ここ地元高岡で10/1(木)~5(月)まで「高岡クラフト市場街」というイベントをやっていました高岡市は昔から銅器や鋳物が盛んな工芸都市で、1986年から「クラフトコンペ」というものを開催しています銅器などだけではなく、全国の様々なジャンルの工芸作家さんの作品を公募して、上位入賞者の作品を展示販売するというものです。正直、私がこのイベントを本格的に知ったのはここ5,6年のことですが
ただ市や商工会などの頑張りもあり、年々規模が大きくなってきています今年も「クラフトコンペ」を核として、街全体で工芸を盛り上げていこうという取り組みが今回の「高岡クラフト市場街」でした。街のあちこちのお店や施設で色々な作品が展示され、実際に見て触れて、製作体験してみたり使ってみたり、静かなお祭り的な感じになっていて大賑わいぶっちゃけ今年は特に大勢の人が来ていて、恐らく過去最高の人出だったのではないでしょうか
http://ichibamachi.jp/program.html
ちなみに同時期に「高岡万葉まつり 万葉集全20巻朗唱の会」というのもやっています平成元年に始まったこのイベントは、3昼夜ぶっ通しで万葉集全20巻4,516首の歌のすべてを、リレー方式で歌い継ぐというもの皆色々な衣装を着て、単に読み上げるだけではなく、ギター片手にメロディーを付けて歌ったり、踊りながら歌ったりその辺りは読み手の自由になっています。ご興味のある方は是非来年参加してみてください
http://www.takaoka.or.jp/manyo/rousyo.html
ところで、私の大阪時代の友人が陶芸家で、全国の様々なコンテストに作品を出し、色々なところで賞を取っています一昨年にこの「クラフトコンペ」で入選し、今年もまた見事入選しかも今回は2作品も入選したということで、高岡大和で展示されていました実は高岡のクラフトコンペですが、夏場に先んじて東京銀座松屋の「東京展」で一部作品が紹介されていたので、既にご覧になられた方もおられるかも知れませんね
というわけで、そんな彼が高岡にやってきて、夜に久しぶりに一緒に飲みましたちなみに彼の様々な作品や受賞歴は以下のHPで確認できます。
http://tougeifujioka.jimdo.com/プロフィール/
そして何と今度は来年1月末~東京ドームで開かれる「テーブルウェア・フェスティバル2016」において最優秀賞を受賞彼の作品が東京ドームの真ん中の方で展示されることになったそうで、何かすごいことになってきました
https://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/23th/event/
というわけで、機会がありましたら是非「藤岡光一」君の作品を見に行ってやってくださいネットで検索すると既にファンも付いている様子将来大先生になる可能性を秘めていますから、今のうちに青田買いしておくのも手かもなんて
まあ実は私昔から美術の評価が「2」(しかもお情けで「1」にならなかったレベル)で、芸術の都市で育ちながらも全く美的センスとは無縁ですそれでも彼の作品は全体的に優しさと暖かみが出ていて、その人柄がそのまま作品に滲み出ているような。ありがちなコメントしかできないのが私の美的センスの乏しさの証拠ですが、でも本当にそんな感じだと思いますね将来いつNHKの「美の壺」などに彼が登場するのかが楽しみでもあります
工業品には無い、一品物の価値ロレックスの時計やアルマーニのスーツも良いですが、万人が評価したブランドではなくて、何か一つでも自分の目で選んだこだわり、自分の価値観にピッタリのものに出会えると良いですねそういうものと共に生活できると、人生はもっと豊かになるかも知れませんそういった物と巡り会いの機会にもなる「高岡クラフト市場街」はまた来年もやるでしょうから、その際は是非皆さんお越しください