KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日銀金融政策決定会合の失望で6日続落

今週のお題「夏に聞きたい、怖い話」
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日経平均は続落。前日のNYはFOMC議事録でQE3期待感が遠のいたことを嫌気して軟調。それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。後場に控える日銀金融政策決定会合に対する様子見姿勢から、売り買い手控えられる流れに。ただ、オーストラリアの雇用統計が悪かったことを受けて、10時半頃から売られました。

そして出てきた決定会合の結果は、市場予想通りの「何も無し」。発表直後は一瞬円安に振れたことで売り方の買い戻しが出て、急速に値を戻す流れに。しかし、その後は再度冷静に売られる流れになって、8700円割れ寸前まで。結局本日の安値圏での引けとなりました。一応売買代金は後場動いた結果、久しぶりの1兆円台乗せに。


投資判断は「中立」。悪い意味で予定通り決定会合で何も出ず、これで日本株はトレンド転換のきっかけを失いました。今までは下値切り上げ型の中立をイメージしていましたが、これで売りに近い中立に。流れは8500円を目指すものになってしまっています。

本当はアメリカのQE3観測後退でも、為替が円安に振れることで日本株の下落圧力は多少緩和され、加えて日銀の追加緩和が無かったことで、更に円安圧力が強まる・・・はずでした。ところが、一瞬反応しただけで、後場は更に具合が悪く。前回「8800円〜9000円のレンジでの動きとなりそう」としましたが、あっさり下限を割り込んでしまいました。

もうどうしようも打つ手無いですね。パンダの赤ちゃんもまさかの亡くなってしまいましたし、小沢さんの新党の名前はまさかの「国民の生活が第一」ですし、何にも良いことは無い感じです。個人的には生活の前に「今の」と付けるべきだと思いますが。増税反対は良いとして、じゃあ未来の子供のために財政再建をどうするのか、という視点が見えません。

それはともかく、明日は3連休前ですし、益々手詰まり感の強くなるばかり。チャート的にも25日線を割り込んでしまったため、下値の支えを一つ失いました。材料で反発しない限りダラダラした下落が続くものと思われます。

ちなみに本日発表の投資主体別売買動向では2週続けて個人・外国人揃って売り越し。買い主体が見えない中で、厳しい展開が続いています。(ただし外国人は先物は大きく買っています。)


新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。後述のようにネット関連株に外資証券の格上げが目立ち、サイバーエージェント(4751)の上昇に牽引される形でマザーズ指数は堅調。一方、JASDAQは軟調でしたが、東証1部に比べれば下落幅はマシという感じで、総じて底堅い印象でした。

個人投資家が引き続き活発に動いており、例えば個人投資家大好きと言われるソフトバンク(9984)は地合に逆行する形で年初来高値更新と強さが際立っています。個人的にもIT銘柄はこの地合で買い安心感の強い好業績内需銘柄の代表であり、SNS関連株も含めて買いやすいと見ています。


ポートフォリオ銘柄】
ソネットエンタテインメント(3789)は続伸。本日は窓を開けての急騰となりましたが、モルガンスタンレーによるインターネットセクターの投資判断強気見通しが追い風になっているとの見方。同業のIIJ(3774)も買われ、地合に抗ってしっかりの動きが出ました。

また、同社は24日に上場するエニグモ(3665)の筆頭株主ということで、最近のIPOブームに絡んで期待感も高まっているとのこと。確かにソーシャル・ショッピング・サイトの運営ということで、今風の事業は人気化する素地が強そうです。

株価的にはやや短期過熱感も出てきて一度調整に入りそうですが、基本は好業績持続銘柄ですから、しっかり買われて然るべき銘柄と思います。他の支配銘柄であるDeNA(2432)やエムスリー(2413)もしっかり。しっかりしていないのは親のソニー(6758)だけ。ちなみにソニーは再度の1000円割れとなってしまいました。


