KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

[[今週のお題]]

年々寒さに弱くなっている筆者の調布話の続きです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/KA.Blog/20101106.html

それから20分が過ぎ。未だに警報機はカンカン!と甲高い響きをあげながら、待ち人のイライラ度を高めています。目の前を既に10本以上の電車が通り過ぎていきましたが、遮断機が上がる様子は全くありません。

近所に住むおばあちゃんが近くのコンビニで買い物を済ませてきたようですが、「まだ開かないの?こりゃすごいね(^^)」と私に話かけてきて、人ごとのように立ち去っていきました(;^_^A

それでも忍耐強く待ち続けるのが日本人。誰も京王電鉄の社員にくってかかろうという人が居なかったのが、やはり日本だと思いますね。お隣中国であれば、とっくに遮断機を強行突破し、更なるダイヤの乱れを招いていたことでしょう(・・;)

そして30分後。遂に警報機の音が途切れる瞬間が訪れました。
「あっ!開いた!!(××)」
その瞬間スタンディングオべーションでも起こるのではないかと思っていましたが、皆それどころではなく、スタートのピストルを撃たれたランナーのように瞬間的に反応し、弾かれたように我先にと渡っていきました。それはまるで映画「天と地と」の有名な合戦シーンのように、両陣営からワッと人の流れが押し寄せました。

私もその流れに乗ってすかさず渡りました。ところが、すぐにまた「カンカン!」と警報機が鳴り始め、遮断機が下りてしまいました。その間わずか5秒。歩行者の大部分はそれぞれの渡河に成功したようですが、人の流れに負けて車は一台も通る事ができませんでした(;^_^A

それで遂に業を煮やした先頭車両の運転手が車から降りてきて、向こう岸(元私が居た側)で京王電鉄の社員に詰め寄っていました。その姿や声は間もなくやってきた電車にかき消されました。ただ今度は一両通過しただけですぐにまた開いたので、その運転手は慌てて自動車に乗り込んで渡って来ました(;^_^A

結果、待っていた人間の数はわからないのですが、ざっと100人は超えていたと思います。待っていた車輌の数は数えると、片側で22台ありましたから、両方合わせると50台近くになるでしょうか。

その後やはりすぐ「カンカン!」と警報機が鳴り始め、再度遮断機が下りました。やはり妖怪「踏切渡さず」は存在するのかも知れません。これを信じるか信じないかはあなた次第です(ひとまず都市伝説風に調布編完)

さて、信じるか信じないかはあなた次第の日経平均は本日反発。前日のNYダウは上海やインドの株安や、アイルランド債の懸念を受けて大幅安。それを受けた日経平均も朝方から売られる展開に。ただ既に前日上海の下落を受けても下げ渋ったこと、為替の円安基調に支えられて下値が買われる動き。世界的なポートフォリオ調整で、今まで売り越していた日本株を買い戻す動きが出たとも言われました。

やがて先物に大口の買いが入ると、日経平均はプラス圏に。上海市場は続落となっていたものの、底堅さが目立ちました。結局引けは高値圏で9800円を回復。ただ明るい動きの割には出来高は薄く15億株程度。売買代金も1兆円ちょっとで、買い戻しのエネルギーは感じられませんでした。値上がり率上位には低位株も目立ち、手がかり難を反映している動きとも見られました。

投資判断は「強気の買い」。本日の切り返しは、明らかに今までと相場の雰囲気が異なる事を示します。本日の安いところは押し目買いは拾うチャンスであり、乗り遅れた投資家にとっては絶好の買い場を提供してくれました。

一方のNYダウは以前からお伝えしているように短期調整トレンドが継続している格好です。目先少なくとも10800ドル、S&Pで1150ポイントまでの下落は想定すべきで、11月は弱い月になりそうです。それでも日本株は相対的に強い動きが続くでしょう。それは世界的出遅れ感の水準訂正によるものだからです。ここにきてようやく周回遅れの日本株の時代が来た印象です。

ところが、円安になっても特段外需が買われているわけでもなく、内外需問わず全般的に買われています。それは相場の水準訂正という意味では当然の動きなのですが、逆に言うと主役業態の存在が見えません。ひとまずは売られ過ぎていた銘柄を全て買い戻すという流れで、マネーが満遍なく入ってきている状態。その手詰まり感が、低位株物色などに食指が動いたりしています。

ただこれからいよいよ銘柄選別という流れになってきそうです。その時には円安恩恵の外需大型株(特にアジアではなく欧米向けに強いところ)が選好されて、主役級に育ってくると思われますが、それまでは市場の出来高が薄い中で、一層信用需給の良い銘柄、すなわち売り長銘柄中心の買い戻し相場となりそうです。

