父の話の続きです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161016.html
実は以前から老健側から「特養の方に移って欲しい」と言われてはいました。あまり長期間同じ施設には置いてもらえないので。なので、家から近いとある特養に申し込んではありました。ところがご存じのように介護施設はものすごく入居希望者が多いことから、3年程前に申し込んだ段階で「今は大体30番目から40番目くらいの間での順番待ちでしょうかね」と言われていました。
また、介護できる家族の有無、患者を含めた様々な状態、介護度などを総合的に勘案し、優先順位の高い人から申し込みが来ると順番は平然と抜かされてしまいます。そのため既に老健に入ってる父の優先順位は低い位置付けでした。なので老健でも仕方無く継続して置いてもらっていた、という事情がありました。
ところがいよいよ痰が切れない身体になってきたものですから、老健のケアマネージャーの強い押しもあって、急遽その特養への入所が決まりました。
荷物をまとめて長年お世話になった職員さんに別れを告げると、我が家の車は車いすごと乗せられる福祉車両でしたから、父と母を乗せて次にお世話になる特養施設へと自分達で向かいました。今思い返せば、これが親子3人での最後のドライブになりました。10分にも満たないわずかなドライブでしたけれど。
新しい施設に着くと、まずは施設長やケアマネージャーなど、7人ほどの職員さんと共に簡単な入所式が行われました。お互い挨拶をして、父も正直ほとんど聞き取れない声でしたが自分の名前を名乗りました。
入所式を終えると、まずは部屋に案内してもらいました。正直先の老健よりは古い建物でしたが、全般的に清潔感はありました。個室になっていて料金はやや高かったのですが、そのうち空きが出たら安い二人部屋に移れるということでした。「とにかくこちらで最期まで面倒みさせてもらいます」ということでしたが、結果的には1ヶ月も満たない短い付き合いになるのでした。(つづく)
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161016.html
実は以前から老健側から「特養の方に移って欲しい」と言われてはいました。あまり長期間同じ施設には置いてもらえないので。なので、家から近いとある特養に申し込んではありました。ところがご存じのように介護施設はものすごく入居希望者が多いことから、3年程前に申し込んだ段階で「今は大体30番目から40番目くらいの間での順番待ちでしょうかね」と言われていました。
また、介護できる家族の有無、患者を含めた様々な状態、介護度などを総合的に勘案し、優先順位の高い人から申し込みが来ると順番は平然と抜かされてしまいます。そのため既に老健に入ってる父の優先順位は低い位置付けでした。なので老健でも仕方無く継続して置いてもらっていた、という事情がありました。
ところがいよいよ痰が切れない身体になってきたものですから、老健のケアマネージャーの強い押しもあって、急遽その特養への入所が決まりました。
荷物をまとめて長年お世話になった職員さんに別れを告げると、我が家の車は車いすごと乗せられる福祉車両でしたから、父と母を乗せて次にお世話になる特養施設へと自分達で向かいました。今思い返せば、これが親子3人での最後のドライブになりました。10分にも満たないわずかなドライブでしたけれど。
新しい施設に着くと、まずは施設長やケアマネージャーなど、7人ほどの職員さんと共に簡単な入所式が行われました。お互い挨拶をして、父も正直ほとんど聞き取れない声でしたが自分の名前を名乗りました。
入所式を終えると、まずは部屋に案内してもらいました。正直先の老健よりは古い建物でしたが、全般的に清潔感はありました。個室になっていて料金はやや高かったのですが、そのうち空きが出たら安い二人部屋に移れるということでした。「とにかくこちらで最期まで面倒みさせてもらいます」ということでしたが、結果的には1ヶ月も満たない短い付き合いになるのでした。(つづく)