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日経平均は本日反落。金曜のNYが弱かったことから日本株にも朝方から売りが先行。そこにユーロ安が急激に進展して、一気に上値を重くする流れになりました。その後は重要イベントを30日に控えることや連休の谷間であることから積極的な買いも出にくく、場中に出てくる決算も市場予想に届かないものが出てきて相場を冷やす流れに。売買高は17億株台、売買代金は1.6兆円台と低調でした。
投資判断は「売り」。金曜の安値での攻防戦になるかと見ていたのですが、今日はユーロ安にトドメを刺された格好に。ただそのユーロは何故安くなったのか確たる理由もハッキリしないまま、その後は欧州時間にかけて1円近い円安進捗になっています。その流れもあって、日経平均は引けでは値を戻し、マイナスながらも十字線となりました。売り方の買い戻しやドレッシング買いも一部ではあった様子。
ともあれ、明日日本市場はお休みなので明日のNYまでの動きを見てみたいところですが、基調はやはり弱いままであると見るべきです。
30日は日米共に中央銀行の金融政策が出てくるわけですが、特に日本は前回の決定会合で黒田さんがあれだけ「需給ギャップが埋まっている」と言いましたから、GW前に何か出る可能性は極めて低いでしょうし、来月2日の雇用統計もすぐありますから、アメリカのFOMCで何か出るとも考え辛いです。ですから今の流れ、すなわち下落基調が大きく変化するとは思えません。
当然個別では決算があるので、それぞれ買われるものはあるでしょう。今週から段々と発表件数も増えてくるので、決算発表前には思惑買いもありそうです。ただ、前々から繰り返しているように、今決算シーズンほど期待値が高まらないのも珍しいと思っています。消費増税の影響や人件費の上昇が企業収益を圧迫するのが目に見えているからです。
特に昨日の日経1面からシリーズで載っているように、人が足りないことでむしろ減益リスクすら高まっています。ゼンショーHD(7550)のすき家が人手不足で次々「一時閉店」「休業」を余儀なくされていますが、これは何もすき家だけに限ったことではありません。
↓すき家の惨状を示す話アレコレ。
http://contractsonline.net/?p=42
http://www.j-cast.com/2014/04/25203243.html
あまりにも急激に景気回復の波がやってきたので、建設、トラック、介護、SE・・・などなど、様々な業界が回らなくなってきて、それがむしろ事業継続すら困難にさせています。例えるなら過剰に栄養を与えてしまったのでショック死するようなものかも知れません。ファーストリテイリング(9983)も全社員を正規雇用に切り替えるなど、対応に追われています。
なので、今期業績を楽観的に見られる業界は限られてくると思います。株価はまだまだそれを織り込んでおらず、決算を受けて下がる銘柄の方が多いでしょう。であれば、やはりまだ地合は悪い状態が続くと考えるのが自然だと思います。
新興市場は「中立」。本日は両指数共に軟調。週末のNASDAQの下落を受けてIT関連系の多いマザーズ指数の下げが特にきつくなりました。後場も断続的に売られる流れに。一方のJASDAQの方は特にJASDAQ-TOP20がしっかりでした。本日引け後に決算を予定していたガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)がしっかりしていたことが背景に。そしてそのガンホーの決算が好決算だったことで、PTSでは買われる展開になっています。
ゲーム株に関しては明暗がはっきり分かれる展開で、東証1部ではボルテージ(3639)やKLab(3656)、といったところが軟調。今やゲーム株が一斉に買われるという時代ではなくなり、そういう意味ではまともな評価が必要になってきました。ですからガンホーの好決算がそのまま新興株買いに繋がるかどうかは微妙です。実際、同じく新興主力で好決算を出したサイバーエージェント(4751)は既に買い疲れ感が出ています。
いずれにせよ、引き続き新興市場はNASDAQの値動きに警戒すべきで、モメンタム株に対する投資家の目が変わるタイミングを虎視眈々と推し量らないといけないでしょう。
【ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は小じっかり。ただ地合が悪い中でしっかりと言え、TOPIX下支えの要因となりました。先週末には北越銀行(8325)や四国銀行(8387)、宮崎銀行(8393)など、全国の地銀が業績の上方修正を出しており、銀行セクターの好調さを示す反面「金融庁が全地銀の一斉点検を開始」と報じられ、強弱感が対立する格好になっています。
