KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

NVIDIAに資金集中し1000ドル超え!

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昨日のNYは決算を受けたNVIDIAが急伸し1000ドルを突破し朝方はNASDAQS&Pが最高値を更新したものの、PMIが2年ぶりの高水準となったことで長期金利が4.48%に上昇し、3指数揃って軟調。他の半導体株が下落したことで半導体株指数のSOX指数も反落。ダウは今年最大の下落幅に。ボーイングが7.6%の下落となり足を引っ張りました。WTI原油先物は77ドル割れ。ドル円は一時157円回復。


投資判断は「売り」。先週は前週ダントツで強かったヨーロッパが一服でしたが、アメリカ株は3指数揃って最高値更新と全般的にしっかり。香港は政府による不動産買い支えや、個人投資家の配当非課税検討といった話から急速に復活しつつあり、一ヶ月で20%上昇。昨年7月以来の高値となっています。アメリカの対中関税強化といった話も全く意に介さない感じ。

先週はアメリカでCPIなどが発表され、総合的にはインフレ圧力の落ち着きが好感された形。PPIは予想を上回ったものの、前月分が下方修正されたという「良いトコ取り」もあり、長期金利も低下した週でした。

先に商品市況の話をすると、全般的に上昇。原油、金、銅それぞれ上昇しています。ドル安もありますが、主に中国の景気回復期待感が背景にあります。特に原油や銅はインフレ圧力の高まりに繋がるはずですが、特に気にしている感じはありませんでした。やはり「良いトコ取り」な感じです。対中関税に関しては半導体は来年以降ですし、EVの100%が目立つだけで全体の影響も180億ドル程度に限られますが、物価上昇圧力にはなりそうです。
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/76ZOSCA2RVMWNJO7NRNZI2JZ7U-2024-05-14/

そういった物価上昇と景気後退が同時に進行する「スタグフレーション」懸念は以前からあるのですけれど、足元ではコロナ時の給付金貯蓄が尽きたことや、カードの延滞率が13年ぶりの高水準といった話が出ても株式市場は「またか」という程度で気にしていません。

小売売上高も横ばいでしたが、物価が上がっている中での横ばいということは事実上購買力は低下しています。ただウォルマート高所得者層の取り込みもあり好調な決算。どの指標を都合よく信じるか、という具合。

為替に関しては短期筋の円売りポジションがまた縮小。5/14までは円安方向に振れた週でしたが、円売りポジション勢も介入を警戒してやや撤退している感じです。これ以上アメリカの景気の強さを確信できない上、来月からFRBによるバランスシート縮小ペースを600億ドル→250億ドルに縮小することもあり、アメリカの長期金利はピークアウトしたと言えそうです。となるとドル円も160円を超えることはしばらくないと思います。
https://imm.gradefour.net/

ユーロドルで見ても、ユーロはこの一ヶ月間上昇基調。ユーロ圏の方が6月利下げ確実的な話が出ていますが、アメリカが「利上げかも」から「9月利下げ開始」に向いたので、短期筋のユーロ買いが出ています。また、ユーロ圏の景気が少しずつとはいえ回復傾向にある(アメリカの景気が悪化方向にある)ことも背景にありそうです。

本日のスケジュールはアメリカで耐久財受注やミシガン大学消費者信頼感指数など。

NVIDIAに関しては、もし今回の決算で転けると960ドル辺りでの三尊天井が完成となるところでした。まあ昨年後半の500ドルの時点でも同じように「三尊天井か」としながらも、結局今年に入って一気に上放れしてきた経緯があります。決算前のNVIDIA空売り比率は過去に比べると低水準でした。警戒されている感じはなかったです。ただオプションや、NVIDIAレバレッジETFなどもあるようで、これらが複雑に入り組んではいます。
https://nikkeiyosoku.com/stock_us/short/NVDA/#google_vignette
https://www.reuters.com/markets/quote/NVDL.O


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は続落。また22年以来の安値更新となりました。国内は小型株が一向に盛り上がりません。ここまで盛り上がっていた宇宙関連株も、今週から始まったアストロスケールHD(186A)のブックビルディングに向けて換金売りが進んでいる印象。市場ではアストロスケールHDが上場すればグロース市場も復活する・・・としていますが、余計に資金が一極集中するだけに思うのですが・・・。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は昨日大幅続伸。値上がり率ランキング上位に入りました。前日に月次は出ましたけれど、平凡な増収ペースだったので正直理由がよくわからなかったのですが、引け後に東海東京が目標株価を910円に引き上げ。自社株買い発表が近いという期待感から引き上げが相次いでいます。


日本マクドナルドHD(2702)は昨日続落。決算は良かったのですが、弱い動きが続いています。同じスタンダード市場のライバルである日本KFCHD(9873)がTOBで退場することで、優待狙い組の資金が回ってくると思ったのですが。まあ足元の円安や国内消費減退を受けて外食全般が弱く、まずは下げ止まりを確認したいところです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。