KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

欧米株大幅安も下値頑強

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日経平均は本日続落。前日のNYは追加経済対策の協議について、ペロシ下院議長とムニューシン財務長官が合意に至らなかったことや、欧州のロックダウンなどによる株安を受けて3指数揃って軟化。VIX指数は32.5ポイントで、一時約7週間ぶりの高値まで上昇。WTI原油価格も38ドル台前半まで落ち込みました。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。一時250円以上下げる場面がありましたが、間も無く下値に買いが入ると下げ渋り。その後もドル円円高方向に進む中で、下げ幅を縮小していきました。後場ドル円が円安方向に向く中で、一旦下げ幅を拡げたものの、13時以降改めて買い戻しの動き。他の韓国や台湾市場同様に小幅な下げに止まっています。売買代金は14時15分時点で1.3兆円台と低調。


投資判断は「中立」。先週はアメリカの株価も全般的に方向感の無い週となりました。日々の市況解説が「追加景気刺激策が決まる」「いや決まらない」の繰り返しで、皆本当は大統領選挙前に決まるはずが無いとわかっているのに、承知の上でそれを材料にし、売り買いしているという具合。

とりあえずFRBのバランスシートを確認すると、10/19時点で遂に最高値更新。引き続きコロナ感染が拡大し、大統領選挙も控え財政政策もままならない不安定な環境下、FRBだけが孤軍奮闘しお金を捲き続けています。
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/bst_recenttrends.htm

先週動きがあったのはビットコイン。年初来高値更新となりました。そういったリアルマネーの膨張が仮想通貨の価値を相対的に高めているというのもありますが、直接的な原因としてはPaypalが仮想通貨の取り扱いを開始すると伝わったことで、仮想通貨の普及に弾みが付くという流れになりました。

まあこれは必然的な流れにも思いますし、そうやって勢力が拡大していったら中央銀行などの当局から睨まれるのも必然でしょう。ただ仮想通貨はじわりと力を付けていくのでしょうね。

長期金利も動きがあり、先週一週間で0.75%→0.87%まで急騰する形になりました。民主党が大統領と上下院を制する「トリプルブルー」となった場合、巨額の財政政策を行うことによる財務体質の悪化を見越した形になっています。少なくとも債券市場は民主党の完勝にベッド(賭け)している模様。

一方、ドルインデックスの方は長期金利の上昇とは裏腹に下落が続きました。このところ短期筋のユーロ買いドル売りポジションは少しずつ減っているので、本来はドル買いに向かいやすい流れのはず。にも関わらず10月から逆の動きが続いていて、実需的にドル資産からお金が逃げている格好です。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

つまりアメリカは「債券売り、ドル売り」という非常に厳しい状況になっていて、普通ならば「株売り」も合わせてトリプル安になるべきところです。ただ上述のようなFRBの資金ジャブジャブ策に支えられ、また決算シーズンであることに対する期待感も相まって、株安は阻止できている、という格好。もっとも「債券売り、ドル売り」もFRBの大量資金供給策とは整合性があり、究極的には全てFRBのやったことの結果として動いている形です。

その資金ジャブジャブの影響を受けているのは株以外にも住宅価格。アメリカは中古住宅の市場が大きいところですが、その中古住宅の9月販売件数が年率換算で654万戸と14年ぶりの最高を更新。むしろリーマンショック前よりも活況になっています。勿論価格も上昇しており、コロナで職を失う人、住宅を郊外に買い換える人、といったそれぞれの人生の大きな転機を迎える人が多いことを表しています。

原油に関しては案外40ドル前後をしっかりキープしていますが、じわり下がっている感じはあります。コロナの再拡大が世界的な需要減少に繋がるという見方もありますが、一方で銅やニッケルといった別の商品市況は中国の景気回復やドル安も背景にしっかりしています。原油OPECの減産縮小懸念、更にまた増えてきたアメリカのシェールリグ数が重石になっている感じ。
https://jp.investing.com/economic-calendar/baker-hughes-u.s.-rig-count-1652

冷静に考えてみると、トランプ大統領の再選が株価にはプラスという見方はおかしいようにも思います。というのは、トランプ大統領がどんなに株高を望んでアレコレ画策したとして、議会が民主党で多数派を占めていたら結局実行できませんから。

ただトランプ大統領は立候補前に元々は民主党に寄付していた経緯がある通り、大きな政府を志向しているので、巨額財政政策は受け入れられやすい土壌があるのも確かです。

あと、最近のアメリカの報道では、期日前投票が随分と進んでいて直近で6,000万人が投票を済ませているのだとか。これは16年に投票した有権者数(投票率55.3%)の4割に当たるそうで、今後も増えることを考えると、結構早めに決着が付く可能性もありそうですね。それは株式市場にとってはプラスと言えます。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/10/6000-5.php


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に堅調。ここまで先んじて売られて来た新興株に、ひとまず一服の買い戻しが入っています。メルカリ(4385)が強く、やはり先物の値動きを動かすために使われた面もあるのかも知れません。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は反発。昨日はこの銘柄にしては大きめの陰線を付け、一相場終わった雰囲気がありました。本日この調子で終われば高値圏で「陰の陽はらみ」足になり、トレンドの転換を示唆するかも知れません。ただ菅政権の所信表明における環境面での脱炭素を強調。ESG投資の要として注目度合いが益々高まりやすい地合です。


クレステック(7812)は反落。ただ朝方は謎の1万株超のクロス取引があり、この地合の中で1000円に接近する場面がありましたが間も無く失速。ただ長期的には3月、8月、10月安値を結ぶ下値支持線を割らずに切り返しの動きになったので、ひとまず1000円超えは実現できそうです。その後は決算の出来次第でしょうか。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。