺りかと思います。


その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

最近はお陰様で成績も良くなってきたので、お問い合わせも増えて会員数も増加しています。この場を借りてお礼申し上げます。誠にありがとうございます。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。