その流れを汲んでメガバンクの決算も良いと思われ、安心感もありますが・・・正直地合の悪化にはなかなか抗えないのではないでしょうか。市場の商いが細っていく中で信用買い残の累積も多く、ちょっとこの200円前後での横ばいで何とか水準維持が精一杯か。当面日柄調整が必要と思います。
ノバレーゼ(2128)は反落。引け後に第一四半期決算を発表してきましたが、大幅な増収及び4期ぶりの黒字転換に。会社計画達成に向けて順調な滑り出しだったと思います。ただ昨今の決算シーズンは好調な決算を出しても出尽くし感が漂う場合がありますから、明後日の値動きには注意。ちゃんと決算を評価して買われる動きが出るのであれば、年初来高値更新も容易いものと思われます。
売り銘柄の日本取引所G(8697)は大幅安。本日正午に決算を発表、今期の大幅な減益見込みが嫌気される形に。まあ言わんこっちゃないという感じですね。正直自社株買いでもセットに出してくるかと思ったのですが、素直にそのまま出してきました。
今期見通しの前提条件も株式で一日辺り2兆1000億円、日経平均先物が21.1万単位など、それぞれ現状の数字から大きくかけ離れた意欲的過ぎる数字。正直、超高速取引を呼び込む施策(呼び値の細分化など)、また四半期決算の開示見直しの動き(こちらは経済産業省の提言)など、バカな施策ばかりやってて市場のボリュームが増えるわけがありません。この大幅な減収減益見通しでも、楽観過ぎる印象があります。
まあこの辺りは政府や日銀の対応次第で変わってくるので何とも言えませんが、いずれにせよ現段階で投資家に対して説得力のある数字では無いことは確かです。個人投資家の育成を疎かにする施策ばかり採っているからこうなるんでしょうね。ともあれ同社株の先行きが日本株全般の動きを先行する癖もあり、ちょっと先々の日本株の軟調さを暗喩している印象でもあります。
同じく売り銘柄のファーストリテイリング(9983)は続落。年初来安値を更新してきており、本日の日本株押し下げ要因にもなりました。また先般指摘したように、本日引け値基準でTOPIX浮動株調整係数の変更があり、同社は比率を下げられる方向になっていましたから、引けで売りが出てくるのを見越す動きも。こちらもやはり日本株の先安感を先見している銘柄と言えそうです。
さて、今回は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはキッコーマン(2801)です。
醤油でお馴染みの同社ですが、先週末に決算を発表し、今期も増収増益を見込む数字を出してきました。ただ原材料価格の上昇などから、増益率は鈍化の見通し。それでも同時に自社株買いも発表したことで、本日は上場来高値更新の場面がありました。しかしその後は地合悪化もあって売りに押され、長い上ヒゲに。
今回の決算で特に注目すべき点は、いよいよ売上が国内よりも海外の方が多くなったという事実。実際、昨年色々な国に行かせてもらいましたが、例えば朝のバイキングなどで日本食を提供するホテルには必ずキッコーマンの醤油が置いてありました。
醤油は和食には欠かせないものですから、昨今の和食の無形文化遺産登録は追い風ですし、先日もオバマ大統領が安倍首相と寿司を食べにいきましたが、鮮魚には醤油が欠かせませんね。今後訪日外国人の増加で日本食の素晴らしさを知った外国人のマストアイテムになる可能性は十分あります。
株式的な観点で言えばやはり2000円という高値を遂に突破して、信用売り残も差し引き約16万株と売り長ですから、今後は売り方の買い戻しが期待できます。
いかんせん売買単価が高いのが玉に瑕ですが、まあ株式市場的には単価の高い銘柄ほど買われやすいというクセもありますし、地合が今後悪化する中でもこういったディフェンシブ系の銘柄は影響を受けにくいですから、緩やかな高値更新波動入りを期待します。目標株価は2500円。30日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。
【注目銘柄】
日本BS放送(9414)は続落。こちらは22日配信の有料メルマガにて買いで取り上げ。その後地合が悪い中でも買われる展開になって、本日も再度上場来高値更新の流れになりました。ただ引けにかけては力尽きた格好に。
直近IPO銘柄ですがしばらくIPOが無いことでセカンダリに資金が向かいやすいこと、同じく上場来高値更新を続けているビックカメラ(3048)グループであることなどが買いに繋がりやすいと見ています。当然目標株価はまだまだ上に見ているので、目標株価到達し次第、また当欄にて買い根拠などを取り上げます。
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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。