防衛大学校話の続きです
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20210317.html
1学年の訓練としては、夏期定期訓練に続いて秋期定期訓練というものがあります。世の大学には秋休みなるものが存在するようですが、我々防衛大学校にそんな軟弱もの(?)はありませんまあ給料が出ていますから仕方無いですけれど・・・
秋期定期訓練はまた富士山にやってきますその富士山の麓で今度は陸戦の訓練をやります1学年はまだ陸海空の所属が決まっていませんが、陸戦は陸上自衛隊のみならず、海上自衛隊だって上陸したら陸戦の必要性がありますし、航空自衛隊だって飛行機から降りたら陸戦に巻き込まれる可能性があるのですから、最低限必須の科目です。
いわゆる匍匐前進などは、防衛大学校の広い広い敷地内で行うことができるのですが、所詮お遊びのようなもの。この富士山の麓にある天然の訓練場では、より本格的な訓練、すなわち戦闘訓練や宿営、20kmの徒歩行進などが行われますサバゲーのようなものをイメージされるかも知れませんが、1学年はまだ基本の段階で顔にドーランも塗りません。それは2学年以上の陸上要因になってからですね。
ちなみに匍匐前進には5段階あり、一般的に知られているのは第4匍匐というやつです。
↓これの終盤30秒くらいにあるやつ
先に「夏の訓練は上級生が居ないから楽勝」という話を書きましたが、秋の訓練はさすがにキツいですというのは、訓練はやはり肉体的にハードですし、また訓練支援の助教として曹長クラスの現役バキバキに怖いおじさんが付いてきますまあ夜に宿舎に戻ってしまえばあまり助教も関与してこないので、その点は防大生活よりはマシなのですが・・・(つづく)