KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカ高もアジアが一斉安に

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日経平均は本日続落。前日のNYは長期金利が1.67%まで低下したことから特にハイテク株に買いが入り3指数揃って堅調。他方、これまで買われていた金融株が売られました。VIX指数は18.9ポイントに急低下。WTI原油は小反落となり、エネルギー株も軟調

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。まず昨日先行して急落した反動が出ました。ただ昨日高値を上回ったところで買いが一巡。ここまで買われていたバリュー株中心に売られました。後場はマイナスに転落。特にここまで売られ過ぎたファーストリテイリング(9983)が切り返し日経平均を下支える一方、TOPIXの下落が続いています。売買代金は13時45分時点で1.8兆円台と低調。


投資判断は「中立」。先週の「SLRは予定通り3月末終了」という発表はサプライズでした。期限切れの3月末まであと7営業日しか残っていないので、アメリ長期金利の動きに関しては注目です。今週もちょこちょこ国債入札があるので、それに過敏反応する可能性はあります。

また、今回のSLRの延長が無かったということは、つまり民主党左派の影響力が思いの外強いという証拠でもあります。となると、今後大企業に対する増税、ネット企業に対する掣肘など、大統領選挙前からも散々恐れられてきたことが現実化してくるリスクを市場を織り込んで行くことになりそうです。

一応、増税が決まったとしても早くても来年から施行で、支払いは再来年になるはずです。ですから企業業績にはまだしばらく影響してこないわけで、むしろ目先は増税が決まると財政赤字縮小に繋がり→長期金利の低下というところを好感するのかも知れません。

政治的にも米中高官協議が歴史的な険悪ムードとなったことは、既に世界的に報じられています。バイデン政権になると中国に歩み寄るのでは・・・と期待されていた面もあるのですが、予想以上に左派の力が強い(人権意識が高い)印象を受けます。先にバイデン氏がロシアのプーチン大統領を「人殺しだと思う」とインタビュアーの問いに対して応じたのも、そういった面の強さを感じます。

もっともロシアはともかく、米中対立の緊張が続こうとも、単に現状維持なのでアメリカ株には大きな悪影響を与えていません。長期金利の上昇は中国による米債売りもあるかも知れませんが、まだ致命的な打撃を与えていません。むしろ中国株が最近弱いのは、こういったアメリカの強硬姿勢に変化が無いことで失望売りが出ている面もあるかも知れません。ちなみに香港ハンセン指数は15日から採用銘柄が52→55に増えた影響などテクニカル的な要因もある模様。

先週はアメリ長期金利が上昇した割には、ドルインデックスは概ね横ばいの動きでした。今回特筆すべきはドル円の短期筋のポジションで、16日時点で前週0.7万枚の買い長→3.9万枚の売り長に転換。FOMCや日銀金融政策決定会合を前にドル円が108円半ばから1円程円安に振れたのは、この短期筋の売りが大きかったようです。
https://imm.gradefour.net/

ただ過去の例で言えば、まだまだ売り残の積み上がり余地はあります。日米の金融政策を受けて、短期筋の方針に変更があるのかどうか、次回の結果に注目です。

裁定残といい、明らかに様々な面でゲームチェンジを感じる3月メジャーSQ前後の動きです。ゲームチェンジといえば、WTI原油もトレンドが変わってきました。先週木曜のアメリカ市場でWTI原油が急落。

足元ではアメリカの経済指標は良好なものが目立ち、それ故「長期金利が上昇している」というロジックで来ていました。ところが経済好調で原油急落・・・とは真逆でおかしな話です。この辺りもう少し様子は見たいですが、チャート的には完全に一旦天井を打った形にはなっています。ベイカーヒューズのシェール掘削リグ稼働数もまた増加に転じています。
https://jp.investing.com/economic-calendar/baker-hughes-u.s.-rig-count-1652

また、これまで同じように高値買われてきた非鉄金属穀物などでも一部ピークアウト感は出ています。まだ高値圏に残っているのは銅とコーンくらいで、この辺りやはりドルインデックスが底打ちしたことと符合しているような印象です。

今週のスケジュールは、少し重要度が低下しています。本日はアメリカで10-12月期の経常収支が発表。決算は話題のゲームストップ。

24日(水)は欧米のPMIの発表。特にアメリカは新たな現金給付が決まったことで、この辺りの指標にどう影響してくるかに注目です。またアメリカ上院銀行委員会でパウエル議長やイエレン議長の証言が出ます。特にイエレン議長のコメントには注目が集まりそうです。

25日(木)は東京オリンピック聖火リレースタート。今のところ東京オリンピックは海外観客無しでの開催が見込まれています。私自身はいわゆるワクチンパスポートがあれば海外客を入れても良いと思うのですが、最近ようやく緊急事態宣言を解除したくらいですから、純粋に国民感情が許さないのでしょうね。折角外貨獲得と日本の良さをPRできるイベントなのに残念です。

アメリカで10-12月期GDP確定値。また7年債入札があります。今週は2年、5年と入札がありますが、本来であれば重要度が低いので私も無視していますけれど、7年債は先月長期金利急騰の口実にもされました。今回は注目度が集まった分、逆に波乱は起きないとも思っていたのですが、SLRの延長無しで終わったことで、注目せざるを得ない状況になりました。


新興市場は「中立」。本日は高安まちまち。日経JASDAQ平均は13連騰を目指して強い動きを続けています。一方、マザーズ指数の方はNASDAQが反発してきたものの、フリー(4478)の海外公募などもあって25日線と75日線を下回ってしまい、明暗分かれる形になっています。権利落ちまで、配当や優待妙味の薄いマザーズは買われにくい展開が続きそうです。


ポートフォリオ銘柄】

はごろもフーズ(2831)は反落。ただ先週末からようやく持ち合い上放れの動きが出て、今年の高値を更新してきました。四季報の中身を評価してということかも知れませんが、指数的にも東証2部指数が昨日まで10連騰を続けており環境が良いこと、また優待狙いの買いも入ってきていると見られます。


ネクス・インフラ投資法人(9286)は続伸。インフラファンド全体的にじわりと買われており、足元の金利上昇一服がまた支援材料になっています。同ファンドの場合は特に一目均衡表の厚い雲を抜け出すタイミングにきており、少しずつ出遅れ感解消の動き。ここから期末にかけて高利回り銘柄選好の動きが強まること、また環境関連に対するテーマ性が追い風になりそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。