今週のお題「ゲームと私」
前回の破れた一万円を拾った話の続きです。
・・・翌日。乾燥させた一万円を慎重に広げてみると微妙に2/5も無いくらいで、これでは多分換金性がないです。あらら、とんだ無駄骨でした(T△T)
がっくりしてそれを嫁に見せると「これ、何か違わない?(-。−;)」と言います。
「何を言う。ちゃんと10000YENと書いてあるし、福沢先生もいらっしゃる。ここにもちゃんとほら、KODOMOGINKOって・・・ん?子供銀行!?(××)」
そう、お約束のオチである子供銀行だったのでした(;^_^A
いやー、すっかり騙されました。最近の子供銀行ってかなりリアルにできているんですね。私の頃なんて、確か福沢諭吉が笑った顔になったりして、明らかに本物と異なりました。今の子供はそんな子供だましでは満足しないということでしょうか?
確かに普通のお札がそう簡単に破れないですし、そもそも国道沿いの人通りの多い道で誰も拾わないなんてあり得ません。とんだ肩すかしでした┐( ̄ヘ ̄)┌
それにしても道に一万円が落ちていて、誰も拾わないとなると何となく景気が良いんじゃないか?と勝手に思いました←皆本物じゃないことを見抜いていただけ(;^_^Aこれを応用して道一面に一万円(のダミー)をばらまいておけば、消費者心理の改善に繋がる・・・かも?
さて、消費者心理の改善が急務の日経平均は金曜続伸。前日のNYは貿易統計の改善から7営業日ぶりの反発。S&P500は約2年3カ月ぶりの6営業日続落からの反発ということで、自律反発が出ただけという声も。それを受けた日経平均は続伸。金曜はメジャーSQということで、朝方から思惑含みの流れ。
そしてSQ値が9553円で決まると、その値を下値にスルスルと上昇。幻のSQとはならず、このままSQ値を下支えとして重苦しい流れが一変・・・するかと思われましたが、アジア株が総じて軟調だったことから、後場から一転上値が重くなる流れに。先物主導で売られ、9500円を維持するのがやっとでした。それでも何とか震災以来初の4日続伸となりました。
投資判断は「中立」。商いはSQの割には少なく、SQ分の出来高が6.7億株ということで、実質17億株程度。ここ最近のうちで値動きが大きかった割には、薄いと言わざるを得ません。
そして金曜のNYはまたしても大幅安となり、ダウは12000ドル割れ。また少し底が見えなくなってきました。個人的にはいくらなんでも短期的に下げ過ぎと思うので、この辺りで下げ止まっても良いと思うのですが、どうも神経質な展開になっているようです。
それを受けて来週の日本株も軟調スタートとなるのはほぼ間違いありません。個人的にはメジャーSQがここ最近で唯一の相場の方向性が変わるチャンスと見ていたのですが、その機会は逸してしまったような印象。PBR1倍の水準と言われる9400円での下げ止まりに引き続き期待するしかなさそうです。
金曜引け後に出たトヨタ(7203)の今期見通しは市場予想を下回るものでしたが、個人的にはこれ自体はショックとはならないと見ています。足下のサプライチェーンの回復の早さから、同社の予想は保守的に過ぎるでしょう。元々生産の回復すら保守的に見ていた会社で、他社や取引先との兼ね合いからも極端に楽観見通しは出せない「見えざる制約」があります。この辺りは毒にも薬にもならない感じと見ています。
それにしても実に前回のメジャーSQの日に震災が発生し、この3ヶ月で世の中は一変してしまいました。この間に日本は良くなってきた、と言えるのでしょうか。
丁度昨日NHKの市電の番組を見ていて、広島の市電は原爆の3日後に復旧し、傷の癒えない市民達の足となったそうです。それは社員や軍が復旧に努めた結果で、やはり政府や自治体の支援はありませんでした。今の政府も戦争ではなく政争で全く機能不全ですから、やはり国民がその分力を合わせて頑張るしかないようですね。政府にはせいぜい足を引っ張らないようにしてもらうことを祈るばかりです。
新興市場は「強気の買い」。金曜は2指数共に軟調。今まで東証1部の上値が重い中で買われていましたが、金曜は東証1部が買われる中で相対的に売りが集まる流れとなりました。ただ個人的にはこれで流れが変わったとは思いません。来週も東証1部銘柄はまだ上値の重い展開が続くと見られ、月曜は新興市場も弱くスタートすることになると思いますが、結局また資金は新興市場に回帰してくるものと見ています。
【ポートフォリオ銘柄】
ソネットエンタテインメント(3789)は反発。前回「この銘柄は大幅高の後は反落となりやすい。もし強いのならば相当強い相場」としましたが、これは強い相場となりそうな底堅さがあります。テクニカル的には下方に開いた窓埋めを拒否する形で高止まり。来週も33万円で下げ渋るのであれば、見切った売り方の損切りによってドカンとくる大幅高が見られると思います。要注目。