クロミル(3730)も続伸。引き続き地味な動きながらも終値ベースでは年初来高値更新となってきました。こちらも上述のようにネット株が買われやすいという地合に乗り、需給も良いので相対的な優位性から選択されている感じです。

また足下で小沢新党発足による解散総選挙を睨んだ選挙関連株としての見方もあるでしょう。もしもしホットライン(4708)もここ最近は強い動きが目立っており、株式市場は期待感を持って政局を眺めている状況です。


さて、本日は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それは丸紅(8002)です。

足下アメリカの干ばつによってトウモロコシ価格が急騰。これが結果的にアメリカのQE3観測を萎えさせる一因になっているのですが、それによって日本の株式市場ではクミアイ化学(4996)や日本農薬(4997)といった農薬メーカーが動いています。

今日のところはさしあたってトウモロコシ価格は一服し、それによって農薬メーカーも反落しているのですが、基本は上昇基調が続くものと見ています。世界が不景気になれば原油の消費量は減りますが、増え続ける人口の中で腹は皆一様に減ります。

話は逸れますが究極の資源は食料でしょう。古来、戦争の原因となったのは食料確保のためでした。食料をより多く安定的に調達するためにジンギスカンユーラシア大陸を支配しましたし、日本の戦国大名も石高を競いました。

この図式は世界の肥満の1/3を引き受けたと言われるアメリカを筆頭に、先進国が過剰に食料を集めることで結果的に薄らいでいましたが、今までカロリーの摂取が出来なかった貧困国も少しずつ力を付け、爆発的に増える人口を養えるようになってきました。と言うわけで、再度資源の奪い合いは食料に回帰することになってくるでしょう。

勿論トウモロコシばかり皆食べているわけではありませんが、トウモロコシは家畜の肥料にもなりますし、様々な飲料の原料に使われたり、多種多様な用途があります。簡単に大量に育てられて、様々な原料になることで、アメリカの国力の源泉とも言われるトウモロコシ価格の急騰は、世界経済の先行きを占う上でも無視することはできません。

それで、トウモロコシを含む穀物の価格が上がれば儲かるのは商社。中でも米国第三位の穀物商社ガビロンを買収し、今では穀物取り扱い高で世界首位となった丸紅に恩恵が大きいと見ました。

まあ丸紅も総合商社ですから穀物だけ扱っているわけではないので、他の商品価格の下落はマイナスに働きます。それでも投資家の思惑による買いも期待できますし、利回りの高い総合商社株も一つはポートフォリオに入れておきたいと思いました。

正直チャート的にはまだ下押しの余地があり、できれば500円割れ程度のところで買っていきたいですが、まあ大体良いところまで押してきたので、明日の寄り付きで買いポートフォリオ入れ。目標株価は600円とします。


【注目銘柄】
サイバーエージェント(4751)は大幅高。こちらは9日配信の有料メルマガでも「良い」と言っていましたが、昨日正式な形で取り上げ。そして本日はたまたまモルガンスタンレーによる投資判断最上位を受けて、朝方から買われる展開となりました。

コンプガチャ問題で急落した後の5/10戻り高値218000円手前までありましたが、目標株価はまだまだ上。他にもSNS関連株を軒並み積極的に取り上げていますが、明らかに5月とは風向きが変わった印象を受けています。またそれぞれ目標株価に到達すれば、取り上げ根拠などを掲載します。


ダイト(4577)は反発。こちらは10日に決算を受けて有料メルマガで売り銘柄で取り上げ。前期数字は上ブレ着地、増配ともなったものの、今期の成長鈍化が失望売りを誘い、昨日は大幅安で値下がり率上位。本日も反発とは言え1円高と弱い動きが続いています。

市場が弱い中でディフェンシブ性が本来は期待されるはずですが、ちょっと需給が暗転してしまいました。もう一段安は十分に考えられるでしょう。ちなみにこの銘柄に関しては、週末に別途レポートでも取り上げる予定ですのでお楽しみに。


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他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。