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日経平均は本日反落。朝方からTPP撤退などトランプ大統領の通商政策を受けてドル安圧力が進む中、一気に19000円を割り込む展開に。ただ18900円割れの水準では売り一巡感も出て、一段と円高が進んでも下値を掘り下げる動きにはなりませんでした。中国人民元基準値が元高設定となって、中国株が堅調スタートとなったことも安心感に。
後場は日銀のETF買いが下値を支えて一時19000円回復。ただその後は引けの日経平均採用銘柄入れ替え(大塚HD(4578)In、ミツミ電機(6767)Out)に伴う売買が14時半頃から出て波乱要因に。相対的な大塚HDの金額ベースでの組み入れ比率の高さから、他の224銘柄の売りが引けにかけて出た格好。それに合わせて為替も円高に振れ、安値圏での引けでした。売買高は18億株弱、売買代金は2兆円ちょっと低調でした。
投資判断は「売り」。とりあえずこれまでのところ、日本株に関しては12/15のアメリカ追加利上げ以降、ドル円の円安トレンドピークアウトを通じて株価下押し圧力に繋がっています。12/16に日経平均9連騰なんてことがあったことも今や遠い昔。
反グローバリズムの権化であるMr.トランプがドル高・人民元安に強い懸念を示したこと、また日本を貿易不均衡国と名指ししたことなどもあり、円高圧力が拡がっています。個人的には遂にトランプ氏が為替に言及し出したことで、何かの拍子で突然とんでもなく円高に振れることがあると思っています。ドル円は大統領選挙後、わずか1ヶ月で15円も円安になったのですから、逆に短期間で100円割れだって十分考えられます。
実際、トランプ氏の発言一つで、あれだけ勢いの良かった円安トレンドはあっさり反転してしまいました。思い付きで発言するアメリカ大統領のふとした一言が、世界中の人々の生殺与奪を自由にできる。その権力の大きさに改めて魅了された男が、どのように自分勝手にかき回してくるかは想像の範囲外です。
そういった円高圧力が日本株の上値をとにかく重たくします。極論を言えばアメリカ債券価格が上昇し、同時にアメリカ株も引き続き上がったとしても、日本株は円高を通じて下がり続ける可能性があります。
実需面としても、アメリカの長期金利が低下し、日米の金利差が縮小しています。Brexit懸念が燻る中でヨーロッパの債券が買えない→アメリカ債券買い→短期筋のショートポジション買い戻しとなると、一気に大きな円高に傾く可能性があります。足元最も注視しなければいけないのは、金融市場で世界最大の流動性、時価総額を誇るアメリカ長期債の市場であるのは間違いありません。
トランプ大統領の就任により、身体はマッチョだけれども脳みそが幼児化した、さながら恐竜化したアメリカですけれど、今はそれでも消去法的にそこの債券を買うしかないような状況に追い込まれています。少なくとも機関投資家は現金で置いておく、ということができませんから、よりbetterな金融資産に資金を投じ続けなければなりません。
「そうは言っても9月末→12月末にかけて10円以上円安になったんだから、ここから出てくる第三四半期決算には多いに期待!」・・・なんて今や誰も言っていないですね。とりあえず今の段階では、そこに思いを馳せる余裕は誰にも無いように見えます。
20日に閉幕したダボス会議は、アメリカという主役を欠く中、中国の習近平さんが「保護主義貿易に反対」と強調し頑張っていました。・・・うーん、てかこの方世界最大の社会主義国家のトップですよね?自由貿易の権化であるアメリカが保護主義を訴え、WTOにも渋々加盟した中国が自由貿易を訴える。わずか10数年の間に、世界は全く真逆になってしまいました。習さんがまともに見えるなんて、変化のスピードは恐ろしいものです。
オバマ大統領の就任演説を聴きに200万人が集まったのに対し、トランプ氏は半分以下の90万人(一説には25万人とも。本人は否定)。一方、それくらいの人数が世界各国でデモを行いました。更に民主党議員の1/4は参列せず、支持率も既に不支持率の方が上回っており、一体誰が何のために彼を選んだのかわからない選挙ですね。民主主義って一体・・・。
そんなトランプ大統領が就任し、世界の景気環境が良くなるなんて微塵も思えません。減税策が奏功するということを根拠に、OECDは今年のアメリカの成長率を2.1%→2.3%に上方修正。しかしそんな机上の計算式で景気が良くなるなら、皆やっているよって感じですね。保護貿易がアメリカ国民に物価高となって跳ね返ってくることが、果たしてアメリカの景気を額面通り良くするのか?一年後の答え合わせが楽しみです。
その他「トランプ大統領誕生で株高だ!」と言っていた人のことを今のうちに覚えておくと良いのかも知れませんね。なお、私は現時点まで一度たりともそのようなことを言っていないとここに明記しておきます。
日本株の方はそれらの警戒感が強く、連日の薄商いになっています。薄商いで下がっている、ということは買い手が少ないというわけですから、誰もこの押し目を押し目と思っていない、下がっても買いたいとは思わない、売り方の買い戻しだけがチョビチョビ出る、という感じなのだろうと思います。
投資主体別売買動向では1月第2週は個人がようやく買い越しに転じたものの、たった67億円。NISAが始まって以降昨年まで、個人投資家は少なくとも1月第二週まではガッチリ買い越していたのですけれど、引き続き売り越し基調が変わったとは言えません。今年は株価推移もしっかりしていましたから、ちょっとパターンが違うようです。
個人投資家は新興市場などの値動きの良いところに資金は向かいますが、割安だから、優待が魅力だから、というような長期目線の投資家はNISA枠があっても買ってこないこともわかりました。個人的にはそれは正解だろうと思います。
新興市場も「やや売り」。本日は両指数共に堅調。東証1部が為替でやられる中、為替感応度の低い新興市場が個人投資家などの短期資金を引き受けました。この辺り、目先はこれで良いでしょうけれど、恐らくこれから東証1部が崩れてくる中、特段核となる銘柄もテーマ性も無ければ、いつまでも持ちこたえられなくなってくるのではないかと思います。
【ポートフォリオ銘柄】
売りポートフォリオの大東建託(1878)は続落。売り長の状態であることや自社株買いが入ることもあり、連日小幅陽線ではありますが、ボリンジャーバンド-2σに沿った着実な下落を続けて200日の攻防に。終値ベースでは昨年10/18の急騰以来の安値水準となりました。引き続き決算は良いとしても、受注減に対する先行き不安感が上値を抑えます。
同じく売りポートフォリオのセイコーエプソン(6724)は反落。本日は同社が日経平均採用レースに敗れた大塚HDの組み入れ日でしたが、結局採用決定前の水準まで値を戻してしまいました。であれば、もし今後東芝(6502)が225から外れることになって、同社が組み入れられたとしても、需給要因なんてたかが知れているのでしょうね。またユーロ円高も先行き不透明感に繋がっています。
・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。
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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。