ドバイ話のつづきです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20140330.html
私はラクダを生まれて初めて生で見ました他の観光客も「Oh」と嘆声を挙げて皆パシャパシャ記念撮影ただ私は実はガイドブックに「この最初の地点で記念写真を撮ってはいけない。これは実は有料なのだ。後でゆっくり無料で撮る機会があるから我慢すべし」とあったのを思い出しました。その後もコンドルが居たりして、皆パシャパシャ撮りまくっていますあーあ、皆ダマされちゃって
・・・しかし、その後も特段お金を請求されている様子はありませんでしたあり?またしてもガイドブック情報はデマだったようです
ここでちょっとした事件が発生し、人だかりが出来ていましたなんだなんだ、と野次馬根性で見てみると、西洋人のおばあちゃんが足から流血して倒れていますしかも結構激しい流血ぶりで、最初は獰猛な砂漠の動物に襲われでもしたのかと思いましたが「転んでしまった」とのこと。ただ、どういう転び方をしてこんなに激しく裂傷を負ったのかは不明です
間もなくタンカが運ばれて来ましたが、おばあちゃんは「大丈夫」と言っています。ただ結構な出血ですから、どう考えても大丈夫じゃないだろう、と私は思っていました
その後おばあちゃんがどうなったのか、私は顛末を見守るよりもバディの外国人親子から離れないようにするのに必死でしたこんな言葉も通じない砂漠の真ん中で置き去りにされたら死んじゃうので真っ赤なシャツのパパはあらゆる事象に興味が無いのか、この5~60人の観光客グループの先陣を切ってドンドン先に進んでいきます私はもう少しゆっくり見ておきたかったのですが、尾行するように微妙な距離感を保ちながら付いていきます
少し行くと長イスが並んでいる広場に出ました。そこでは今からファルコンの狩りのショーをやるとのこと。ファルコンは「ネバーエンディング・ストーリー」に出てきた竜のような動物・・・とは全く異なり、猛禽類のハヤブサです。
真っ赤なシャツのパパが座った後ろの席に、さり気なく私も腰を下ろしますしばらくすると、やがて広場の中央に腕にファルコンを乗せたサングラスの男性が現れました。彼はあのお昼の国民的番組の司会者・・・ではなくて、インストラクターファルコンは目隠しをされて、男性の腕の上でジッとしています。
↓ちなみにこの赤いシャツを着ているのが国籍不明なパパさん
全員が着席したのを見届けて、男性が早速説明を始めました。当然英語で結構長い時間(10分くらい)説明していましたが、私には全くのちんぷんかんぷん
やはり外国らしくジョークを交えて言っているので、時折皆が一斉にドッと笑います何のこっちゃかよくわかりませんが、私はそのタイミングを逃さないように神経を尖らせながら、まるで理解しているかのように一緒に笑っていました(一つだけ「ファルコンが餌をガールフレンドの尻と思って飛んでいく」みたいなことを言っているのだけわかりました)
ようやく説明が終わると、いよいよファルコンの目隠しが取られ、実演の時間です男性が「Go」と言うとファルコンはものすごいスピードで飛んでいき、あっという間に夕暮れ空の点になりました
このままどっかへ行ってしまうんじゃないかと思いましたが、上空をグルグル獲物を探して旋回していますやがて男性が手元に持ってる餌(ネズミの肉)をヒモの先に括り付けたものをグルグルと回してファルコンにアピールします。
↓中央の点がファルコン。右下の砂漠と空の境界線くらいにある線状のヒモが餌(共にわかり辛くてすみません)
しばらくするとそれに気付いたファルコンが、今度はものすごいスピードで男性めがけて突っ込んできます危ない
しかし当然男性は慣れた感じでヒョイッとファルコンをかわします餌を採り損ねたファルコンは、勢いそのまま再び上空に飛び去って、再度餌を探すために旋回こうやって3度くらいファルコンを弄びます
男性が「もうそろそろ餌をあげようかな?」と言うと、次の瞬間ファルコンはようやく餌をゲットそのまま地面に着地して食べます。皆ここで拍手
↓男性の足元で餌を食べるファルコン
ショーが終わるとすかさず立ち上がる赤シャツのパパ余韻を楽しむでもなく用済みとばかりにさっさと戻っていってしまいます奥さんも子供もすかさず付いていくので、私もやはり離れないようにあとを追い掛けていくのでした(つづく)