今週のお題「最近、ハマっていること」
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足下の反発局面は投資のチャンス!
天与の買い場を逃さないようにしましょう。
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日経平均は反落。前日のNYはFOMC議事録によると「近いうちにFRBが追加的な債券買い入れを実施する必要がある」と追加緩和を示唆したものの、ダラス連銀総裁が講演で「量的緩和第3弾(QE3)の実施は無く必要も無い。QE3は米金融街の幻想」と発言したことを受けて、QE3期待感が後退。
今年初めてのFOMCで、ハト派(金融緩和派)が増えたことでFRBの姿勢がどう変わるかに注目でしたが、思ったよりハトっぽくないということで、失望感に繋がった様子。
またここまで調子良く上げていたApple株が反落となったことも、指数的には逆風に。Appleの時価総額が高くなってきたことで、指数に占めるAppleの影響力が強くなっていることから、500ドルを超えたことで値が振れやすくなっているのは不安定要因となっています。
それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただ引き続き金融緩和効果があって底堅さが目立ち、前場は前日終値を挟んだ値動きで推移しました。アジア株安もあって引け際に失速したものの、昨日の大幅高の反動も小さく小幅安。
売買高は24億株、売買代金は1.3兆円と昨日に比べて減りましたが、それでも高水準でしたから、買い需要の強さを感じさせる一日でした。
投資判断は「買い」。日銀の金融緩和はようやく日本発の好材料となり、世界にも存在感を示すことができました。売買高も昨日から膨らみ、18営業日ぶりに一日の値幅は100円を超えました。
為替が円安に転じてきたことで、明らかに相場の流れが変わった印象です。特に昨日は内需→外需への移り変わりが鮮明で、例えばグリー(3632)やオリエンタルランド(4661)など、直近まで好調に推移していた大型内需株も売られ、一方でソニー(6758)やマツダ(7261)といった直近までとにかく売られた大型外需株が値上がり上位にランクインしてきました。
また一方で大型株に力強く上げる銘柄が増えて、小型株はイマイチ上がらないという状況でした。外需が多い大型株は円安を受けて買われ、特に流動性が高いことから外国人の買いを受け止めやすくなっています。
需給が崩れていて売り板の厚い銘柄ほど、出遅れ感もあり株数も多く買いやすいからです。一方で新興市場なども含めた小型株は内需が多いですから、先行してここまで上げていた分相対的に換金売りに遭った感じです。
結果、出来高も8/9の急落時以来の高水準。丁度そこから半年という信用期日の通過日にも該当し、タイミングとしてはドンピシャだったと言えるのかも知れません。半年前はそこから緩やかな下落トレンドに移行しましたから、今回は逆に緩やかな上昇トレンドへの入り口に入ったと見て良いと思います。
昨日急騰した背景には、その他色々な要因が重なったことも挙げられます。ヘッジファンドの俗に言う「45日ルール」の期限に該当し、ショート(売り)ポジションの買い戻しが入りやすかったこと、また中国の欧州支援が報じられて、未だ解決が見えてこないギリシャ問題に対する支援材料になったことなどです。
とにもかくにも、相場の転換点には何らか政治的な決定があるものです。正直言ってたった10兆円の増額程度で相場の転換点が演出されるのであれば、もっと早くやっておけよ、とも思うのですが、上述のように色々なタイミングが上手く重なりました。インフレターゲットに近い目標を設定した「姿勢の変化」も大きかったのかも知れません。
これで先進各国が金融緩和でお金ジャブジャブになってきましたから、少なくとも株は上がります。景気がどうなるかは全くの別問題として、株や商品市場といった「投資資金が入ってくることで値の上がるもの」は全て上がります。
全体的な方向性は引き続き上に見ていくべきですが、勿論短期的には下げる場面もありますし、前々から予告しているとおり来週辺りは一旦私も「買い」の口上はトーンダウンしようとは思っています。
前回「日経平均のオプションではGSが9250円のコールを買っているということなので、少なくとも彼らは9250円まで持っていこうという腹づもり」と書きましたが、思ったよりもあっさり達成してきました。
で、目先水準的な目標をどこに持っていけば良いかというと、TOPIXが8/5の急落で開けた窓(809〜824)を埋めに行く程度、すなわち現値水準より3%程上のところを目指すのが、しっくりきます。
ギリシャ問題は11日のブログで「また15日に決まらない可能性もある」としましたが、案の定20日まで延期となりました。それによってユーロがまた安くなり「互いの通貨を安くする戦争」のような感じになっています。
アメリカのチャートもやや腰折れしたような感じで、ここで若干外部環境に不安感も出てきましたが、それでも出遅れ感の強い日本株にはもう少し抗う力が残っているものと思われます。
新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に軟調。昨日からの相対的な小型株売りの流れに沿った動きとなりました。JASDAQなどは手詰まり感も見られることから、値上がり率上位にはやたら低位株が目立つ感じに。いずれは買い遅れた個人投資家の物色が集まってくると思いますが、もう少し時間がかかるようです。
一方東証2部はギリギリプラスを保ち、23年ぶりの23連騰とのこと。ここだけは別格のようです。
【ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は反落。昨日は金融緩和による恩恵を受ける業種として、引き続き銀行株に強い買いが入る流れに。海外マネーの入りやすいメガバンクには特に買いが集まって、指数を押し上げる原動力となりました。
本日はその反動もあって一服。ギリシャ支援の不透明性や、ムーディーズによる金融機関の格下げなども懸念材料に。
またやはり130円という到達感で、ちょっと足踏みの状態が続きそうです。130円は10年7月に行った60億株にものぼる公募の価格であり、それから年月が経っているとはいえ、やはりまだ一定の売り圧力を感じさせる水準です。
それでも本日の出来高も膨らんできていることから、日柄調整も比較的短くて済みそう。基本スタンスは引き続きホールドで問題ないでしょう。逆にこの水準を明確に抜けるようであれば、上値追いの動きはまた一段と足が速まりそうです。
GCAサヴィアンG(2174)は大幅反落。昨日出した決算はイマイチとは思っていましたが、予想以上のダメっぷり。今期ファンドの売上を計上しない分の剥落であり、アドバイザリ業務は増収増益ということでしたが、それでも増収幅もイマイチ。
結局四季報予想を大きく下回ったことや、ここまで期待感先行で上げていた分の反動安となりました。普通ここまで悪かったら自社株買いや消却などセットで出してきそうなものですが、むしろストックオプションの設定などをしてきたり、会社側は案外涼しい顔をしています。
いずれにせよ、昨年はファンド益計上による会計数字の肥大化から大幅高した経緯があっただけに、いくらファンド分の剥落とはいえ、その逆の反応が出てくるのは間違い有りませんでした。それでも個人的にはむしろ下げ幅は大人しかった印象すらあります。まあ板などを見ていると引き続き「大口に管理された相場」ですから、大口さんの胸先三寸なんですけど。
一応テクニカル的には一目均衡表の雲に下支えられる形で、特に遅行線が雲に支えられたことで下げ止まりとなりました。まだ売り圧力は強い感じですが、仕切に会社側が口にしている「今期東証1部上場」という期待感もありますから、もう一ヶ月くらいは長期トレンド転換に望みを託しても良さそうです。
さて、本日は一銘柄買いポートフォリオに加えたい銘柄があります。安川電機(6506)です。
産業用ロボットの大手ですが、先月出した決算は下方修正。法人減税を受けた調整額を計上することで、最終利益のみ10億円の減少となりました。
これはあくまで会計上の損失であるため実損ではないことや、むしろ警戒されていた下期が予想を上回るスタートを切れたことを受けて、決算通過後に買われる展開が続いています。また来期に対する業績回復期待から、各アナリストなどの評判も上々。
また足下の金融緩和局面において、為替が円安に振れることで主要顧客の自動車産業が盛り上がるため、外需銘柄としての恩恵を受けることが可能です。
チャート的にも上放れの感じになってきて、昨年8月以来の高値を付けてきています。MACDや一目均衡表の三役好転など上昇トレンドは鮮明で、ストキャスも好転しています。上値の200日線さえ突破できれば、以後ボリンジャーバンド+2σに沿った上昇を期待できます。
信用倍率も足下では貸借倍率が改善していることから、売り長に転じている可能性があります。目標株価は800円に。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。
【注目銘柄】
プレス工業(7246)は続伸。前回も当欄で取り上げましたが、当初目標とした450円に本日無事到達してきました。
下記に1/25に配信したメルマガから取り上げ根拠を記載します。
「トラック用フレームや建機用キャブ(運転席)の製造。タイ洪水被害も大きかったが、主力のトラック部品需要も底堅い。売上の1/4を占める建機向けキャブも好調で、中間期は増収を確保。下期の景況感改善期待から、通期では営業増益も見込む。また新興国への進出意欲も旺盛で、来期からインドネシアへの進出も。
株価は夏場以降ボックス圏推移を強めてきたが、足下の地合好転により上放れつつある。テクニカル的には5日〜200日までの各移動平均線を上抜いて、本日は終値ベースでも8/11の急落以来の高値を付けてきた。上値は軽い状態であると捉えられる。
MACDやパラボリックといったトレンド系シグナルは好転。また一目均衡表は三役好転の形を示しており、上値追い継続の形。ストキャスは暗転しているが、高値で再好転の兆しあり。ボリンジャーバンドは+2σを突破してきたが、出来高を伴った突破であり、目先+2σを拡大させながら上昇させていく形が想定される。
また、週足でも各移動平均線を上回り、かつ各指標共に上昇トレンド継続を示唆。一目均衡表の遅行線が来週にも急落時を通過することで実線部分を上抜ける予定であり、一段と上値は軽くなる見込み。
需給面では長期的に緩やかな上昇トレンドであるためバランスが良い。特に昨年7/28の高値452円を付けてから、半年の信用期日を間もなく通過することで、日柄的な需給バランスも改善される。信用買い残は差し引き50万株ほどあるが、日々の出来高との比較では返済売りを十分こなせるレベル。
予想PERは7.8倍で東証の輸送用機器の業種別平均PER8.1倍との比較では割安。一方PBRは1.0倍で同0.7倍との比較では割高である」
ちなみに昨日は同社の代わりになる銘柄を有料メルマガで取り上げました。そちらもまた目標達成が見えてきたら当欄で報告致します。
その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。
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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。