みずほFG(8411)は小動き。小高く推移していたものの、全体相場の上値が重くなると同社の上値も売られてしまいました。金曜のNYはストレステストの対象行が拡がるということで銀行株が売られる流れに。これを受けて来週の月曜は日本の銀行株も売られる流れになると思います。まだ銀行株には手を出し辛い状況が続きます。
;">GCAサヴィアンG(2174)は反落。マザーズ指数が弱含む中で、主力銘柄である同社にも買いが入らず。商いも細ってきました。ただ同社は日経新聞に「M&Aが好調」と出る度に上昇する非常にわかりやすい銘柄で、木曜もそれで上昇してきました。ただ木曜の記事は過年の話でしたから、イマイチ反応は鈍かったですけれど。
そんなM&A環境はやはり好調で特に最近は新興国よりも先進国でのM&Aが活発な様子。それが最近の先進国の株式市況を支え、新興国の市況を上回る要因になっているようです。これだけ様々な需要が縮小していく昨今、事業環境が良い銘柄にはやはり注目すべき。
引き続き200日線、52週線に支えられた相場が継続していくものと見て、商いが細って「もうこりゃ上がらないわ」と誰しもが思うような状態になった時こそが買いなのでしょうね。
【注目銘柄】
イノテック(9880)は大幅高で一時東証1部値上がり率1位に。こちらは今週有料メルマガで取り上げた銘柄ですが、13時に自社株消却を発表すると急騰。無事目標達成となって12%超の利幅となりました。
目標達成記念で、また取り上げ根拠を以下に抜粋します。
「半導体設計と電子部品製造。前期はスマートフォンなどに組み込まれるNAND型フラッシュメモリー向けテスターの好調などで増収増益。東証1部昇格を果たして、今期も増収増益を見込む。ただ前期が好調だった分、及びHDDの大幅減により、今期の増益幅は小さい。また正直個人的にも減益の可能性もあると見ている。ただし0.4倍と低いPBRが株価の下支え要因にも。
5/12の決算を受けて株価は軟化したものの、500円を底値に再度反発傾向。500円は心理的節目であり震災後に超えるのに手間取った水準。次第にTOPIX算入による期待感から上抜けると、実際に算入された4/27に上放れが決定的となった。その後、上述の決算に対する失望から下落となったが、今度は500円を抵抗線として踏みとどまり、200日線を挟んでの推移が続いた。
足下では持ち合いの一巡感から上値を抑える25日・75日線をはねのけて上放れの動きとなってきている。金曜の13:30頃から突然急伸し、1/14と5/11の高値を結ぶ上値抵抗線までの上昇が見られたが、さすがに跳ね返されてしまった。結果、長い上ヒゲを形成したものの、終値ベースでは決算後の高値を維持。テクニカル的にはMACD、パラボリックも好転しトレンドが変わりつつある。
もし月曜に再度上値を取りにいくのであれば、この抵抗線を上抜けていく力があるものと見たい。一目均衡表では雲のねじれを下放れることを拒否した上昇で、遅行線も雲と実線を一気に上抜けて安心感がある。
需給面では信用買い残に関して震災前に比べると、TOPIX算入効果もあってむしろ減少しているくらい。特に上値に重石となるようなしこりの存在も確認できず、上値が軽いわけでもないが重いわけでもないというレベル」
今回は自社株消却を発行済み総数の21.5%分行うということですが、単純に言えば1/(100%−21.5%)=27.4%既存株主価値が上昇するということですから、株価もそれだけ上がっても良いはずです(なお、会社発表の一株利益の数字は、元々自社株分を差し引いてあるので変化なし)。しかし13時に急騰してから株価は上値をジリジリと切り下げてしまいました。
これに先だって500円で下げ渋る、という動きがあったので、事前に察知していた誰かの買いがあった分が差し引かれているという感じですかね。怪しさはありましたが、そのお陰で臭いを感じ取ることができました。
誰かが言ってましたけど「テクニカルはウソをつけない」ということで、約定は記録に残るわけですから「騙し」の入る余地は限られます。テクニカル分析をすることはやはり非常に有益だということです。
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★6/6 イノテック(9880) 533円→600円 上昇率12.6%
★5/23 アークランドサカモト(9842) 1055円→1140円 上昇率8.1%
★5/18【売り】大日本スクリーン(7735) 705円→650円 下落率7.8%
★5/16 タクマ(6013) 334円→372円 上昇率11.4%
★5/12【売り】トクヤマ(4043) 430円→400円 下落率7.0%
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