商いが薄い中で高値更新が続くと、売り方も損切り覚悟で高値で買い戻さねばならず、日々の出来高に占めるウェイトの中に買い戻しの割合が増してくるからです。目先はそういった観点からの銘柄選別が、高パフォーマンスを取り込む要因となりそうです。

新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。JASDAQも引き続き低位株が値上がり率の上位に目立ちますが、マザーズの方はフリービット(3843)を中心とするネット関連株の値上がりも目立ち4日ぶりの反発。本日に関しては新興市場の方が盛り上がった印象を受けます。

お陰で個人投資家のリスク許容度も随分高まってきている印象で、これからいよいよ本格上昇開始という形が整ってきました。東証1部銘柄よりも出遅れ感の強い新興市場株は、一層買われる動きが強まると思われます。

ポートフォリオ銘柄】
ダイハツ(7262)は続伸。自動車関連株が円安で買い戻される中、同社にも買いが集まってきている格好です。先週の戻り高値も上抜け、MACDも暗転拒否。再度年初来高値更新に向けて、空売りを巻き込みながら力強く上昇している格好です。ストキャスも好転しており、調整一巡感が強まる中で、高値奪取は時間の問題と思われます。

プロミス(8574)は反落。昨日は野村による消費者金融株の投資判断引き上げにより、大幅高となりました。特に同社は目標株価1030円と特に現値との乖離が大きいところ。さすがに本日は調整となりましたが、引き続き空売りが多く入っている格好ですから、売り方の買い戻し相場を期待。600円までは価格帯出来高が薄いゾーンと言えそうです。

プラネックスHD(6784)は大幅続伸。ようやく決算発表前の水準まで戻して、25日線を回復してきています。今回の決算で悪材料出尽くしという感じに捉えられて、決算発表前の戻り高値を突破。トレンドの転換点がくっきりと表れる形になっています。

テクニカル的には一目均衡表の雲と75日線が上に控えているため、ちょっと突破に時間がかかりそうですが、遅行線は実線を上回ってきたため、第一関門は突破できたという感じです。


そして本日はまた一つ買いポートフォリオに挙げたい銘柄があります。ファーストリテイリング(9983)です。

前回のJフロントリテイリング(3086)と同じリテイリング繋がりの小売りですが、足元は冬の寒さ到来によるヒートテック需要拡大期待から既存店売上高も堅調。これによって株価も復調し10月の10360円での底打ちを確認した形です。

10月の戻り高値を抜いて、昨日は13000円に乗せました。それに合わせて積み上がっている貸株も尋常ではなく、日証金では遂に0.06倍の超売り長で、逆日歩も1.05円にまで拡大。本日の下落で貸株の返済も増え、ある程度ほぐれてはきたでしょうが、それでも高水準での推移が期待できます。目先控える200日線(13400円辺り)を突破する原動力になってくるでしょう。

目標株価はひとまず14000円に設定。そのラインには昨年高値と今年高値を結ぶ上値抵抗線の延長線及び52週線、また6月の戻り高値と多くの抵抗が存在するため。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
ダイフク(6383)は連日の大幅続伸。こちらは先週金曜に有料メルマガで取り上げた銘柄ですが、75日線までの調整を経て連日の全体相場安の中、出来高急増反転となってきています。10%を超える上昇率に。

決算通過後450円というネックラインを抜けてきたこと、その後440円での売り買い交錯から日柄調整一巡後の買い圧力が強いこと、空売りの増加による需給の改善、似たようなチャートで上昇している銘柄が最近多いことを判断材料にしました。

また一昨日に催された決算説明会においてリチウムイオン電池の搬送システム案件の受注を獲得などとされており、今期中には更に複数案件の受注が見込まれていることなどを背景にして、一層強気に見られている模様。目標株価500円まで迷いがなさそうで、まさに大福ですね。アクセル(6730)に次ぐ大成功銘柄。

これで足元取り上げた銘柄は、現在保有継続中のものも合わせて10銘柄連続損切り無し。非常に調子が良いですね。そして現在保有継続中のものも、それぞれ10%高を狙えるポジションに付けています。このままそれぞれ明確に利確して10連勝といきたいところ。随時結果を報告していきます。

上昇相場に出遅れたと感じておられる方も多いかも知れませんが、まだ十分間に合います。これから相場は過剰流動性を背景にアホみたいに上がっていくものと見込まれます。今が新規投資の絶好のチャンスと言えましょう。

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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。